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●何のための商売か? 1人暮らしをはじめて間もない頃、押し売り訪問販売の被害に遭いました(汗)。 なにか作業着のような服を着た人が、アパートにやって来たんですね。 「実は水道局で定められた水質検査のために、各家庭をお回りしております。 無料で検査させていただきますので、お邪魔してよろしいでしょうか?」 そう礼儀正しく言われたモノですから、安心して家に上げてしまいました。 でもコレが運の尽き。 水質検査をした後、彼は気の良い水道局員の仮面を脱ぎ捨て、 恐るべき浄水器押し売り業者の本性をあらわにしたのです! 「あー、やっぱりお宅の水も水質がかなり悪いですね。でも、ご安心ください。 我が社が開発した10万円の浄水器さえ使えば、 毎日、ミネラルウォーターと同じキレイな水が飲めますよ」 な、なんだ? 水道局員じゃなかったの!? 人を騙して家に入り込むなんて、絶対にまともな業者じゃないと確信しました。 それに浄水器なんて必要ありません。そこで、 いや、私は20年近く水道水を飲んできましたけど、特に病気になんてなりませんでしたので、 そんな高い浄水器なんて必要ありません、と断りました。でも、それが通用しません。 「これはレストランの一流料理人も使っている浄水器です。 毎日ミネラルウォーターを買って飲むことを考えれば、とても経済的ですよ。 私は、あなたの健康を考えてお勧めしているんです。 ローンを組めば、毎日一杯のコーヒーと同じ金額を○ヶ月払うだけで、いいんですよ。 こんな良い話は二度とありません」 いや、だから、必要ないってそんなモン! 塩素入っていようが、多少汚れていようが、水道水で十分なの! その後、二時間近く粘られて、はなはだ迷惑しました。 まったく、見たいテレビがあったのに…… いらないと言う人間に、不必要な物を売りつけようとする商売は、正しいのでしょうか? ある本では、このようなエピソードが紹介されていました。 古い木造家屋に住んでいるある女性の元には、毎月5人ほどのリフォーム業者の営業マンがやってくるそうです。 いくら、うちはリフォームをするつもりなど無いと言っても、営業をやめてくれない。 古い家ということで、勝手にターゲットにされてちゃっているんですね。 ストーカー並みにしつこい営業にはなはだ迷惑し、 もう二度と来ないでくれと、業者にクレームの電話をしたそうです。 それで、やっと解放されたのですが、業者の営業担当の人が入れ替わると、再び、元の状態にもどったそうです(汗)。 営業マンさんの気持ちもわかるんですよ。 ノルマを達成しなければ、上司から怒られて、給料も減俸される。 成績が悪い状態が続けば、リストラです。だから、必死に売り込もうとする。 でも、お客さんに迷惑かけてまで物を売って、それで胸を張って生きていけるんでしょうか? 「父ちゃんは、水道局員だとお客さんを騙して浄水器を売ったお金で、お前達を養っているんだ。 迷惑だって言われても絶対に営業をやめなんだぞ」って。 それじゃ、結局、誰も幸せにならないと思うんですが…… 商売の本質は、お金儲けだけじゃなくて、お客さんや社会の役に立つことでもあるハズです。 無理矢理いらない物を売りつけて、自分たちだけ儲かって、ああ、うれしいというのじゃね…… 『管理人コラム』の目次へ戻る トップへ戻る▲ページの先頭へ |
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