No.19
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エンジン降ろさずスターターが外せるのか!?
スターターO/Hするには当然の事ですがスターターを外さなくてはいけません、そしてよく質問されるのが「911はエンジン降ろさずスターターが外せるの?!」って。スターター脱着でエンジン降ろしてたら面倒ですし、工賃的にもお客様に負担が掛かってしまいます。しかし!クルマによって多少の違い、差がありますので最悪の場合はエンジン脱着という事を頭の隅に置いておいてください。その「クルマによる差」というのは、たとえば「ナットがどうしても緩まない」「ナット部がサビていて工具が上手く入らない」など色々と考えられます。
今回のスターター故障状況は「イグニションキーを回してもカッチンと音がしてスターターが廻らなくエンジンがかからない」です。他にはキーセグメント不良も考えられるのですが、たぶんスターターだと確信してました(謎)でも友人はキーセグメントだと思い自分で交換したが直らなかったらしいです。(爆)
そのスターターの故障原因は何んとなくわかるのですが、またの機会にでも解説しましょう。

今回のお車は'89 911ターボです、お仕事モードですが所有者がお友達につき、許可頂いてるのでアップします。ミッションタイプはG50ですが915とそれほど変わりません。どちらかといえば、G50の方がミッションが大きいので面倒です。

このクルマは総走行距離約5万Kmなんですが、エンジン廻りは、これといってオイル洩れもなく、きれいです。これはクルマにあまり乗らないからではなく、乗り方が良いからだ、と私は思うのです。

こんな時に限って整備工場が忙しくリフトが使えずに、やむなくウマで作業になりました。HPネタとしては参考になるとは思うのですが、たぶん次の日筋肉痛でしょう。。。(苦笑)
注意事項!
今回の作業はミッション上側とボディの間にクリアランスを出すためにミッション半降ろしにしなければなりません。これはリフトを使った作業でも同じなのですが、それなりの工具、知識がないと出来ませんし危険です。無理そうならプロに任せましょう。
何が危険なのか?
エンジン半降ろしにする事により、重さのバランスが崩れ、エンジンが落ちてきたり、最悪はクルマが落ちてくる事も考えられます。

上の写真のようにミッションマウントにジャッキをかけミッション側を下に降ろしていく感じで作業します。

スターターは赤矢印のとこにあります。作業性考えるとドライブシャフトを外した方がいいかな、でも私の場合外さないでも何とかなると思うので外さずに作業開始。

上の写真の赤矢印にナットが見えます。このナットとスターター挟んで反対側の見えないところにもう1つのナットが隠れてます。
スターターはナット2個でミッションに付いてるのですが、何が苦労するかというと、ミッション上側にあるナットがスペース的に工具が入らなかったり、上側のナットが緩まなかったりと涙もんだったりします。そのため、ミッションを半降ろしにするのです。

上の写真の赤矢印のとこに当ってしまい、工具が真直ぐ入らないので「緩まない」「ネジ舐め」等のトラブルが起こりやすくなります。そのため「1」の六角部が長い工具を使ってみたりします。エンジンが降りてれば「2」の普通のL型工具で緩むんですけど。
「工具は入ったけど緩まない」場合は。。。企業秘密です(爆)
もし、この上側のナットがナメてしまったら?たぶんエンジン降ろすしかないです。あきらめてエンジン降ろしましょう。

手前のヒートエクスチェンジャーが邪魔して見にくいですが赤矢印部にスターターが取り付くスタットボルトが見えてます。
配線が遊んでますが、これはスターターにタイラップ(ビニルバンド)でしばってあります。
スターターにはバッテリー電源が常時来てますのでスターターの配線(青矢印)を外す前にはバッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。
スターターに縛ってある配線などはスターター取り付ける時にエンジンなどに挟まないように注意が必要です。この配線にはバッテリー+電源が流れてますので、ヤバいです。
今回のスターター脱着、どうでしたか?これはみなさんに簡単に出来ますよ、と教えてるのではありません。ご覧のように結構面倒ですし、危ない作業です。別に私のお仕事宣伝という事でもないのですが、この手の作業は自分でやるよりプロに任せた方がいい場合もあります。その辺を考えていただけたらなぁ〜、と思ってHPに載せました。
今回は脱着時間は秘密です(笑)電装屋さんにO/Hに出しますから、中1日必要かもしれません。その間クルマは上げっぱなしですし。
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