さて、寺院巡りもあらかた済んだし、博物館にも行った。残るはシルクのショッピング!といってもこれといった情報もないまま、まずはシーロム通りまでタクシーで向かう。しかし。あんまり気に入った感じがないなああと思いながらお店のウインドウを物色しつつ歩いていたところに。ツレに手を振る、とある・おじさま。「バッドデザイン、バッドデザイン」。あはは。観光客にそうアドバイスしてもらってもねえ。ところが、この御仁、一度我々の視界から隣のオフィスビルに姿を消したかと思いきや、再び現れて、いはく、「君たち君たち、この辺の通りは観光客相手で値段は高いは、ものは悪いは、洗濯したら1回でちぢまっちゃうよ。タイシルクの洋服を買いたいなら、地元のビジネスマンたちが買ってるお店で買うといい。品質は良いし、オーダメイドのグッドデザイン、しかも値段は高くない。この先にあるお店がおすすめだ。地図はあるかい。そうそうこの地図でいうと、今はここだから、この通りのこのお店。でもって、マダム?マダムはジュエリーも見たいだろう。ジュエリーならこのお店だよ。ちょうど今日までセールをしているから今から行ってみるといい。このシルクの店とジュエリーの店は地元の人も買い物する、とても良いお店だ。今いるこの場所からは、トゥクトゥクに乗って最初のお店で20分みて、次のお店に連れてってもらうがいい。30バーツで行ってもらえるはずだ」、とそこへ、トゥクトゥク登場。「ちょうどいい、君たち、このトゥクトゥクで乗っていくがいい。ルートの説明は私がするから。」と言うだけいうと(注:全て英語)、彼は先ほどのビル(銀行)の中に入っていった。そして、勢いトゥクトゥクに乗った私たち・・。
・・これはひょっとして新手のキャッチセールス?お店に着いたら、このおじさまが「ようこそ〜!」と顔を出すのでは?いったい何で通りすがりの観光客に紹介するわけ?トゥクトゥクの登場もグッドタイミングだったねえ??おじさまとトゥクトゥク、実はグル?これはワナ??
・・おおかたの疑問はあるものの、しかし、おかげで一度は乗ってみたかったトゥクトゥクにも乗れたし、まあ・なんとなく事の展開がどうなるのかも面白がりだし始め、トゥクトゥクのバイクエンジン音の奏する中、風を仰いでみたりする。あのおじさまって何者?外見は地元のビジネスマンらしく見えた。タイシルクの服を勧める彼は決してタイシルクシャツは着ていなかったが、身につけている時計やら靴やらはセンスが良かったよとは、ツレの弁。外見で人をすっかり判断しちゃってる私たち。
さてさて、トゥクトゥクに乗せられとあるお店にと着きました。そこはごく、普通の仕立てやさん。生地反物がところ狭しと並んでる。お客もたくさん。ラフ姿の店員さんもちらほらり。まあ、20分みてみましょう。そこへ「May I help you?」と近づいてきたのは、さっきのおじさま・・ではなく、背が高く髭のリッパなおにいさん。実はシルクスーツを買うのに執念を持ってるツレは、自分の一番お気に入りのシルクの上着をわざわざ鞄に詰めて持ってきており、それを取り出し彼に見せるやいなや、彼は「OK!」と言って私たちを2階へと案内してくれた。ひやかしで来たのでないことが彼に通じたらしい。さあ、それからは「この上着は出来合いでしょ。うちはオーダメイドでハイ・クオリティーの生地で上着を作るから・・どう?2着つくんない?安くなるよ。裏地も最高のものだよ。仕立ても最高、ポケットもほら、こんなにあるよ。・・・上着をつくるならパンツも作らない?3着で安くなるよ。・・・シャツも2着でこの値段で作っちゃうよ〜」と商売上手で勧め上手の彼と値段交渉も含めて、これが欲しい、これはいらない、あれやこれやと相談しながら(注:全て英語)のシルクスーツのオーダーメイドが始まった。色を選んで、いざ採寸。「翌日お昼に仮縫いに来られるね?そうすれば、午後10時にはホテルに商品を届けるから。まかせない、あなた達のために沢山サービスするから」。彼が大柄だったせいか、こちらも大船に乗った気分。
その後、すっかり待たせた先ほどのトゥクトゥクでジュエリー屋にも行き、そこでもしっかりお買い物を。ナイキ帽をかぶった若いお兄さんのトゥクトゥクには約束のバーツをお店に着いたときに渡したので、店を出たときにもう姿はなかった。結局、このお店紹介は新手のキャッチセールスでもなんでもなかったのかなあとわけのわからないまま、とにかく目的を果たせた私たち。。
タクシーでいったんホテルへ戻る。休憩後、スカイトレインに乗ってレストランに行く予定だったが、ご近所に大学祭?か何かの屋台が出ており、そちらを散策したり、マーブンクローン・センターがあったのでそちらのマクドナルドに入ったり、スーパーで買い物したりと、お手軽に順当に案件をこなす。結局徒歩でホテルまで戻っちゃった。。謎の人物に出くわしたおかげで、それは楽しい1日でした。
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