私のパソコン



1:TK−80
並4ラジオ、5球スーパー、高1中2の制作と進んできたラジオ少年がデジタルの世界に入ると、デジタル時計、周波数カウンターと作って最後にたどり着くのがマイコンでした。 初めて手に入れたマイコンがこれです。ケースにいれて、電源、カセット インターフェース(カンサスシティースタンダードというやつです)も作りました。キャラクタージェネレーターをつけてテレビの画面に表示できるようにもしました。キーボードもつなぎました。立ち上げる度にカセットレコーダーからキーボードモニタープログラムを読み込まないといけませんでした。8080のニーモニックも勉強し、表を見ながら手でアセンブルしてました。「計算機の中身はどうなっているのだろう」と言う素朴な疑問もこの機械のおかげで何となくわかりました。
モールス符号を解読するプログラムをつくり解読結果をテレビ画面に表示させて遊んでました。I/O(あいおー、昔こういう雑誌があったのです)の付録に付いていたタイニーベーシックを乗せようと計画してましたが果たせず、結局ベーシックはつぎのMZ80Bで勉強することになりました。他の機械は使わなくなったら処分しましたがこれだけは手放すことができず、未だ手元に置いています。はんだごてが必要だった最初で最後のマシンで、今思うにいじっていて一番わくわくしたのもこの機械でした。


2:MZ80B
PC8001がROMのベーシックなのに対しこちらは立ちあげるたびに カセットから読み込むので、BASICだけではなく、Pascalや FORTRAN もできるとのうたい文句に引かれて買いました。本体、プリンター、フロッピー ディスクドライブ(5インチ2Dの2ドライブ)で約100万円。独身時代だから 出来たことです。シャープのBASICではなく、専らハドソンのHu-Basicを つかっていました。こちらのほうがマイクロソフトのBASICに近かったから です。粉末X線のデータを検索するプログラムも最初はこのマシン上でつくりました。

3:PC9801
いわゆる無印って言っていたやつです。カラーの画像が欲しくなり飛びつきました。論文を書くのはCPM/86上のWordStarでしたが、 自分でプログラミングするのはもっぱらN88BASICでした。粉末X線回折パタ−ン計算 プログラムをBASICで組んで色々な鉱物の回折パタ−ンを計算させていました。ひとつ計算 するのに20分もかかりましたが、今のマシンなら1分間に数千個は計算できます。隔世の感があります。このマシンで作ったプログラムが現在の構造解析プログラムの基礎になっています。


4:PC9801M2

ここら辺から仕事に使う割合が増えてきて、趣味でいじる楽しみがだんだん減ってきました。 それでもCWDXというアマチュア無線のモールスで交信するシミュレーターをつくりました。使用言語はQuick Basicでした。雑誌に載ったせいか皆さんに遊んで戴いたようです。

5:PC286L
持ち運べる! という点が目新しい機械でした。買った当座はこれを担いで新潟から東京まで出かけました。昔は元気だったんだなー...と思います。これを仕事場に持ち込んで使っていました。当時は2〜3台のコンピューターを共同で使っていたので自分専用のコンピューターがあこがれでした。考えてから書き始めるという習慣が無くなり、思ったことを次々と画面上に書き付けて切ったり貼ったりして行くという文章作成法に変わったのがこのころです。「脳力」としては低下したのだと思っています。

6:Contra aero

テキスト主体のワープロや表計算に使っていました。Win3.1でそこそこ動いていました。PC286Lが重たかったせいで、最初はとても軽いなーと感激して持ち歩いていましたが、すぐに固定でしか使わないようになりました。

7:PC/AT互換機
DX2-66、PentiumMX200、Celeron400、Celeron1Gとグレードアップしてきて現在4台目です。そろそろグレードアップしたいのですが、家でワープロ代わりに使うのでしたらこれで充分ですね。
9801時代のN88BasicやQuick Basicから開発言語はWindows上の
Delphi(デルファイ)に変わりました。一時Run/CやLattice C に手を出してCの勉強もしたのですが、結局身に付きませんでした。Pascalにしといて正解だったかなと言うのが今の感想です。DelphiはObject化されたPascalで、とても使いやすい言語です。巷の解説書を読むと継承だとか多態性(ポリモルフィズム)など出てきて何の事やらわからなくなりますが、そんなこと知らなくても動くプログラムは作れます。動かしながら勉強して行けばよいのです。ただ、添付のマニュアルで勉強してはいけません。何をやっているのかわからなくなります。私も挫折しそうになりました。おすすめは村上宣寛著「やさしいDelphi」日刊工業社です。ここに書評があります。最初からWindows上の Visual Basic や Visual C に取っついた人なら違和感がないかもしれませんが、長い間 N88Basic や QuickBasic になじんだ私にとってはリストが頭から実行されるのではなく、クリックしたボタンに書いたコードが実行されると言うプログラム構造の違いに慣れるのが大変でありました。これを乗り切ればそれなりのプログラムが書けるようになります。わたしも格子定数計算プログラムを書いて公開しています。それでもいつかは object の意味を理解したいと思ってはいます。

