いじめ駆け込み寺 書籍レビュー
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他の店が泣いて悔しがるサービス


 著者:香取貴信
 出版社: 三笠書房
 発行年月:2005年04月
 本体価格 533円 (税込 559 円)

お客様は商品に感心はするが、感動はしない。人に対してのみ感動する。
そして感動したお客様は必ず戻ってくる!

 
本書では“感動サービスのカリスマ”香取貴信さんが、
「伝説のサービス」「感動のサービス」の事例を取り上げながら、
「サービスが人を感動させる」法則・ノウハウを紹介しています。


「あ、ありえねぇ!」


と、この本を読んでまず思いましたね。
だって、私の常識とはぜんぜん違う世界が描かれているんですもの。
仕事は辛いモノ。嫌なモノ。苦しいモノ。
別にお客さんに喜んでもらえなくても、上司に喜ばれれば給料もらえるじゃん。
就業時間が終わるまで自分を殺して働けばイイ、というのが仕事観だったもので(汗)。
職場の周りの人間も、生活のために本当は嫌だけれど働いている、という感じでした。

この本に書かれているような、
「お客さんにいかに喜んでもらえるか? どうしたら感動させられるか? そのために工夫し、とことん行動しよう」
なんて考えなど一切ありませんでしたね。

お客さんの喜びが自分の喜びだ!
という前向きなサービス精神に溢れた本書の事例は、ビックリ仰天モノでした。
フィクションじゃなくて、ホントにこんな世界があるの!? 
と、しばらく目が点になりましたよ。

でも、やっぱり、仕事は生活の糧を得るための苦行と考えるのではなく、
誰かの幸せに貢献できるすばらしいモノとして捉えた方が理想なのでしょうね。
あくまで理想ですが……
私もこういう精神的土壌のある職場で働けたら、いいなぁ、楽しいかもなぁ〜と思いました。
まあ、職場を選り好みできるような立場にはありませんけどね(汗)。

本書の中で、特に印象的だったのは冒頭です。
社員やアルバイトの面接をする場合、どこで面接するのが良いのか?
と言う問いに「近所のコーヒーショップです」と答えています。
こういうところに連れて行くと、人間の素が良く出るそうですね。
「自分はお客様だ」っていう意識がどこかにあると、心に隙が生まれます。

この素の状態で、店員に対して「ありがとう」「ごちそうさま」が自然と言える人間が、
お客さんに感動を与えるような良いサービスができるそうです。

 
これは確かにそうかもしれませんね。
例えば、飲み会なんてやると、飲み屋のウエイトレスを怒鳴りつけたり絡んだりする人がたまいます。
そういう人は、やっぱり普段でもロクでもない性格の人が多いです。
 
どんなに仮面を付けて演技しようとしても、やっぱり素の性格というのは表に出てしまうものですから、
普段から他人に配慮できる心を持った人を雇う側は採用するべきなのでしょうね。
   
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