Update:2002/10/01 「クラッチディスク変更」

 No.31

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 クラッチディスク変更

 普通、クラッチディスクのスプライン・ハブ周辺には、数個のコイルスプリング又はラバースプリングがダンパ−スプリングとして組み込まれ、フライホイールやリヤアクスルからのトルクが急激に伝えられた場合、その衝撃を吸収、緩和するようになっています。3.2カレラで’87年式以降のG50タイプトランスミッション付きのクラッチディスクは、ラバーダンパー式で、衝撃吸収の他にも、どうやらミッションノイズなどの軽減の役割もあるみたいです。964系は、フライホイールに「ダブルマスフライホイール」が採用され、フライホイール自体が衝撃や振動を吸収するタイプになっていますね。

 今回は、3.2カレラのラバーダンパーがよく切れる(もちろん、走行距離や使い方にもよるんですけど)などの理由により、オーナーが海外通販カタログに載っていた代替クラッチディスクに変更しました。この代替クラッチディスクは、ダンパーがコイルスプリングタイプで、ラバーダンパーのようにラバーが切れて、クラッチが切れなくなるなどのトラブルが少なくなると思われます。(もちろん、ここも走行距離や使い方にもより変わってくるとは思うんですけど) 

 まずは、エンジンを降ろします。この時、ワケあって(謎)リヤバンパーは外してましたので、エンジンを降ろすのが比較的簡単でした。

 次は、ミッションをエンジンから切り離します。ミッションは、結構重いですので、外す時には腰を傷めないよう注意しましょう。

 上の写真で左側は代替ディスク、右が純正ディスク。ラバー部がかなり大きいですね。ここが切れてしまうと異音が出たり、切れた破片がプレッシャープレート(クラッチカバー)に挟み込んだりして、クラッチが切れなくなってしまうんです。ちなみに、この代替ディスクは、’76 911ターボ用らしいです。

 普通、クラッチO/Hというと、

 クラッチディスク

 クラッチカバー(プレッシャープレート)

 レリーズベアリング

 以上、3点セットで交換するのが基本なんですが、今回はカバーもベアリングもそれほど傷んでなかったし、オーナーの希望により、クラッチディスクのみの交換になりました。もちろん、カバーもベアリングも清掃、給油はしました。

 上の写真は、ラバーダンパータイプのディスクの裏側なんですが、赤、青矢印のようにストッパー機構が付いていて、ラバーの許容以上の動きを抑えてはいるみたいですが、何故か?ラバーが切れてしまいます、計算以上の何らかの力が加わってしますのか?このストッパー機構は、ラバーが切れたときにも役立ち、軽症のラバーの損傷程度なら、多少は走る事ができます。

 フライホイールもまだ交換、研摩などしないでも大丈夫な状態でしたので、軽く表面をペーパー(紙ヤスリ)で磨き、組んでいきます。

 組み付ける時、上の写真のようにディスクのセンターを出しながら組み上げていきます。センターが出ていないと、カバーが上手く付かなかったり、ミッションを付ける時にミッションのインプットシャフトが入らなくなったりしますので、注意が必要です。

 ミッションをエンジンに合体させる時に、ホイストクレーンなどがあれば、ひとりでも作業できるのですが、無い場合は、写真のようにふたりで作業した方がいいでしょう。腰を傷めてしまいますからね。

 クラッチディスクを替えて、どうなったのか?

 ディスクのみの交換でも、各部清掃、給油してますので、クラッチペダルがかなり軽くなりました。ただ、、クラッチシステムが格段に変わってるワケではありません。G50純正と変わりはありませんが、クラッチO/Hしたぞ!って感覚です。

 走った感じも良く、何も問題がなさそうだったのですが、、、

 クラッチディスクを交換する前と比べて、何となく、ミッションノイズがうるさく感じます。もともとG50タイプは、ミッションノイズが多少は出ているのですが、うるさいと言っても、凄く大きな音ではなく、ガラガラカラカラと今まで気にならなかった音が聞こえる程度です。この音を軽減させるには、ミッションオイルに添加剤を入れれば、多少は良くなるのですが、オーナーがこのままでイイよ、と入っていたので、現状渡しになりました。

 ディスク交換してから、みんなで箱根へツーリングに行ったり、何度かサーキットへも行き、1000Kmくらい走ってますが、今現在、ちょっと気になるミッションノイズ以外、何も問題は無さそうです。


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