「妙に最近遅ぇぞ!」愛機「G-Sac 815E」が、どうやら寿命を終えようとしているようだ。「ジー、グガッグガッグガッグガッ」不自然な規則正しい耳障りなノイズを発し始めた2台のHDDには、Scandiskでも修復不可なセクタが発見された。幸いにして、重要データの損失は免れる事ができたが、いい機会なので、新型機に組み替えることにした。ちょうど退職したばかりなので、その記念に「Tie-Shock 845E」という名を与えることにした。語感が「退職」っぽいのと、「ネクタイを外す」と言う意味を込めて・・・


Section 1 構成部品たち
M/B : MSI 845E Max2-BLR
845Eチップセット発表前にフライング販売されていた、同チップセット搭載M/Bのパイオニア。FSB533MHz対応、LANやUSB2.0、Promise TechnologyのRAIDチップを搭載するほか、Bluetoothによる通信機能も有する・・のだが、これに関しては当面使い道がない。
CPU : Intel Pentium4 2.53GHz(FSB533MHz)
ご存知「インテル入ってる」の最新プロセッサ。Northwoodコア、FSB533MHzの逞しいヤツだ。でも、P3やAthronの1GHzが発表された時の「とうとうGHzの時代が来たか」に比べると、P4の2.53GHzではそれほどのインパクトは無かったような。とりあえず、ムーアの法則は今日においても健在であるってこった。
VGA : ATI All In Wonder RADEON(DDR 32MB) ※G-Sac 815Eからの流用
グラフィックチップで定評のあるATI Technologyのビデオカード。TVチューナー内蔵で、PC上でもTVが見れると言う理由だけで昔購入した。購入当時はその3D描画性能にグッときたものだが、2.53GHzのCPU等々、最新のものと組み合わせるにはそろそろ見劣りして来たので、早々に交換したいパーツの一つ。
RAM : 1024MB(PC2100 DDR266 / 512MB x 2)
「CPUが『ギガ』ならメモリも『ギガ』でしょ?」と言う事で、往年のメインフレームの如く鬼のような容量を搭載。とは言っても、近年のメモリ低価格化により、GBメモリなんぞ珍しくも何ともなくなってしまった。そんな時代である。
HDD : Seagate Barracuda ATA IV ST380021A x 2 (Total 160GB)
これまではIBM製HDDリスペクタだったのだが、公私共々、周りではIBM製HDDが逝きまくっていた。以前の職場ではサーバのHDDが購入後10日でクラッシュ、隣のチームではリーダーのPCがHDDクラッシュにより起動不可となる事態に騒然となる一幕もあった。そして、自らも「G-Sac 815E」のHDDが2台同時クラッシュと言う悲劇に見舞われた。ここは一つグッと涙をこらえて「サヨナラ、ビッグブルー。想い出をありがとう!」。かくして、俺はSeagate信者となる。流体軸受けを採用しているBarracuda ATA IVシリーズ、動いてんのかどうか不安になるほどシーク音が聞こえてこない。こいつを2台つないでRAID0 Stripe構成にしてみる。高速アクセスと引き換えに、どちらか片一方のディスクに障害が発生した場合はシステム全体がダウンすると言う諸刃の剣。しばしば「160GBも何に使うんだよ?」と聞かれるが、それは愚問である。
Drive : RICOH MP9200A (DVD/CD/CD-R/CD-RW) ※G-Sac 815Eからの流用
もはや珍しくも何ともない、DVD/CD/CD-R/CD-RWのコンボドライブ。CD-RWは一度も使ったことがない。できれば書き込み型DVDに移行したいが、規格の乱立にウンザリ。メーカー連合はもう少しユーザーの事考えてね。DVD-Multiやブルーレイディスク登場でDVD市場はどう変わってゆくのか!?
FDD : Panasonic LS-120
とっても珍しい、内蔵型SuperDiskドライブ。秋葉原で偶然見つけた。その時は「コレよりも珍しい内蔵型の240MBのドライブはありませんか?」と聞いてみたが、「いやー、ウチにも過去1回しか入ってきた事ないんですよ。流通なんてしてんですかねー、アハハ」とのお答え。こんな珍品(しかも新品!)ここで逃したら二度と手に入らないだろうという焦燥感にかられ、衝動買いしたもの。個人的には結構便利そうだと思ってたんだけど、ここまで普及してないって事は、そういう事なのか?
LAN : Intel PRO/100 VE (Onboard)
M/Bにオンボードで搭載のEthernetコネクタ。PCIスロットが空けられるから、M/Bに載ってるとちょっぴりうれしいフィーチャー。
Sound : Creative Sound Blaster AUDIGY ※G-Sac 815Eからの流用
一応、DTMのような事もやってるんで、オンボードサウンドではなくPCIのサウンドカードを使用。とは言っても、MIDIは外部音源なワケで、こいつは単純にWAVEやMP3の再生がメイン。せっかく付いてるデジタルI/Oも使ってなかったりして・・・安価な割には音質が良いのでお気に入り。オマケ的にIEEE1394が搭載されている。
SCSI : Adaptec AHA-2940UW ※G-Sac 815Eからの流用
昔々「余ってるから、やる」と、フィルムスキャナとセットで、親父がくれた。ありがとう、大事に使ってるよ!RAIDコントローラとのリソース競合を心配していたのだが、どうやら取り越し苦労だったようだ。
Case : Justy Corp. Angel BLUE MC-3003
MacのG4みたいなステキなケースが欲しかったが、んなモン中々ありゃしないので、パッと見がどことなく好みだったものに決めた。

