
Update 1999/08/12
レガシィにカーオーディオを取付けるときの苦労話を解説します。私も前の車をはじめ、友人の車にオーディオを取付けた事は何回かあるため、腕に自信がありましたが、この車はちょっと違う。ある意味で標準的な構造なんですが、作りがいいのか結構複雑で難しいです。なれれば大したことないのですが、神経を使いながら取付けるので結構時間がかかりました。これからオーディオをレガシィに自力で取付けようと考えてる人の参考になればと思います。
1.取付前準備(検討段階)
オーディオを取付けるためには、まず解体方法をマスターする事が必要になる。私は新車購入時に営業マンに「自分でとりつけます」と話したところ、整備マニュアルのインパネ解体部分をコピーしてくれました。今にして思えば、これがなかったらまず不可能だったのでは?と思うくらいです。レガシィの場合、インパネは木目調で傷を付けると目立ちそうなので、神経を使いますしね。実際の解体方法については、別のページで説明します。
私の構成は、
・オーディオ2DINユニット
・CDチェンジャ
・MDチェンジャ
・4chアンプ
・前ドアスピーカ(2WAYセパレート)
・後ドアスピーカ(3WAY一体型)
となります。またこれらの接続を実現するために、細かい話ですが以下のモノが必要になります。
・バス分岐ユニット(複数のチェンジャを付けるために必要)
・PINケーブル(5m×3:CDチェンジャ用×1 アンプ用×2)
・PINケーブル(2m×2:MDチェンジャ用×1 分岐ユニット×1)
・SONYバスケーブル(5m×1 2m×2)
・アンプ電源用ケーブル
・スピーカ接続用二極端子
・スピーカーケーブル
・ギボシ端子たくさん
・電源系ケーブル(色別各種)
・エレクトロンタップ
・両面テープ(色々)
・ゴム板(MDチェンジャの下敷き用)
(ダイナマットも使ってます)これらは、オーディオを買うとついてくるものもありますが、別途買ったものもあります。
とくに電気ケーブルや端子は取付ながらたりなくなって買いにいったものもあって、
何が何個必要だったのかは、よく覚えてない状態です。必要な工具としては、
ソケットレンチ、ドライバ、電気端子加工ニッパ、ラジオペンチ、ニッパ、検電テスタなどです。2.取付場所検討
取付けるものがたくさんあるので、やはり設置場所を検討します。納車される前にだいたいの場所は検討してあったのですが、実際の納車されてみてから、車の中身を見渡しつつ取付場所を検討しました。
・ヘッドユニット
これはもう考える余地は無しです。正面のインパネの中ですね。ただレガシィの場合、せっかく3DINありますので、何かもう一つ欲しくなります。私の場合は納車時はナビを付けてましたが、その後、ナビ&オーディオを交換するときに、1DINの小物入れを付けました。将来的にはメーターセットにかえるかもしれないですが。・CDチェンジャ
大きさから言ってラゲッジルームしかありません。問題はどこの取付けるかです。実際にはレガシィのオプションカタログをみて、純正のマッキントッシュオーディオのCDチェンジャを取付ける位置に決めました。具体的にはココです。ここだと横の小物入れを開けても邪魔にならないし、ラゲッジルームのスペースもあまり犠牲にならないので便利です。・MDチェンジャ
これも悩みました。ラゲッジルームに取付けるのがスペース的に楽なのですが、それだとMDの入替えに車を降りないと行けないので面倒です。運転席から近い位置に取付けるためには、センターコンソールボックスの中か、グローブBOXしかないです。実際のMDチェンジャを置きながら考えてグローブBOXにしました。この場合、グローブBOXが犠牲になりますが、車検証などは別の所にしまう事にして、ここはオーディオ専用とします。・アンプ
最初はシートの下も考えたのですが、4chアンプを買ってしまったので、思ったより大きくシートの下は無理であることが実際に置いてみてわかりました。(このとき、2chアンプにしとけば良かったかなとちょっと後悔・・・)
こうなるとラゲッジルームしかありませんが、荷室スペースをつぶすのはワゴンという特性が損なわれてしまうので、ちょっといただけません。そこでサブトランクに設置することにしました。(実際にはそういう人が多いみたいです)
