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●いじめ裁判で一億円の損害賠償の支払い CNN Japanより引用 2007年5月、オーストラリアの公立学校で5歳の時から日常的にいじめを受け、 精神的な衝撃で高校通学も不可能になったとする18歳男性の裁判が、 ニューサウスウェールズ州の最高裁でありました。 この裁判で裁判長は州政府に対し、100万同国ドル(約1億円)を超える損害賠償金の支払いを命じました。 裁判長は学校側は適切な保護措置を怠ったと判断しました。 豪州の裁判史上、この種の問題への賠償金としては最高額です。 男性の将来の労働報酬も計算した金額となっています。 男性は年長者の生徒から常時からかわれ、床に組み伏せられて「窒息死」の脅威に直面することもあったと言います。 母親はこれを受けて学校、警察に通報し、対応を求めましたが、 教師の1人は思春期に特有の行動で人格形成にも役立つなどと説明。 いじめていた生徒は学校への通報を知り、殺害予告もするなど行動がさらにエスカレートしました。 樹木の枝でたたかれた背中はみみずばれの症状も呈していたと言います。 ハワード同国首相はこの裁判を下敷きに、学校教師や校長に 校内のいじめ一掃での権限を強化する方針を明らかにしました。 (引用終了) いじめ事件の被害者は、泣き寝入りするのが普通です。 例え自殺に追い込まれたとしても、自殺といじめとの因果関係の証明が難しく、 いじめていた相手が殺人罪に問われることは稀です。 また、いじめがあったなどとなると組織のイメージダウンに繋がるため、 学校や会社は必死になってそれを隠蔽し、証拠が集めにくいという現実があります。 今回の裁判は、裁判所が被害者の訴えを全面的に受け入れてくれた点が、非常に評価できると思います。 いじめを行ったり、放置したりすれば、大変なペナルティを課せられるということがわかれば、 いじめを行う卑劣な人間は少なくなるでしょう。 また、被害の尊厳の回復にもかなり貢献できたハズです。 ただ、残念なのは、今回、損害賠償を支払うのは州政府だということです。 国が管理責任を認めたのは喜ばしいことですが、いじめ加害者へのお咎めは一切ありません。 18歳の少年の思春期を台無しにしてしまった狂った人間が、 いまだ大手を振って、世間を歩いているのです。 彼らがこの先、この事件を反省して更正するとは、考えにくいです。 同じように弱い者を見つけたら、憂さ晴らしやゲーム感覚でいじめを行っていく可能性が高いです。 いじめ加害者にも厳罰を持って臨んで欲しいものです。 『いじめ事件考察』の目次へ戻る トップへ戻る▲ページの先頭へ |
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