Section 2 今回選んだケース「Angel BLUE」
自作派御用達サプライメーカー「Justy」の新作らしい。そこそこにスタイリッシュでオシャレな感じ・・・かな?「Angel」という、お姉さんが出てくるお店のようなネーミングもどこか「疲れたサラリーマンを癒す」っぽくて良い。肝心の中身だが、ドライブベイ 5.25 x 4 / 3.5 x 4(内シャドウベイが3) ATX2.03対応の330W電源を搭載。フロントにUSBコネクタがあるので、ここにはUSB2.0を引っ張ってくる事にする。掲載した画像ではフラッシュのせいでエメラルドになっているが、実際にはもう少し青っぽい。

Section 3 マザーボードの取り付け
これは特に問題なし。マザーボードをケース側面に重ね、穴を合わせてネジ止めするだけ。

Section 4 CPUの開梱
いよいよ最新のCPUとご対面。Intel製 Pentium4 2.53GHz (Northwoodコア FSB533MHz) だ。新モノは高いし実績もないので、市場ではあんまり人気がない事が多く、ご多分に漏れずこのCPUも一部のマニア向け製品と言う位置づけにされてしまうのではないだろうか?巨大なヒートシンクのせいか、余計にCPUが小さく見える。

Section 5 CPUとヒートシンクの取り付け
SECC2のP3をずーーーーっと使ってたから、PGAパッケージのCPUは久しぶりだ。でも、ハメ方は昔の486やPentiumと一緒、どうって事ない。高価なもんだからレバーを倒すのも慎重になってたけど。で、その上から本当にバカデカいヒートシンクを取り付ける。本当ならCPUとヒートシンクの間にはグリスを塗ってやると熱伝導効率が上がり、冷却効果が高まるのだが、今回はやめておいた。
そうそう、ヒートシンクの端っこは結構鋭利なので、ここで指を滑らしたりするとザックリ逝ってしまい、血染めのCPUが出来上がる事があるのでくれぐれもご注意を!

Section 6 メモリの取り付け
PC2100 DDR266のメモリを取り付ける。写真では3枚取り付けられているが、これが元で後にちょっとしたブービートラップにハマる事になる。事前の下調べを怠った自分が悪いんだけどね・・・

