クビレミドロ(中)

クビレミドロの分布と評価

絶滅危惧種のクビレミドロ(海藻の一種)の分布図

「4)評価

 クビレミドロは干潟や砂礫・砂泥を備えた平坦なサンゴ礁内礁に生育するため、埋め立てによる直接的な影響がもとで生育地が消滅したり、また海岸域の開発による潮流の変更と相まって、生存に最も重要な低質環境の撹乱がもとで生育地における個体群が絶滅する等、従来あった13ケ所の10ケ所がすでに失われたことが指摘された。また、現存する3ケ所の生育地にしても、とくに2ケ所は隣接する地域において進行中の海岸開発や水門の拡張工事等による影響が懸念され、生育地の個体群の存続が憂慮される。

 以上のことから、本種は(6)の絶滅危惧種に該当するものと判断される。」(香村真徳「1. クビレミドロ」、日本水産資源保護協会『平成8年度 希少水生生物保存対策試験事業 日本の希少な野生水生生物に関する基礎資料(IV)』449ページ、1997年3月)

同評価中、「進行中の海岸開発」は沖縄市泡瀬、「水門の拡張工事」は与那城町屋慶名を指しているが、その「沖縄市泡瀬三町目海岸」について、当時すでに、「中城湾沿岸における埋め立てや沿岸の開発が着々と進行するなか、生育地の低質環境が維持されるものなのか、この生育地での個体群は厳しい状況下にあり、存続は保証できないものと考えられる。」(同資料447ページ)などと指摘されている。


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