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自然とのふれあい − えせ農業生活
その1 農業をやりたい! (5月)

どうして野菜作りなんかやりたくなったのか、本当のところははっきり分かりません。ただ、体調が悪くなりだした1997年に無性に土いじりがしたくなって、ベランダガーデニングを始めました。その様子は「マイガーデン」で少し紹介しています。

それまでは全然花には興味ありませんでした。母親が庭で花を育てるのに熱心だったので、その影響かなとも思うのですが、野球小僧だったボクは、咲いた花をボールに見立ててバットスイングをして、めちゃくちゃ怒られた記憶しかありません。

そこからさらに体調が悪くなり、その頃は何も手につかなくなったのですが、少しずつ回復してくると、また土いじりがしたくなったのです。どこかで身体が「自然とのつながり」を求めているのかなと不思議な気持ちでした。今度はもう少し本格的に、野菜などの食べられるものを作ってみたくなりました。

ベランダでは出来ることが限られているし、雨が降り込まないので大雨の日でもジョウロで水やりをしなくてはならず、「なんか不自然だなぁ」と思っていました。そこでどこか市民農園のようなところがないか探しました。

役所に聞いてみると、近くの農園はもう締め切っていたり、近所の人優先だったり、花しか作っちゃダメという制限があったりでなかなか見つかりません。

郡部の方に行くと安くで貸してくれるのですが、車で1時間も掛かるのがネックでした。下見に行くといいところだし、地元の人も親切に教えてくれるので、色々迷ったのですが、結局そこで借りることにしました。



その頃には地球環境にも関心が高くなり、このままのペースで市場経済主義が進展すると、そう遠くない将来、大規模な水不足と食糧不足に見舞われる危険があることが分かりました。そう考えると日本の食料自給率の低さが気になってきます。

ボク一人が野菜を作ったからといってどうなるものでもないのですが、評論家のように問題点を並べ立てるだけでなく、実際にやってみたいと思ったのです。そうすると現状が少しでも分かるかもしれないと。まずは家庭菜園で予行演習。楽しさ、大変さの両面を感じ取りたいです。

農家の方にとっては、田んぼ一枚から上がる金額より、小さく区切って市民農園にして貸した方が、利益が出るという事情があるようです。現在の就農者の平均年齢は50歳台後半で年々年老いているそうですが、若い人がお米を作ろうとすると、農地法で厳しく資格を求められ、新規参入が難しい構造もあるようです。

最終的には自給自足の生活が出来ないかとも考えてみたのですが、多分それはやらないと思います。実際にやってる方の体験談を聞くととても大変そうだし、霞を食べて生きることはできないでしょう。それに農業をやってるから地球に優しいかというと必ずしもそうではないからです。

人類が農耕牧畜の技術を手に入れたときから、環境破壊は始まっているのだから、真に地球に負荷を掛けない生活を送ろうと思ったら、生物として狩猟採集生活に戻ることを意味しているのです。

だからどこかで折り合いをつけないといけない。なんて、少しオーバーなことは副次的なことで、まずは自らの「癒し」が最優先です。アホなことをやってると見守っていただけるとありがたいです。

7月末には早速トウモロコシが収穫できる予定です。さて無事収穫することができるのでしょうか。週末だけの「えせ農業生活」の始まり始まりぃ。

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