LAST UPDATE 2001/3/18

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★はじめに

オイルの選択に凝るようになると、欲しくなるのが油温計/油圧計のメーターです。
現在のオイルがどのような性能なのか?オイルの劣化具合は? な〜んてことを客観的に見たくなると、これらのメーターは欠かせなくなります。

もちろん、メーターでは測れないオイルの性能もたくさんありますが、目安としては面白いです。私の場合は、「付けてみたかった」というのが本音ですが。

このメーター取付けは1年程前に行なった作業ですが、その後、オイルブロックなどの交換もしていますので、改めて掲載することにしました。

★メーターの選択

メーターと言えば、大森メーターか、日本精機です。 種類の豊富さでは大森がいいし、日本精機のDefiメーターのディジーチェーン接続にも興味はありました。
私の場合は取付け場所が、「オーディオユニットの1DINの空きを使う」と決めていたので、ここに取りつけできるメーターである必要がありました。45φだとキレイに収まりますが、52φでは、はみでてしまいます。
結果として、取付けが楽でキレイに収まる45φを選択したので、大森メーターとなりました。Defiシリーズは52φしかないのす。

ちなみに52φのメーターもオーディオ1DINに取付ける事は可能だし、実際に取付けている人もいますが、インパネの加工なども必要なようです。


★情報収集

油温計/油圧計については、あまり資料が無くて、何がいいのか?どうやったら問題無く取りつけできるのか?という情報が少なかったです。私は、ショップに相談しました。
大森メーターのHPで紹介されている「尚永」という御店です。(ココのHPは無いようですが)
この御店は、カー用品店という名目の、「メーター屋さん」で、メーターばっかりたくさんあります。大森とラムコがメインですが、メーター本体だけでなく、取付けステーや保守パーツなども常に在庫があるので、飛び込みでもすぐにモノが手に入るというメリットがあります。一般のカー用品店だと取り寄せになるようなレアモノやマニアックな用品が置いてあるので、ちょっと面白い。御店の店長さんも親切に教えてくれます。

★メーターの取付け方の選択(オイルブロックの選択)

油温計/油圧計は2通りの取付方法があります。

油圧計は、純正で着いている油圧警告用のセンサー部を取外し、そこに割り込ませる方法が一つ。
油温計は、オイルドレンプラグを交換して、センサー付きドレンプラグを利用する方法が一つ。
最後に両方ともオイルブロックを利用して取付けてしまう方法があります。

油圧警告ラインが何処なのか探すのがヤッカイなのと、場所がわかっても、そんなところをいじくるのが大変なので、迷わずオイルブロックを選択しました。

最初は、大森のオイルブロックを購入して取付けましたが、後にラムコ製のオイルブロックへ交換しました。

★必要な部品/工具など

・ジャッキとウマ(長時間、車の下に潜ります。ウマは必須です)
・24mmのソケット(ディープ)、又はメガネレンチ
・7mmのソケット、又はメガネ
・フレアナットレンチ(10mm/12mm/14mm) 又は、スパナ (フレアナットのほうがいい)
・ソケットレンチ各種
・トルクレンチ
・オイル受けトレー、及び、廃油処理箱などのオイル交換グッズ
・エンジンオイル

オイルブロック取りつけ時には、オイルフィルターを外すので、オイル交換も同時にしてしまうほうがいいでしょう。新品のエンジンオイルとオイルフィルターも用意します。(大森はフィルターが付属しています)

大森の場合は、ブロック部にホースジョイントを取付けるために、24mmのメガネレンチが必要です。また、付属のホースバンドは7mmのソケット又はメガネレンチで締めるめます。マイナスドライバーで締めると漏れます。

ラムコの場合は、オイルブロックをフィルター取付部に付ける際に、24mmのソケットが必要になると思います。


★油温計の不具合

油温計が正しく動作しなくなりました。油温が150度を越えてメータを振りきってしまいます。
いろいろ考えた結果、油温センサーおよび接続ケーブルの交換、そして耐熱加工をやり直しました。
その結果、油温計の不具合は解消されました。


★3連メーター&オイルブロックの取付けにチャレンジ

大森製オイルブロックの取付
大森オイルブロックキットです。スバル用です。
部品点数が多いので、DIY魂にそそられます。

組立て自体は、付属のマニュアルを見れば問題ありません。
問題は、実際に車に取付けるときに、どのように配管するかが大きなポイントです。

オイルブロック本体にホースジョイントを付けています。ホースジョイントはガスケットを付けて取付けますが、どうしてもココからオイル漏れが出ますので、締付けはメガネレンチなどでシッカリと行なう必要があります。

ただし、丸いブロックを手でもって、写真のような締付けを行なうのは、力が入り難くて、けっこうキツいです。
できれば、オイルブロック部を何かに固定した方が、付けやすいでしょう。

