Update:1999/05/01 「SCについて

No.10

 SCについて。

 SCとは’78〜’83に生産されたNAの911です。

 下の写真は私のSCですが、カレラウイングが付いてますし横に3、2カレラを並べても外観では区別がつき難いです。ましてや、私のクルマはリアフードに付いている「911SC」エンブレムも外してありますし。でも見る人が見れば、内装で分かるかな?(笑)

  

 私のSCのエンジンスペックは、日本仕様ですのでエンジンタイプ「930/16」最高出力180HPです。ヨーロッパなどではエンジン出力を132KWと表示する場合もあります。スペック上は’82モデルも同じです。

 そういえば、『SCS』と呼ばれる911があった事をご存じでしょうか?確か’78くらいだったかなぁ?911(930系)は本来15インチホイルが標準です。ですから中古車で購入された911も16インチが付いているのなら、それは16インチオプションが付いていたクルマでしょう。『SCS』はこの16インチホイルとフロントアンダースポイラー、リアにはオールラ−バーのスポイラーの3点オプションが最初から付けて販売されていた911です。(確か?)内装のグレードは忘れました。

 ’83に関していえば、この年は3種類のエンジンがあります。(スペシャルオーダー除く)以下、参照してください。排気量は3機種とも3、0Lです。

仕様

エンジンタイプNo

最高出力(HP/KW)

ヨーロッパ

930/10

204/150

日本

930/16

180/132

アメリカ

930/17

180/132

 エンジンタイプNoですが、下の写真の赤矢印の示すところに打刻されています。が、オイルやホコリなどでかなり見難くなっているでしょう。青矢印のところにはエンジンナンバーが打刻されています。こっちは縦に打たれているので見難いです。

 写真でもわかるようにクーラーベルトやファンベルトに近い場所に打刻されてますので、確認したい時は危険ですので必ず『エンジン停止状態』で見ましょう。

 SCだけでなくポルシェ社は、その国の基準にあった仕様が違うエンジンを供給してます。もちろん日本車でも輸出する国々に適合するクルマを作り、輸出しています。


 以下、’83SCについてです。

 ’78などでは、触媒も使ってますが、エアポンプが付いてますのでシステムが違います。

 ヨーロッパ仕様と日本仕様の馬力の違いは何が違うの?

 私の調べた限りですが、大まかなところで、

 排気系「ヨーロッパ仕様は、触媒がない、メインマフラーが違う」

 排気系は日本の排気ガス規制、騒音規制に基づき違いがでてしまいます。

 日本では触媒が付いてないクルマは車検に受かりません。(年式などにより違いはあります)

 燃料系「CO値が違う、Warm-up regulatorなども違う」

 日本仕様のCO値はアイドリング時に「O2センサーを作動させない状態で、キャタ前で0、4〜0、8%」ヨーロッパ仕様ですと「1、0〜2、0%」になってます。

 日本仕様車のCO値が薄いのは、パワーを押さえるためではありません。触媒が付いてますので0、4〜0、8%という数値になってしまうのです。触媒というのは排気ガスを酸化浄化させるためのものですが、排気ガスが薄すぎても濃すぎても作用しないので、反応しやすい数値に調整しておく必要があります。

 Warm-up regulatorなども排気ガス規制などのため、O2センサーが付いてますので機構上違います。

 エンジン本体「ピストンシリンダーが違う、バルブタイミングが違う」

 ピストンシリンダーの違いで圧縮比が違います。Compression ratioが日本仕様は「9、3:1」ですが、ヨーロッパ仕様は「9、8:1」です。

 確か圧縮比の違いにより、指定スパークプラグがヨーロッパ仕様ですと、プラチナプラグが指定になっていたと記憶してます。

 カムシャフト自体は同じものですが、バルブタイミングが違います。バルブタイミングとは、インテークバルブ、エキゾーストバルブの開閉する時期のことです。バルブタイミングを変えることにより、オーバーラップなどが微妙に変わります。

 確か?3、2カレラエンジンもヨーロッパ仕様は圧縮比が高いです。Compression ratioが日本仕様は「9、5:1」ですが、ヨーロッパ仕様は「10、3:1」です。カムシャフトとバルブタイミングは同じだったように記憶してます。ただ、インジェクション、フュ−エル関係はDMEになってますので、CPUは違います。

 上記3項目簡単に説明しましたが、たとえばピストンシリンダーとバルブタイミングを変更すれば、ヨーロッパエンジンに出来る、とは言い切れませんので!


 私のSCの今後?(笑)

 友人達と話してる時など「hassyはSC弄らないの?」などと聞かれますがお金が無いです。(爆)

 実際弄りたい、やってみたいことは、たとえば、

  • 今回のこのコーナーに書いたようなヨーロッパ仕様のエンジンにしたい。
  • 足まわりを弄りたい。
  • レカロを乗せたい。
  • などなど、いっぱいあります。

     部品の値段などは仕入れ先(日本のポルシェディラ−系、USから個人輸入など)により金額が替わってしまいますが、ヨーロッパ仕様のエンジンにするのに部品代だけでも5〜60万円くらいは掛かってしまうかな?これだけお金が掛かるのなら、大して替わらないのでポルシェチューニングメーカーから発売されてるSC用の3、2Lピストンにして964のカムシャフトでも入れれば3、2Lカレラも・・・?(笑)

     もちろん、私はSCが大好きで乗り続けてるのが前提としてありますが、壊れてしまった時以外、私がこの時考えてしまうのが、その時に掛かる費用と現在乗っているクルマを売ったお金を足せば、改造などしなくても今より性能の良いクルマに買い替えができるかも?ということですね。SCというクルマをSCオリジナルなまま乗るか、チュ−ニング車として乗るか、という事も考えてしまいます。

     足まわりなんですが・・・うひひひ!謎計画、制作進行中!(まだ、ひ・み・つ!)

     次回は私SCの改良箇所でも書きましょう。


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