北海道の不思議な習慣
内地
正月の帰省から戻ってくると下宿のおばさんがよく言っていました。「内地は暖かくていいっしょー」。そうです、ここは外地だったのです。だから北海道帝国大学に予科があったのです。でもこの言葉もほとんど死語となりました。羽田から飛行機に乗ってしまえば、着いたところが大阪だろうが札幌だろうが本質的な違いはないのです。夜行列車に乗って青森に着き、連絡船に乗って津軽海峡を越えてこそ此処が外地であることが認識できるのです。あの函館駅に着いたときの何ともいえない感慨は今味わうことはできません。「内地」とは連絡船と共に消えてしまった言語感覚です。
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