Section 7 そして、完成!(一身上の都合により途中省略)
ドライブ類を取り付け、続いてAGPやPCIのカードを取り付ける。俺の場合、ケーブル類は最後に接続するようにしている。こうして、記念すべき「Tie-Shock 845E」が完成した・・・はずだったのだが、いきなり問題発生。電源は入るが起動画面が表示されないのである。ビープ音も全く鳴らない。M/Bへの電源供給ができていない?AGPがキチンと刺さっていない?ケースのスピーカ接続は正しい?CPUはちゃんとソケットにハマっている?メモリは大丈夫?そもそも初期不良とかじゃないだろうな!?様々な思いが頭を駆け巡る。こう言う場合は焦らずに電源を切り、パワーケーブルをコンセントから抜き一服する。そして、おもむろにケース内の香りを確かめる。ここでキナ臭い香りがしていたら、あきらめる準備をしよう。その場合、M/Bはおろか、CPUやAGP/PCIカード等の高価なパーツ類が一瞬で「お焦げ」の産業廃棄物となってしまう事があるのだ。幸いにして、おろしたてのM/B特有の「新品の香り」以外に不審な臭気は感じられなかった。CPUも冷んやりしている。いくらヒートシンクがバカデカいと言っても、ここまでの冷却能力なんてあるワケない。「きっとCPUのハメ方が悪かったんだろう。俺にとっては久しぶりのPGAだしね。」巨大なヒートシンクを外し、CPUを裸にして行く。ソケットレバーを上げ、CPUを引き抜く。天に祈りながらもう一度CPUとヒートシンクをM/Bに取り付ける。運命の第二回Power On・・・症状変わらず。「アハハ、そうかそうか。画面が出ないんだからAGPだよね!」おいおい、ビープも鳴らないんだからAGPとかPCIとかはまだ関係ないだろ?「うーん、前にFDDの電源ケーブル斜め挿ししたら電源入らなくなった事あったな」全ドライブの電源&IDEケーブルを挿し直すも、相変わらずの状態が続く。こんな時は、起動に絶対必要なパーツ以外は全て外してみるのがセオリー。(常識人は最初にこうする)AGPとCPU、メモリ以外は全て外した。「これで起動しなかったら所期不良の可能性大だな・・・それとも最初に電源入れた時に壊しちゃったのかな・・」と、すっかり弱気になりながらPowerスイッチを入れる。が、これでもまだ起動画面もビープ音も出ない。絶望感の中、タバコに火を着け、M/Bのマニュアルを初めて開く。(最初にちゃんと読んどけよ!)ボーッとしながら「Memory Section」にたどり着いた時、「!?」、驚愕の事実が明かされる事となった。「本製品では、Double Sideメモリは2枚までのサポートとなります。3枚目のメモリにはSingle Sideのメモリをご使用下さい。」 え、何で?Double Sideだと2枚で1バンクとかになるんだっけ?そう言えば、先程の「最小構成」テストの時、メモリだけは思いっきり3枚挿しっぱなしだった。とにかく、チップセットの仕様なのかM/Bの仕様なのか、はたまた相性問題なのか、詳細を調べるのは後回しにして、早速メモリを1枚引っこ抜きPower On... 「ピピッ・・」おお、とうとうファンファーレの如く鳴り響くビープサウンドが!そして画面には神々しい「MSI(TM) Link to the Future」の起動ロゴが!やった、俺はとうとう克服したのだ!・・・各種設定とRAIDの構成を終え、WindowsXPをクリーンインストール、デバイスドライバとその他のアプリケーションを次々とインストールして行き、ネットに繋がるようになった所でWindowsのパッチとアンチウイルスの最新版をダウンロード。こうして、512MBのPC2100メモリを1枚余らせてしまった以外には問題も無く、「Tie-Shock 845E」は本当の完成を迎えた。



サブマシン「G-Sac 815E」
M/B : ABIT SH6
CPU : Intel PentiumIII 850MHz(FSB100MHz/SECC2)
VGA : Intel 815E Graphic
RAM : 512MB(PC133 256MB x 2)
HDD : Seagate Barracuda ATA IV ST380021A
IBM DTLA-307045 x 2 ※この2台が同時に壊れた
OPT : NEC DVD-ROM
LAN : 3Com Etherlink XL 10/100 PCI
SOUND : Intel ICH2 AC'97
OS : Microsoft Windows 2000
主な用途と特徴 : 「Tie-Shock 845E」を組み上げるため、VGAとサウンドカードとSCSIとDVDドライブを剥奪された、かつてのメインマシンのなれの果て。とりあえずはWindows2000を入れてLANに繋ぎ、ファイルのバックアップ専用機となっている。何だか昔のAptivaみたいなケースがちょっと気に入っていた。コイツが現役だった頃は、このケースを使ってP4マシンを組もうと思っていたので、先行投資で電源ユニットだけATX2.03 350Wに交換しておいたのだが・・・無駄になっちゃったかも。



