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●礼儀・礼節はなぜ重要か? 私は10代の頃、礼儀・礼節がなぜ重要なのかさっぱりわかりませんでした。 敬語を使ったり、堅苦しいあいさつをしたりするのは、なんだか他人に対して壁を作っているように感じられたからです。 「はじめまして、私は松浦と申します」 と初対面の人にあいさつするより、 「おっはー! 俺、松浦っていうだけど、よろしくね」 という方が、気さくでフレンドリーなように思えて、よっぽど良いように感じていました。 後者の方が気楽なのに、なぜ世の中には堅苦しい礼儀・礼節があるのか、理解不能でした。 また、組織の上下関係とかも大嫌いでしたね。 私は学校卒業後、自衛隊に入隊し、そこで5年過ごしました。 自衛隊は上下関係が、それはそれは厳しい組織です。 先輩や上官に出会ったら、必ず下の者は敬礼し、 「お疲れさまです!」 と、あいさつせねばなりません。 隊長の乗った車が通ったら、足を止めて敬礼し、 車が過ぎ去るのを待たなければなりません。 5年もいると、考えるより先に条件反射的に身体が敬礼動作をしてしまうのですが、 なぜ、そんな事をしなければいけないのか? ず〜〜と、疑問でした。 しかし、20代の半ばになって、ようやっと礼儀・礼節の重要性が理解できました。 礼儀・礼節は人間関係のディフェンスです。 できて0点、できなければマイナス。 他人からあらぬ誤解や攻撃を受けてしまいます。 例えばですね。初対面の相手から、 「はじめまして、私は松浦と申します」 と、あいさつされると、安心するんですよ。 あっ、この人はまともな人だなぁ、つき合っても平気そうだな、という具合に。 でも、 「おっはー! 俺、松浦っていうだけど、よろしくね」 と、あいさつされると、逆に不安になります。 なに、この軽い奴は? 馴れ馴れしいし、きっとロクでもない奴に違いない、と思う訳です。 礼儀・礼節ができなければ、印象でマイナス点を付けられてしまうのです。これは圧倒的に損です。 また、自衛隊という特殊な環境での話になりますが、 部下や後輩が敬礼をしてこないと、上官や先輩は不安になるんです。 「なんだ、こいつは? 俺のことを軽んじているじゃないか? もし有事の際になにか命令しても、素直に従わないんじゃないか?」 という具合に。 上官の命令に部下が従わなければ、 組織は機能しませんから、これは大変ということで、 上官に出会っても敬礼をしないような新兵には、きつい教育がされます。 また、自分のことを軽んじる人間は許してはおけませんから、 もし先輩に出会って敬礼しなかったりすると、 その先輩から個人的にもひどい攻撃を受けます(汗)。 礼儀・礼節は、相手を敬っていることを示す、非常に便利な手段です。 礼儀の基本はあいさつですよね。 きちんとあいさつをすれば、相手を尊重していることになりますから、 相手の人は気持ちが良いのです。 逆に、あいさつを怠れば、相手を軽んじていることになりますから、 相手の人は不快になります。 不快になると、不快にした相手を攻撃したくなります。 企業などの面接の採用で、礼儀・礼節が重要視されるのは、お客さんを不快にさせるような社員がいると、 お客さんから攻撃されるからです。 ここでいう攻撃とはクレーム、それに伴う信用の失墜ですね。 そんな手痛いマイナスを誘き寄せるような社員は、 採用など絶対にできないわけです。 『人間関係の秘訣』の目次へ戻る トップへ戻る▲ページの先頭へ |
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