【ビバ!幼稚園】消防車のプール
息子の通う幼稚園では毎週月曜日と金曜日、希望者にのみ水泳を教えてくれます。月謝6500esc.(3300円くらい)を支払って申し込むと、
学校の先生が校外にあるプールに連れて行ってくれるのであります。
この水泳教室を始めてからまもなく2年になります。
まだこの水泳教室のことを良く知らなかった頃、息子が言いました。
「プールは消防車にあるのよ。」(私の影響の女言葉が抜けない)
「あん? 消防車?」
「そうなの。ボンベイロシュなのよ。」
Bombeiros・・・・消防署・・・・。
どういうことだろ、と思っていたのですが、ある日突然分かりました。
家族で買い物に行った帰り、幼稚園の近くを通った時に息子が叫んだ
のであります。
「ママ、ここここ、ここがプールなのよ。」
指さした先には間違いなく消防署が。
ずらりと並ぶ消防車が。
「ここの近くにプール、あるの?」
「うん、ここで泳ぐの。ママ一度見に来て。
イネステイシェイラのママも、ジョアンダビッドのママも見に来た
のよ。僕もママに来て欲しいよ。」
「お母さんも見学出来るの?」
「うん、見に来て〜〜〜。」
その後も事あるごとに見に来い見に来い、今日は誰のママが来た
来週は誰のママが来ると悲しげなので、それではと私も行くことに
しました。息子に予め言うと恐らく幼稚園に着くなり自慢しまくり
期待過度になるので、当日のその時間まで内緒にしておくことに
しました。
タクシーに乗り、消防署の道の名前が良く分からないので
「教会通りの近くの消防署」と言ったら
「教会通りには消防署はないよ。」と言います。
「いえいえ、ごめんなさい。教会通りの近くの通りの消防署です。」
「ああ、××通りの消防署かな。」
「教会まで行って下さい。説明しますから。教会の手前を左に
曲がるんです。」
「ああ、じゃあ××通りの消防署だね。」
「隣りだか近くだかにプールがあるらしいんですけど。」
「??? それはちょっと分からないなあ。あったかね、そんなの。」
「行ってみてください。」
その消防署に到着したらタクシーの運転手さんが言います。
「プール・・・・近くになさそうだけど、いいの?」
「いいです。降りて聞いてみますから。」
消防署の隣りのスポーツショップに入って
「この近くにプールはありますか。」と聞くとこんな答えが。
「あるよ。隣りの消防署の中。」
消防署の中!
本当かい!
ずらりと並ぶ真っ赤っかな消防車の近くの事務所に行き、
「プールがあると聞きました。どこですか。」と尋ねると親切なその
消防団員(?)さんはわざわざ出て来て案内してくれました。
消防署の中庭に温室のようなドームがありました。
ここがプールでした。
この時午前10時50分。
入り口のドアが開かないので格闘していたら、水着に着替えた子供
たちがわらわらと着替え所から飛び出して来て、息子がめざとく私を
見つけて「ママ〜〜〜。」と叫びながら走って来ました。
係員の女の人がそれを見てドアを開けてくれ、無事に中に入ることが
出来ました。
「ママ来てくれたの。うれしー。うれしー!」と息子は大興奮。
知っている顔がいっぱい。
マヌエル、パウロ、カロリーナ、アムリーン。
子供たちはみな人なつっこく一斉に話しかけて来ます。
担任の先生がそれをさえぎり、
「はーい、あんたたちはあっちで泳ぐの! さっさと行く!」
と言うと子供たちは何やら叫びながらプールの方に向かいました。
「こんにちは、お母さん。」
「こんにちは、息子が見に来い来いと言うので、来ました。」
「彼も満足なことでしょう。お母さんはあちらで見学です。」
先生はニコニコしながらそう言い、ベンチのあるプールの一角を指
さしました。
幼稚園児は全部で12人。小学校低学年で10人くらい。
どうやら帽子によってレベル分けされているらしく、パウロが
ただ一人白い帽子をかぶっているのを除いて幼稚園児はピンクの
帽子。小学生は緑の帽子であります。
パウロのみ小学生に混じっていました。
厳しそうなマッチョな先生は、見た目に違わず厳しかったです。
水深恐らく浅いところで1.3mくらい。
幼稚園児のグループはいきなりビート板を持ち、25mバタ足。
そのまま、また25m戻る。
次にビート板なしで飛び込んで、すぐに壁のところに戻る。
プールのヘリをつかんでバタ足をしながら水に顔をつける練習。
その後またビート板を持ち、お腹の辺りに抱えて25m背泳ぎ。
また25m戻る。
次にライオンの曲芸の輪っかのようなところをくぐって飛び込み
の練習。
またビート板を持ってバタ足25m・・・・。
ときどきズルをしてプールの縁に捕まるのですが、先生がすかさず
叱りとばします。
いやいや、こりゃハード!
1時間は長い。
アップアップ必死になって泳ぐそのさまはいじらしさを通り越して
可哀想なものが。(^^;)
知らなかったよ〜、大変だったんだね〜。
息子はプールの日を特に楽しみにしている様子はなく、時々
風邪の時はさぼりたがったりしていたのですが、何か分かる気が
しました。大の仲良しのマヌエルに至っては
「マヌエルはプールが嫌い」と息子が常々言っていた通り
余り泳げず、先生に檄を飛ばされてちょっと気の毒・・・・。(^^;)
だって彼、この2月にプール始めたばかりらしいんですもん。
息子も私がいるためチラチラこちらを見てはニコニコ手を振り
なかなか集中せず、先生に怒られています。
でも一旦プールに入って泳ぎだすと余裕がなくなるらしく、
必死こいてバタバタもがいているのであります。
ああ、この様子。
ダンナにも見せてあげたい。
こんなに大変なこと毎週2回もやっていたなんて〜。
泳ぎ終わってガタガタ震える息子や子供たちの着替えを先生と
一緒に手伝いました。
「ママ、ありがとう。来てくれて。ぼくうれしい。」
「うんうん、よく泳いだね。
がんばってもっと泳げるようになろうね。」
「うん、また来てね。」
また来てね・・・。(^^;)
行く行く。
今度はパパと行くからね。
ああ、それにしてもプールのドームの中はとても暑かった・・・。
辛かった・・・・。
次に行く時は、薄着で行こう。
カメラも忘れずに。
それから、万全のコンディションで。
(実はこの日私はちょっと二日酔い。ドームの暑さはこたえました・・・。)