サブトランクは仕切で分かれて2ブロックありますので、手前は小物スペースとして取っておき、奥の方へ設置することにしました。実際にはこんな感じです。レガシィのいいところは2ブロックあるサブトランクのフタを別々にあけることができるところにあります。これって結構便利です。(レガシィを選択した理由の一つです)
・ドアスピーカ
これは前後共ドアの中に収めます。別に深くは考えてませんでしたが、あとで問題が。
ドアをバラしてわかったのですが、オーディオレスのレガシィは当然スピーカーもありませんが、スピーカステーもありません。ドアパネルには何も付いてないのです。これには参った。ディーラに電話して相談したところ、営業さんも知らなかったみたいです。ドアスピーカーマウントを前ドア/後ドア用をそれぞれ注文しました。さらにセパレートのツィーターもどうしようかと考えたところ、レガシィのオプションカタログに文字だけですが、「ツィーター用スピーカーグリル」という記述があったので、これもディーラーに頼みました。これでツィーターがきれいに隠れますし。
3.配線を考える
取付けるものがたくさんあるので、予め配線ルートを考えます。私の場合は、レガシィをバラしながら実際のスペースを見て検討してました。・アンプ電源配線
アンプの電源配線は、バッテリーから直接引きます。エンジンルームから客室に引き込んで、サブトランクまで引き回す必要があります。電源配線はノイズの原因にもなりますので、信号系と電源系は、出来るだけ分ける必要があります。オーディオの配置を考えて、信号系は左側(助手席)で、電源系は右側(運転席)を通すことにしました。・スピーカーケーブル
アンプを使うためにスピーカーケーブルを、アンプからスピーカーへ引き回す必要があります。本来ならアンプから直接ドアにケーブルを引き込んでスピーカーに直結するのがベストですが、ドアをバラして見てみることしばし・・・。ドアとボディを結んでるケーブル通しのゴムパイプはあるのですが、これがひん曲がってる。おまけに腕が入りにくいように入りくんでる。少し悩んでましたが、試しにケーブルを引き込んでみました。しかし・・・、全然入らない。こりゃぁだめだぁと思い、中止。スピーカーケーブルはアンプからオーディオ裏に持っていき、そこで純正スピーカーケーブルにトバイパスすることにしました。しかし、純正ケーブルってなんで細いのでしょう?
本来なら少し太めのケーブルを引くのがベストなんですが、とてもドアの全体をバラす気もしなかったので、簡易で済ますことにしました。
・オーディオケーブル系
チェンジャやアンプをヘッドユニットと接続するためにPINケーブルを引き回す必要がありますが、私の場合は二台のチェンジャのために分岐ユニットもあります。分岐ユニットは本来はインパネの裏などに隠すのですがレガシィの場合は、デッドスペースがホトンどありません。分岐ユニットをアチコチに置きながら考えましたが、結局助手席の下に設置することにしました。最終的な結線図はこのようになります。
この図のように書くとかなり大がかりな感じです。たしかに全て引き回すのはけっこう大変ですが、そのぶん、やりがいもあり、ここは一つがんばってみようと思いました。
電源系は右側で、信号系は左側という感じにしようと思いましたが、ちょっと太いスピーカーケーブルを左側をはわすのは、もう無理(サイドがケーブルで溢れる・・)なため、「大丈夫だろう」と思い、右側を通してます。また、配線の関係で信号系と電気系が交差するポイントが出来てしまいますが、一応、直角になるようにしてあります。
結果としては、エンジンノイズを拾うことはありませんでした。
4.レガシィをバラす
オーディオを取付けるためには、内装をバラす必要があります。今回のように取付けるとすると大きくわけて次の部分をバラす必要があります。・インパネ一式
・センターコンソール
・グローブBOX
・サイドシル(前後)
・ドア内張
・ラゲッジルームこれだけバラすのはけっこう重労働です。私の場合は、なんだかんだで一ヶ月かかってますけど、少しづつやるのも、楽しいもんです。
レガシィをどうやってバラすかは、別のページで紹介したいと思います。5.FMアンテナ線の引出
BHレガシィは標準でリアウィンドウアンテナが装備されています。過去の車は全部オーディオ取付部の裏側にアンテナ線が出てますので、すぐに結線できるだろうと思ってましたが、レガシィはどこを探しても見当たらない。
後でわかったことですが、レガシィのアンテナ線は、助手席側のカーペットの下で助手席に座った時の右足近辺に隠してありました。
なんでこんなところに端子を出すのだろう?