8:Windows CEの話
はじめて手に入れたCEマシンがカシオペアA-60です。通勤列車の中でこれを使って読み書きしていました。この原稿もA-60で車中で書いたものです。出張のときメールの読み書きにサブノートを持ち歩いていましたが電源まで含めると結構かさばるのでCEマシンに替えました。キーボード付きで最も小さいのがA-60でした。 単3のNiH電池で数日動くので電源を気にしないで使えます。カラー化して電源の持ちを減らすよりはモノクロでも電池が長持ちしたほうが実用的です。でも3年でキーボードの接触が悪くなり変換ミスを連発するようになり使わなくなりました。

ブックリーダー
カシオペアを使って出来ることの一つが読書です。青空文庫パピレスからダウンロードして、ブックリーダーを使って好きな書籍をいつでも読めます。これも電源を気にしなくていいからこそです。お薦めは富田倫生のパソコン創世紀。テキストファイルで1メガ、読みごたえあります。これがフリーウエアーだなんて信じられません。こんな時[投げ銭システム]があれば すぐに寸志を放り込むのですけど。早くこのようなシステムが確立しネット文化が盛んになればいいなと思います。

MP3
現在使っているCEマシンはカシオペアE700。キーボード無しのいわゆるポケットPCです。画面もカラーになり動画も見ることが出来ますし、音楽もきけます。毎月買っている英語雑誌のCDをMPファイルに落として持ち歩いています。テキストは自分で入力しないといけないので雑誌をそのまま持ち歩いています。雑誌も電子化したものを売ってくれると助かるのですが。

WinCEでのプログラミング
CEマシン用のソフトウエアーも自作できるようになりました。eMbedded Visual Basic を使ってモールス符号の受信練習プログラムを作り、車中で聞いています。こんな開発言語までただで公開してくれるなんて感激ですが、これでフリーのソフトが増えてその結果WinCEを選ぶユーザーが増えるのを期待しているのでしょう。なかなか遠大な計画のようです。とはいえモールス符号の受信練習プログラムではユーザー増大に貢献しそうもありませんがね。

9:ATケース再利用の話
使わなくなった333MHzのマザーボードをもらってきたのですが、手持ちのケースはAT規格でした。この程度のマシンのためにわざわざ新品のケースを買うのももったいないのでATのケースにATXのボードをつけられるか試してみました。マザーボードを取り付けて見るとねじ穴もうまく合いますので、キーボードやマウスを接続するための穴をリヤパネルに開けました。久しぶりにシャーシーパンチを使いました。見てくれは悪いですが裏側なので気になりません。捨てようかと思っていたATのケースが有効利用できました。

自作すればグレードアップの時必要な所だけ交換すればよいから経済的だよと当初言われたのですが、そうでもないなと感じています。3〜4年たって買い換え時期になる頃には当然マザーボードとCPUは交換しなければならないし、ハードディスクも必要容量が一桁上がっています。電源だってPentium4になった時ソケットの形状が変わってそれまでの電源が使えなくなりました。変換ケーブルを探したのですがどこにも置いていなくて、電源ごと交換した方が良いよと言われてしまいました。マザーボードも最近は幅の広いものがあり、昔のケースには入らない事があります。CD-ROMだって昔の鈍い奴を付けとくとソフトのインストールが一日仕事になってしまいます。ビデオカードやサウンドカードもオンボードでくっついて来ますので、こだわりのない私としては使わないカードがたくさん出てきてしまいます。と言うわけで使い回しがきくのはフロッピーディスクドライブだけという悲しい現実があります。でもFDは付けても使わない事が多いし、内部の配線がこんがらかるので付けない事にしています。時に穴をふさぐためだけに入れとく事もありますが、配線はしないというのが私の標準仕様となりました。それにしてもはづしてしまった2Gとか3Gのハードディスクって使い道が無いですね。ハンマーでひっぱたいてから捨てると言うのが正しい道でしょうか。

10:カシオペア用バッテリー

長時間電車に乗ったりする時に内蔵バッテリーだけでは心許ないので、単3乾電池4本ケースを利用して非常用外部バッテリーを作りました。乾電池はどこでも買えますので至極便利です。内蔵電池の充電を忘れていて危なかった時も何度か助けられました。電池ケースとコード付きプラグだけなので500円ぐらい(電池別)で作れます。

11:ザウルスSL−C1000

メールの読み書きがE700では心許ないのと、もうちょっときれいな画面がほしかったので、2006年夏にザウルスSL-C1000に乗り換えました。SL-C3200にしなかったのは、可動部分が無い方が持ち運びには安全かなとおもったからです。主な使用環境はこれまでどうり通勤電車の中でメモを書いたり、エクセルシートにデータを書き込んだりの用途ですので、このくらいの大きさがちょうど良いと思ってはいるのですが、この分野は高機能化する携帯電話と小型化するモバイルパソコンに押されて、どうやら絶滅危惧種のようですね。WordやExcelのファイルも開けますが、貼り付けた画像は表示しないとか、エクセルもPCで作ったファイルはマクロや関数を使っていなくてもうまく表示してくれないことがあります。画面はきれいなので、青空文庫を読んだりするのにはE700より遙かに快適です。もうE-700には戻れませんが、次の買い換え時には小型のモバイルパソコンになるのでしょうか。





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最終更新日時:2006年12月31日