ブロック(青)に配管を取付けた状態で、オイルフィルター取付部に取付けますが、ココでは配管の取り回しを見るために、仮付けです。基本的にはフィルターの代わりですから、クルクルと手で締め込みます。(コレはレンチも使えないし)

この状態で配管の取り回しを決めるために、ホースを目的の場所まで引っ張って、長さや取り回しの確認をします。
決定したら、手で
ブロック(青)を締め込んで固定します。

ホースを下から上に引き出した所です。やはりコノ位置しかなさそうです。
実際には、
オイルブロック(赤)をフィルターが上向きになるように付けるか、下向きに付けるかで悩みましたが、フィルターを取外す時にオイルがこぼれる事を考慮して、フィルターが下向きになるように決めました。
従って、ホースは、一端上に引上げた後、下側に向かせるように配管する事になります。

ホースの取り回しを決めたら、ホースをカットします。すっごく固いホースなので、金属用のノコギリを使いました。
ホースをカットしたら、その先にブロック(赤)を取付けました。黄色の丸印の所にフィルターと連結するためのネジがあります。このネジですが、取付けが甘いとフィルターを交換するときに、同時に取れてしまいます。

こんなモノを締付ける工具は持っていないので、私はプライヤーで掴んで締めました。
オイルブロック(赤)にセンサーを取付けたところです。
尚、センサーを取付ける際に「フッ素テープ」をネジ部に巻付けますが、これをシッカリやらないとオイルが漏れます。また、締付けにはフレアナットレンチを使った方がいいです。スパナではトルク不足でオイルが漏れます。

後はフィルターを取付けて、車体の下からホースとブロック(赤)を潜り込ませるように取付けます。
写真が無くて説明しにくいですが、
「下から出たーホースを前方に回して、ラジエターFANのガイドあたりにタイラップで固定し、運転席側へ回す」という感じでしょうか。
オイルブロック(赤)の取付を上から見たところです。こんな感じです。
ざっと5時間ぐらいかかります。ふ〜、お疲れさまです。
メーター部の取付け
メーター自体です。向かって左から電圧計/油圧計/油温計の順番で並べました。順番は好みです。
メーターの取付けステーは、大森製です。45φ用のコノステーの場合は、オーディオの1DINにキレイに収まります。
斜めに角度がついて、運転席側に向いています。
メーターの反対側です。電子式なので、コネクタは小さいです。

ステーをオーディオ部に固定する時には、多少の調整が出来ますので、オーディオ部とツライチになるようにうまく調整します。
10 取付けはオーディオと同じですから、特に詳しい説明は不要でしょう。

・オイルブロックからのセンサーの配線は、エアクリーナーを取外して、その下を通す。
・配線は、運転席側のグロメットを使って、室内に引込みます。
・室内に引込んだ配線は、そのままカーペットの下に引込んでオーディオ部に回して行きます。
・12Vの配線は、ターボタイマーのイグニッションから取りました。
・照明用のディマーは、オーディオから分岐しています。
・電圧計は、バッテリーから取るべきでしょうが、イグニッションから取ってます。
11 3連メーターの完成図です。バッチリ決まりました。

設置場所としては、エアコンのところが一番見やすいかもしれませんが、インパネの加工が必要なので、やりませんでした。

ラムコ製オイルブロック取付
12 ラムコのオイルブロックです。本体と、ネジ部で構成されます。ネジ部は、車体のフィルター取付けボルトに固定して、みずからフィルター取付けネジと化すボルトです。

締付けには、24mmのソケットを使い、トルクレンチで締めました。
13 ラムコのオイルブロックを取付けたところです。黄色の丸印のようにフィルター取付部兼用のボルトで固定します。

このブロックを取付ける注意は、向きです。油温計/油圧計のセンサー部がでっぱるので、それらがエキマニかオイルパンにぶつからないように注意します。
14 写真は、油温計/油圧計の配線を引き回したところです。エンジンの横から車体のフレームに沿って引き回します。引き回したケーブルは、両面テープ型の配線止めなどで固定します。

ただし、これだとマズイ事が起りました。

エンジンを高回転で回すような運転をしたときに、油温計のケーブルが溶けました。どうやらエキマニの熱に耐えられなかったようです。
と言うか、エキマニを甘く見ていました。推定で500度ぐらいになるので、周辺に何かを通す場合は、熱対策は必須なワケです。
15 熱で溶けたケーブルです。ひょっとしたら、エキマニと接触したのかもしれません。被覆が溶けて4本のケーブルがくっついています。こりゃ、あかんわな。
16 油温計のケーブルの溶けた部分を切断し、ギボシ端子でつないで、新規に引きなおしました。油温計に付属のケーブルは4芯ですが、実際には2本しか使っていないので、2本分だけ引けばOKです。