これだと、そのままだと接続できないので、延長ケーブルが必要になります。カーショップのオーディオコーナーなどで売ってるアンテナケーブルの延長コードが必要。1mもあれば足りるでしょう。6.バッテリーからの電源線
アンプを取付けるのでバッテリーから直接電源線を引く必要があります。バッテリーからの配線はエンジンルームをはわしますが、エンジンルームの中の適当なコルゲートチューブを通すか、ケーブルなどにタイラップで留めたりして固定しておきます。エンジンルームから客室への引き込みには、適当なグロメットを通します。私の場合は、運転席側にゴムで穴を塞いでるグロメットがありましたので、そのグロメットを外してからドリルとカッターで穴を開けてケーブルを通しました。バッテリーのケーブルはそのまま運転席側のサイドシルを外して、右側のカーペットの下を通してラゲッジルームへ回してます。
7.PINケーブルとバスケーブル配線を回す
本体からチャンジャへ回すケーブルは、いったん、チェンジャの分配器に引きます。チェンジャの分配器の設置場所は、いろいろ探した結果、レガシィはスキ間が少ないので、助手席の下に設置することにしたので、引き回しは、こうなります。・メインユニットから助手席下へ引く
・助手席下からグローブボックスへ引く(MDチェンジャ用)
・助手席下からラゲッジルーム右側へ引く(CDチェンジャ用)2mのケーブルだと本体から助手席下へ引くのはギリギリだったりするので、できるだけ最短距離で引くように注意します。助手席側のカーペットをめくりあげてケーブルを引き込みます。同時にFMアンテナのケーブルも延長を繋いでおくといいでしょう。
注意点ですが、レガシィのカーペットの裏側はザラザラしており、素手を突っ込むとすれて手の皮をケガします。私はスリキズで血まみれになりました。(;_;)
ケーブルを引込むときには、必ず軍手をするようにしたほうがいいでしょう。8.スピーカーケーブルを引き回す
アンプからスピーカーケーブルを各スピーカーに引き回す・・・つもりでしたが、レガシィのドアへスピーカーケーブルを通すのは、けっこうきつい。試しに運転席ドアに通して見ようと思いましたが、15分くらい格闘してあきらめました。ドアパネルを解体しないと通すのは難しいです。
そこで、オーディオ裏に来てるスピーカー用の端子に結線することにしました。つまり純正ケーブルを使うわけです。純正ケーブルはかなり細いので音にも心配はありますが、しょうがない。アンプからのスピーカーケーブルは、全て右側のサイドシルの中を通してオーディオ取付部に回します。ここには電源用のケーブルも走ってますが、左側にはpinケーブルが走っててスペースがないので、ここしかありませんでした。
オーディオ取付部の裏側で、スピーカーケーブルの先端にギボシ端子をつけてから接続します。
ケーブルの引き回しが終ったら、いよいよ各部を取付けていきます。
9.メインユニット取付
メインユニットは、本体を取付けるよりも、裏側の配線を正しく結線するのが重要な鍵です。オーディオの裏には、オーディオ用だけでなくカーナビやその他のパーツにも配線を回すための端子がいくつかあります。たとえば、ライトイルミ結線などがあります。
これらを引き出してから、オーディオを取付けます。私の場合はナビも同時に取付けてるので、ナビへの配線も分配します。オーディオの裏は、かなり狭いです。ケーブルは出来るだけまとめておきます。私の場合は、必要なケーブルを束ねてからビニールテープで巻いてしまいます。こうすると太い一本のケーブルになってるので、絡みにくくなります。
まとめたケーブルを奥へ奥へとつめていき、ギリギリの状態で結線するようにしないと、全部取付けたあとで、オーディオユニットを収めるときに、ケーブルが邪魔で収める事ができない事があります。できるだけ、ケーブルをきれいにまとめて置くようにします。
10.アンプ取付
アンプはラゲッジルームのサブトランクの中に収めることにしました。サブトランクは発泡スチロール製なので、穴を開けたり加工するのは難しくありません。私が取付けるアンプはサブトランクの仕切に少し当たるので、仕切板を若干削って加工しました。また、メインユニットからのケーブルやバッテリーからの電源ケーブルを通すための穴を開けておきました。穴あけは少し大きめのカッターがあれば、大丈夫でしょう。11.スピーカーの取付
スピーカーを取付るのは、ドアパネルをはずしさえすれば、全然簡単です。ドアパネルを外すのは運転席が一番たいへんでしたが、他のドアは案外簡単でした。
スバルの車は、純正のスピーカーケーブルの端子は、T字型のコネクタになってますので、それに合うコネクタを買っておいて、スピーカから出てるケーブルにコネクタを接続しておけば、結線が楽です。コネクタはカーショップで手に入ります。オーディオレスでレガシィを購入すると、ドアパネルにスピーカーステーがついてません。スピーカーステーは別途ディーラーで購入する必要があります。後で知ったことですが、カロッツェリアからレガシィ用のスピーカーステーが販売されてます。ただ、これってカロのスピーカー用かもしれないので、注意が必要です。
また、カーオーディオ専門ショップなどでは、木製のステーが売ってりするみたいなので、これらを探すのもいいかもしれないです。私はディーラーで純正部品を買いました。ドア4枚分で14000円ぐらい。こういう小物部品って高いですよ。車体を値切った分、こういうパーツ類でお金がかかってしまいます。