グループ・ディスカッション対策

 

 


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目次

■デキるヒトになればディスカッションは通過できる
■ディスカッションは「チームワークの中での面接」
■ディスカッションの醍醐味
■ディスカッションの流れ
■司会はするべきか?
■結果に貢献する
■役割分担
■内定をとりまくったヒトの「本番前までの練習量」は30回以上!
■「どんなヒトとでもうまくやれる人材」をめざそう

■「暴走くん」「あげ足くん」に注意!
■いい意見と「暴走」「あげ足」は紙一重
■業界・企業別の評価基準の違い
■ディスカッションのテーマ例
■新聞を活用して「自分の意見」をもつ
■グループ・ワークの基本
■ディベートの基本

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■デキるヒト になればディスカッションは通過できる

 「自ら目標を設定し、困難を克服し、自分の強みを生かして、チームで結果が出せる」。
  繰り返しになるけれど、「実力がある学生」をボクなりに定義すると上記のようになります。

 これはディスカッション(公務員試験の場合「集団討論」)でも同じです。
  迷ったら、いつもココにたちもどるようにしてください。

 そして、この実力は、大半のヒトが修練によって身につけることが可能です。
 日々の生活やディスカッションの練習の中で気づきを得、実力を向上させていきましょう。

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■ディスカッションは「チームワークの中での面接」

 「みんなで内定しよう!」
  この精神がディスカッションではきわめて重要です。

 ディスカッションでの人間模様を見ていると、芥川龍之介『蜘蛛の糸』のストーリーを思い出します。
  ヒトを蹴落とそうとすれば、自らも一緒に地獄へ落ちてしまいます。

 ディスカッションでは全員が味方。
  みんなが通過するようにがんばろうとしたディスカッションほど、通過する学生が多くなる傾向にあります。

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■ディスカッションの醍醐味

 三人寄れば文殊の知恵。
  これがディスカッションの醍醐味です。

 一人ではできないことが、チームでは達成しやすくなります。
  しかも、相乗効果で1+1を、3にも5にもすることが可能です。

 そのためには、お互いが協力して知識を集めること。
  その知識をもとにしてみんなで発想を膨らませることです。

 一般的には多数決はとらず、全員が納得するまで話し合います。これをコンセンサス(全会一致)といいます。

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■ディスカッションの流れ

 一般的なディスカッションの流れは次のようなものです。
  時間はまちまちですが、30分から60分までというのがポピュラーです。

   自己紹介
    ↓
   役割分担
    ↓
   時間配分の話し合い(どういう話にどれだけの時間を割くか)
    ↓
   何を話し合うかを決める(テーマの定義)
    ↓
   発想を広げるための意見交換
    ↓
   論点を絞り込むための意見交換
    ↓
   結論
    ↓
   発表

 最初に軽く自己紹介をしておくとメンバーどうしが打ち解けて、議論がスムーズになります。
  その際、メンバーの名前をメモしておき、発言のときに名前を呼んだりすると、「この学生一味違うな」と人事に思ってもらえたりします。

 理想的なアプローチとしては、会場に早めに到着して参加者どうしあいさつをしておくといっそう効果的です。

 事前に何を話し合うのかを決めるのは、見落としがちですが意外と重要です。
  たとえば「ゆとり教育」について話し合うとします。でも、ゆとり教育の定義を最初にしておかないと効率が悪くなります。
  あるヒトは「授業で扱う内容が減ること」、あるヒトは「土日が休みになること」のみを念頭において議論に参加している場合があったりするためです。

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■司会はするべきか?

 確かに司会を買って出て鮮やかに進行できれば通過する確率があがります。

 しかし、過去の内定者をみてきて、司会をしなくても内定したヒトはたくさんいます。
  それは、
評価のポイントが「結果にどれだけ貢献できたか」だからです。
 結果に貢献するための方法は司会をすることだけではありません。

 また、司会がいなくてもディスカッションはできます。
  司会をつくってしまうと司会は意見を言いづらくなります。そうしたことを避けるために司会をつくらないケースがあります。

