いじめ駆け込み寺 書籍レビュー
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ブログ掲示板攻撃・防衛マニュアル



 
著者:三沢武士
 出版社: 白夜書房
 発行年月:2005年10月
 本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)

インターネットの最大の魅力は、誰でも手軽にサイトを作れて、自分の意見や作品を世の中に発表できることだと思います。
その上、もし訪問者の方から、応援してます! おもしろいです!
などの好意的なメッセージをいただけたら、喜びメーターがマックスまで上昇しちゃいます(笑)。

自分のサイトが誰かの役に立ててるのなら、
誰かの幸せにちょっとでも貢献できているのなら、これほどすばらしいことはありません。

でも……
人に見られる交流するということは、良いことばかりじゃないんですね。
時には、地獄の底まで気分が落ち込むことがあります。

人が集まってくると必ず人間同士のトラブルが起きます。
これはもー、必然です。人間の背負ったカルマです。

 
人間には「自分が正しくて相手が間違っている」という心理があります。
だから、自分の価値観とは違った相手を発見すると、攻撃したくなるのですよ。
バカなこと言ってんじゃねぇー! すぐさまその間違った考えを改めろ!
という感情が爆発し、それを掲示板に投げ込むのです。
例えば、この本に書いてある例をあげると、こんなのがあります。

禿田「ペットは犬が一番だよ、忠誠心が高いし!!」
総彦「いやいや、ネコが最高! 特に人間に媚びないところが」
禿田「媚びないところがカワイク無いんだよ。ネコ」  
総彦「ネコの一番の良さがわからないなんて、感性を疑いますね。 プ」

こうなると100%掲示板が荒れますね。
お互い絶対に歩み寄ることはせず、自分の価値観を押し付け合います。
これならまだ良いんですが、
 
くだらない誹謗中傷を投げ込んで消える荒らしが現れると、 
管理人はかなり精神的ダメージを喰らうんですね。


免疫を持っていない人だと、ショックのあまりサイト閉鎖をしてしまう場合もあります。

実際、私の知り合いの女性の2人が、誹謗中傷にあってノイローゼ気味になり、サイトを閉鎖しているのを見ています。
中傷する側は、単なる憂さ晴らしでやってるんでしょうが、中傷を受ける側は本気で傷つきます。
下手をすると人間不信になりますね。
 
こういった問題は、雑誌や本でも取り上げられ
「インターネットは誹謗中傷網だ」とか、
「マナーの悪い人間が増殖している」とか
「コミュニケーション能力の低下が問題だ」などと批判されています。

でも、いくら騒いだところで、誹謗中傷する人間がいなくなることは未来永劫ありません。
他者への攻撃は、人間の持つ業なのですから、その病巣を取り去ることは不可能です。

だったら誹謗中傷やトラブルに巻き込まれても平気なように、ネット世界での処世術を学んだ方が賢明です。

そういったわけで、購入したこの本なのですが、
読むとネットの世界の荒れ具合を再認識させられ、ちょっと欝になりますね(汗)。
だって、例に挙げられている自作自演や荒らしの手口とかが、あまりにもえげつないんですもの。

でも、ははあん、荒らす人間はこういう心理に基づいてやっているか、
ということがわかって、タメになりました。

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