そのケーブルを耐熱カバーで被いました。これだと500〜700℃まで耐えるようなので、解ける事はないでしょう。

カバーで覆ってから、要所をタイラップで固定しました。
17 耐熱カバーを付けたケーブルを引き回した様子です。
エキマニと触れないように、フレームに固定してあります。
直接触れる事がなければ、問題はないでしょう。
18 念の為に、油温計のセンサーにも耐熱カバーを巻いておきました。
19 油温計で、油温が正しく表示されない不具合が出ていたので、油温センサーを交換することにしました。左の写真の上が新しい油温センサーで、下が古い油温センサーです。新しい油温センサーは、センサー結合部をスプリングで覆って耐熱保護が強化されているようです。

う〜ん、ちゃんとバージョンアップされているなぁ。

油温センサーは、単品で購入すると7500円もしました。結構高いもんです。
20 「項番16」では、耐熱アルミクロスを使いましたが、右の写真のような耐熱ホースに交換しました。こちらの方が、ちゃんとホースになっているので、ケーブルを通して簡単に出来ます。

今回は、電気ケーブルを2本通せばいいので、細いものを購入しました。
Super Autobacsで、2500円でした。結構高い。


★オイルブロックの比較

オイルブロック(この名前は大森の商標のようですが、他社もコノ名称を使っている)は、固定式と移動式があり、固定式にはラムコなどがあり、移動式は大森となります。以下に私の独断と偏見の比較表。

項目 ラムコ 大森
取付種別 固定式 移動式
取付方法 エンジンとオイルフィルターの間に挟む オイルフィルターを純正位置から別の場所へ移動する。
取付時の悩み度 油温計/油圧計のセンサーケーブルがあるので、オイルブロックの向きに悩む。大した問題では無い。 オイルフィルターの移動先を決めるのが悩む。また、オイルの配管をどのように引き回すかが悩む。
取付難易度 オイルブロック自体は簡単。フィルター部に固定するだけ。 パーツ数は大した事はないが、無理なく配管を引き回すのが大変。
見栄え ただの金属部品だし、見えない位置。 メタリックレッドに塗装された部分がエンジンルームでチラリと見えるので、カッコイイかも。
メーター用のセンサー穴 メーターがラムコでも大森でも問題なく付きます。 大森専用と言われていますが、他のでも着くでしょう。
オイル漏れ シッカリつければ、漏れない。 どうしてもパーツの繋ぎ目から若干漏れる。
値段 1万円ぐらい 3万5千円ぐらい
オイルクーラーとの関係 ラムコは別製品で可能 配管の途中で割り込ませる事が出来るので、後で追加できる。

メーターのメーカーとオイルブロックのメーカーは、一致していなくても大丈夫なようです。センサーをオイルブロックに取付けるためのネジ穴径は各社とも互換性があるようです。(念の為にショップで確認します。)

レガシィに限った場合の話ですが、スバル車は水平対抗エンジンという特徴からオイルフィルターが下向きに付いています。そのため、オイルブロックを追加したことで、オイルフィルターが下に出てしまう可能性があり、路面にヒットしてしまう恐れがあります。メーカーの大森からも「「スバル車は、移動式を薦める」という話が出ているそうです。

ラムコの場合は、約2cmぐらい出っ張りますが、これぐらいではアンダーカバーに干渉することもなく、問題ありません。

大森のオイルブロックの場合は、フィルターが移動できるので、路面にヒットすることは意図的に避ける事が可能です。また、オイルクーラーに取付けを考えている場合には、後で追加できるというメリットもあります。
しかし、大森の場合、オイルの配管を下向きに引き出すことになるので、結局ラムコよりも下側に空間が必要になり、アンダーカバーと少し干渉します。また、移動先に配管を持ってくのも結構手間がかかります。レガシィの場合は、たぶん、
「運転席側の前方のエアダクトの下」しか、適当な場所がないんじゃないかと思われます。
お金がかかりますが、L型コネクタを使った方がキレイに付けることができると思います。

結論から言ってしまうと、大森のオイルブロックは大がかり過ぎてしまって、レガシィには合わない気がします。
GT-BのMT車なら、標準で水冷オイルクーラーが付いていますので、大容量のオイルクーラーが欲しい場合を除いてメリットはありませんし、取付も空間が必要で大変です。一番困難なのは、「漏れ」です。
ラムコは単品パーツなので、漏れる場所が少ないですが、大森は組立て式なのでパーツ数も多く、それらの繋ぎ目からどうしても漏れてきます。経験からですが、オイルホースの繋ぎ目から漏れやすいですね。ホースバンドで締付けることは可能ですが、あまり締付けすぎると、ホースバンドのネジは簡単に壊れますし。(一回壊れた)
まぁ、私の付け方が問題なのかもしれないし、完璧につければ漏れは無いのかもしれません。

というわけで、
「DIY魂が豊富な場合」は大森製でもいいのですが、「一般的にはラムコ製」が御薦めでしょう。

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