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● 人間関係のパワーバランス 人は皆平等であるというのが基本的人権の考え方です。これに表向きの異論を唱える人はいないでしょう。 しかし、人間は上下関係が大好きなのです。 自分より弱い者を探して、その相手との間に上下関係の契約を作り、理不尽な要求を突きつけることに本能的な快感を持ちます。 「子供たちは、みんな無邪気で仲が良い」というのは幻想です。 他人の善意を無邪気に信じる者は、骨の髄までむしゃぶられて殺されます。 いかなる集団であれ、内部の人間がみな平等ということはなく、暗黙のパワーバランスが存在します。 みんなをまとめるリーダー的存在や、アイドル的も存在もいれば、バカにされている人、使いパシリにされている人もいます。 このパワーバランスは、集団形成時に出来上がり、その後、めったなことでは覆されません。 最初に、こいつは弱い奴だと思われ、いじめに標的にされると、集団の内部で、その人はいじめても良い人間と見なされます。 そして、「臭い、汚い、頭が悪い、卑怯者」などのもっともらしい負のレッテルが後付され、 いじめられても仕方の無い悪い人間であるという意見の一致が固定化されるのです。 このような扱いが続くと、やがて本人も自分は生きている価値が無い人間だと思い込み、抵抗する気力を失っていきます。 一方で、力の強い人間は、周りの者を子分のように扱い、自分の理不尽な要求もやすやすと通してしまいます。 彼(彼女)は抵抗しない、いじめられっ子をいじめることに罪悪感は持ちません。 それは王様が奴隷を扱うのと同じ、上下関係の契約が成立しているからです。 このような関係にならないためには、集団形成時に、毅然とした態度を取ることです。 理不尽な要求には、きっぱりノーと言い、もし殴られでもしたら、殴り返してください。 いじめる人間は、自分のいいなりになる弱い人間を探して標的にします。 そして、上下関係を強要してくるので、それに対して、初期の段階でノーと言うことです。 反撃してくる奴、意志の強い奴だとわかれば、いじめの標的にされることはなくなります。 この際、暴力はいけないとか、みんなと仲良くしなくちゃいけないという建前のお説教は無視することです。 仲良くなっても百害あって一利なしの相手もいます。 人間関係は建前の奇麗事だけで回っているのではありません。 弱いものは食われる弱肉強食の論理も、確実に存在しているのです。 『いじめ研究』の目次へ戻る トップへ戻る▲ページの先頭へ |
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