サブマシン「G-Sac 440BX」改め「G-Sac 815EP B-Step」
M/B : ASUS P3B-F  ※現在はTUSL2-Cに換装されている
CPU : Intel PentiumIII 450MHz(FSB100MHz/SECC2)  ※現在は鱈Celeron1.2GHzに換装されている
VGA : Matrox Millenium G400SH(16MB)
RAM : 512MB(PC100 128MB x 4)  ※TUSL2-Cはメモリスロットが3本のため、現在では384MBに減っている
HDD : IBM DJNA-13xxxx(忘れちゃった・・)
OPT : Pioneer DVD-303S
    LogitecのCD-Rドライブ
LAN : MELCO LGY-PCI-TR
SOUND : Creative Sound Blaster Live!
SCSI : もらい物、メーカー忘れた
OS : Microsoft Windows Me
主な用途と特徴 : 最初に「G-Sac 815E」を組み上げた際の余剰部品により誕生。余ったパーツを置いておくとかさばってしょうがないので、ケースだけ買ってきて組み立て、押入れのなかでじっくりと熟成させていた。フランケンシュタインのような生い立ちだが、現在は妻子持ちの友人宅でASUS TUSL2-C & Celeron 1.2GHzに換装され、巨大ゲーム機としての幸せな余生を送っている。俺が贈った(ってか、あくまでも「貸している」のだが・・・)PCで家族が楽しむ様子は、とても微笑ましい。しかも、気が付いてみりゃIEEE1394カードまで入ってるし・・・当然のように「My Pictures」フォルダには子供の動画&デジカメ画像が山のように納められていた。「やっぱり家族っていいよなー」なーんてちょっぴり思ったりもしたけれど、失業中に組み立てたPCに「Tie-Shock」なんて名前を付けて喜んでいるただのPCヲタには贅沢すぎる、夢のまた夢である。こうなりゃ秋葉系の彼女を見つけてやるぜ!その前に就職だ!



ベッドの上から臨む
解説するほどのものなど何も無いが、一応。画面右中段の白いケースが「Tie-Shock 845E」である。その内ロゴマークでも作ってやろうかと思っている。上の方にペンギンのぬいぐるみが置いてあるが、Linuxを意識しているわけではない。奥の方にはテレビやオーディオ類などが置いてあり、擬似ドルビーサラウンドのパーソナルムービーシアターになる。5.1chのdtsシステムも導入したい所だが、いかんせん、壁が薄いので躊躇している。宝くじが当たって一軒家を建てるまでの我慢だ。
向かって左の奥がキッチンになる。料理やお菓子作りの舞台だ。調理器具はかなり充実しているので、材料さえあれば多分何でも作れると思う。レシピは別のコーナーで順次公開予定。
手前にある2台のシンセは学生時代から使っているもので、10年来のつきあいになる。「バンドでも組もうぜ!」と誘われ、BOOWY、PrincessPrincess、ドリカム、TMネットワーク等の邦楽を練習していた事もあった。結局、みんなバイトやら勉学やらで本格的な活動はできなかったが、それがきっかけでDTMを始めた。公開できるくらいのレベルまで成長できたら作品を世に出したいと思う。
キッチンから眺める
真昼間からカーテン閉め切って、薄暗い部屋の中でPCだけが生きがい・・・みたいな印象だが、逆光を避けるため一時的に閉めさせていただいた。フラットベットスキャナ、フィルムスキャナ、USB接続のラベルプリンタ、RolandのMIDIモジュール、ADSLモデム&ルータが所狭しと並ぶ。機材だけ見れば、一昔前のベンチャーな香りが漂い何だか起業できそうな気さえしてくる。ご覧の通り、女っ気は一切ない。



これからの方向性
VGAに多少の不満はあるものの、とりあえず「今時のPC」になったし、不具合も起きていないから当分はこのまんま行く予定。だけど手元にはPC2100 512MBのメモリが・・・。「こう言うパーツを活かしてやんなきゃかわいそうだ!」と言う想いが最強に強まった時、他の構成部品たちをかき集めてしまう事が原因で、PCの無限増殖が始まる。俺の未来予想図「きっと何年経っても・・」何年どころか、何ヶ月かで845GとかのVGA内蔵チップセットのM/Bを購入してしまうに違いない。そして「G-Sac 815E」は「G-Sac 845G」として生まれ変わるであろう・・・。あくまでも「予想」に過ぎないけど。



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