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風が恐い

手漕ぎボートの天敵は風です。出航した時は静かだったのに、いきなり風が吹いてきたら・・
こうやって逃げましょう。

こうなったらすぐ中止

×陸の大きな木が揺れている。
×白波が立ってまわりがざわついてきた。
×近くにいた船がみんないなくなった。
×沖から吹いていた風が、陸から強く吹くようになった。
×ボートが小刻みに横に揺れ出した。

冷静にチェックする

風の方向をチェック。
片づける物やほどくロープのチェック。
――取り込む仕掛けはどれか
――ロープを何かに結んでいないか
――アンカーは入っているか
帰る方向をチェック。
オールを漕ぐのに邪魔な物をチェック。
いざ漕ぎはじめたら荷物が漕ぐ手に当たり、もたもたしているだけでボートは大きく移動します。
じゃまになりそうな物はまとめて隅にやりましょう。
緊急非難する場所をチェック
もし、漕ぐ力が風圧に負けてしまう時、緊急避難する場所を決めておく。
例)近くの岸、ブイ、イカダ等
救命胴衣をしっかりと締め直す。同乗者の救命道具もチェックする。

漕ぐ前に

仕掛けを取り込む。
座板を取り外す。
姿勢が高いと風の抵抗を受けやすくなります。座板を取り外してボートの底に深く座ります。
これで、腕の負担がだいぶ違います。
係留ロープを外す。
アンカーを取り込む。
アンカーが海中にある内はボートはそんなには流されません。
でも、水面から出した瞬間から、ゴムボートはビューと流され始めます。
ですから、アンカーは一番最後に取り込みましょう。

漕ぎ出す

風は必ず強弱があります。強く2.3分吹いたらしばらく弱くなります。それに合わせて漕ぎ方を
変えます。

風が強い時は 風が弱くなったら
オールを深く海中に入れ、ゆっくりと漕ぐ。がむしゃらに漕いでも距離は出ませんし、体力を消耗します。岸に近づこうとするより、むしろ流されないで止まるぐらいの感じで、オールでクサビを打ちながら、ゆったりと漕いで体力を温存して下さい。決して腕で漕がないで、腰を支点にして、背中と腕全体を使ってください。でも、漕いだ後、オールが空中にいる時間を出来るだけ短くするために、腕を下から前にすばやく押し出して下さい。 オールを浅く入れ、引っかくようなかんじに漕いで、ピッチを上げて距離をかせいでください。この時は腰を使うとピッチが遅くなりますので、腕だけでオールを早く漕ぎます。腕が疲れてつりそうになった時は、また背中で漕ぐ感じに戻します。空中にいる時間を短くするのは風が強い時と同じです。

漕ぐ力より風圧が大きい場合は、まっすぐに目標に向かわないで、左右に45度の方向に
漕ぐようにしますと、ずいぶん楽に目標に近づけます。

――――――以上でほとんどの場合脱出できますが――――――


■どうしてももとの所に戻れそうにないときは、前もって決めておいた緊急避難場所に向かう。
元の場所より遠い場所でも、風の流れる方向に近い角度の先に陸地があればそこを目指す。
流される途中でブイのロープなどがあれば、そこに係留する。
アンカーを入れてロープを最大に伸ばす。

●●アンカーが効かないとき●●
パラシュートアンカーがあれば船首から出す。
船首に係船ロープをつなぎ、先にバケツなど抵抗のあるものを付け流す。


普段から

海から陸に向かって強い風が吹いている時に、風の強弱に合わせた漕ぎ方や、座板を外して
姿勢を低くした漕ぎ方、45度進行方向に対して角度を付けた漕ぎ方を練習して下さい。
自分の限界を前もって知っておけば、いざというときに冷静な判断をすることが出来ます。

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