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恐喝・ゆすり

兵庫県神戸市須磨区の私立滝川高校で2007年7月3日、3年生の男子生徒が校舎から飛び降り自殺をしました。
この事件では、男子生徒のズボンのポケットからA4判3枚の遺書が見つかりました。
そこには同級生5人の名前と、「ウソを言ったら罰金1万円と約束してしまった。数万円たまってしまったが払えない。
成績も下がり、死ぬしかない」などと書かれていたそうです。
県警の調べに、同級生5人は「遊びのつもりだった」と話しました。

県警が同級生の携帯電話のメールの記録を調べたところ、再三にわたり、
現金を要求する趣旨の内容が、自殺した生徒に送信されていたそうです。
その後、県警は9月17日に遺書で名指しされたいじめ加害者1人を恐喝容疑で逮捕しました。

いじめに金品が絡んだ恐喝・ゆすりが入ってくると、これは完全な犯罪になります。

ただ、学校内で起こると、不思議なことに犯罪ではなく、いじめとして片づけられることが多いのが現実です。
さらに、このケースでは、遺書のほかにも複数のいじめ目撃証言がされていましたが、
学校側の態度はいじめの事実を認めようとはしない悪質なものでした。
同校の教頭は「同級生とのやりとりはささいなことで、いじめという認識はない。理由はまったく不明だ」と話しました。

ただ、このような悲劇的な結果ではなく、うまく解決できたケースもあります。


2007年に神戸市立小学校に在学中、同級生から計約37万円を脅し取られるなどのいじめを受け、
精神的、肉体的に苦痛を受けたとして中学1年の男子生徒が、
元同級生3人の両親に、慰謝料など計約400万円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴しました。

訴状によると、男子生徒は5年生だった2005年、3人を含む複数の同級生らから現金を脅し取られたり、
校内で殴られ腕や足にあざができたりしたそうです。
脅し取られた現金は主にゲームセンターなどで使われました。

男子生徒は06年、別の小学校に転校。3人以外の元同級生は謝罪し、恐喝した金を返しました。
3人の両親はいじめの存在を否定しており提訴に踏み切ったそうです。
男子生徒の父親は「一刻も早く事実を認め、直接子どもに謝罪してほしい」と訴えました。


恐喝という悪質なケースでは、被害者に与える精神的ダメージ、経済的ダメージが深刻なので、
警察や裁判所に訴えてしまうのが得策かもしれません。
学校も、解決に動いてくれるような良心的なところなら良いですが、
風評に傷が付くのを恐れて、隠蔽するようなところだと、期待するだけ無駄になってしまいます。

また、あえて争うことをせず、下の例に出てきた男子生徒のように、転校してしまうのも良い解決策だと思います。
「苦痛を与える人間関係からは離れる」これが、いじめを解決する最善の策です。



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