北海道の不思議な習慣

洗面器にタオルを浸し、濡れたタオルで顔を洗う

顔を洗うというのは北海道人にとってかなり厳粛な儀式でありまして、水道の水をジャージャー出しながらバシャバシャと顔を洗うなんている野暮なことはしないのであります。昔はどの家のストーブにも湯沸かしがついていて冬は何時もお湯が沸いていたので、洗面器にお湯を汲んで、水道水でちょうど良い温度に薄めます。おもむろにタオルをお湯に浸し、絞らずにそのまま顔を洗います。我々内地の人間にとって濡れたタオルで顔を拭くなんて軟弱なやつだと思うのですが、北海道ではこれが正しいしきたりなのです。以前は野外調査で一緒に宿に泊まると、こういう学生が必ずいたモノですが、最近は見かけません。どこの家でもシャワーが出るようになって、洗面所から洗面器が消えてしまったせいでしょうか。


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