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■結果に貢献する

 うまく司会をしたり、 独創的な意見を言えたりすれば評価が高いのは事実です。
  でも、それ以外にも結果に貢献する方法がいくつもあります。

 たとえば・・・・・・

 ・時間管理をする
 ・効果的な議論の手順を提案する
 ・何について話し合うのか、テーマの定義をする
 ・それた議論をもとにもどす
 ・拡散したハナシを整理する
 ・発表者に立候補していいプレゼンをする
 ・発言の少ないヒトに話を振ってあげる
 ・みんなが活発に意見を言えるような雰囲気づくりをする
 ・姿勢やマナーがよく、元気

などなど。

 時間管理について。
  議論に夢中になると、時間管理がおろそかになりがちになります。
  そのままでは結論が出せないことがあります。
 プロとは結果を出せるヒトです。プロの一歩手前にいる皆さんは、ぜひ時間管理をして結果にこだわってほしいと思います。

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■役割分担

 役割としては、司会、書記、時間管理、発表などがあります。
  司会に負けず劣らず、書記、時間管理、発表の役割は重要です。

  書記をするときにホワイトボードが使用できるなら、きれいなレイアウトで書記ができたりすると好感度がグっとあがります。
  場合分けするときには樹形図を使うなどするとディスカッションの効率をアップさせることができます。
  また、書記をすると、議論を整理したり議論の流れがそれたら元に戻すこともできやすくなります。

 ただし、ホワイトボードがない場合、書記をすると書くことに精一杯で意見を言いづらくなることがあるので注意しましょう。

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■内定をとりまくったヒトの「本番前までの練習量」は30回 以上!

 ディスカッションも面接も「慣れたもの勝ち」という一面があります。
  ディスカッションも面接も実技です。実技とは、たとえたら水泳やスキーのようなもの。実際にやってみなければ上達が難しいものなのです。

  国内でイチバンがんばる学生は、自主ゼミや企業セミナーでの練習も含めれば、本命企業のディスカッションまでに30回以上体験します。

 練習の際には就職コンサルタントや、人事経験者、内定者などにも立ち会ってもらいます。
  ディスカッションが終わるたびにダメだしを受ければ、司会、書記、時間管理、発表などのスキルがメキメキついていきます。

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■「どんなヒトとでもうまくやれる人材」をめざそう

  人事をやっていたときに痛感したのは、ディスカッションをするとチームワークの得意・不得意が一目瞭然になるということです。
  とりわけ、その学生がヒトをえり好みする人間なのかどうかが手に取るようにわかります。
  ここらへんのところは、にわか仕込みのテクニックではなかなか対処できません。

 入社後にはさまざまなタイプのヒトとシゴトをすることになります。
  社内ではパートさんもアルバイトもいます。社外の取引先やお客様の中には、苦手なタイプのヒトがいることでしょう。

 どんな相手とでもうまくやっていこうとする意思があるのかどうか。
  まずは皆さんのココロの中でスタンスを決める必要があります。

 苦手なタイプのヒトを許し、心を開く。そんな決意をすることがディスカッション上達の近道 なのです。

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■「暴走くん」「あげ足くん」に注意!

 ディスカッションが難しいのは、議論をみだすメンバーが同席することがよくあるためです。
  彼らに引きずられては議論がまとまりません。結論から遠くはなれ、あたかもタイタニックのように全員が沈んでしまうことだって起こりえます。
  かといって、全員が味方ですから叱り飛ばすこともできません。

 チームをみだすヒトのタイプとして「暴走くん」と「あげ足くん」がいます。

 暴走くんは周囲におかまいなしに自分の意見を言いまくります。一回のハナシが長く、議論の時間がどんどんとられていってしまいます。

 あげ足くんは、他のメンバーの意見をことごとくつぶそうとしてきます。
  他人を蹴落とせば自分が通過できると誤解しています。

  こうした 「困ったちゃん」が入っていたとしても、決して感情的にキレることなく、根気強く彼らを説得する努力を続けましょう。

  暴走くん対策としては、ディスカッションの最初で「全員が均等に話すようにしましょう」などと決めておくといいでしょう。
  ハナシが長いときには時間管理をきっちりして、「すみません。時間がないので要点を簡単に言ってもらうことはできますか?」などとソフトに頼みましょう。

 あげ足くんタイプの学生は、ヒトの批判は得意でも、自分の意見がないことがよくあります。
  「なるほど。それでは○○さんの意見はどうなのですか」
などとハナシを振ってみましょう。

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■いい意見と「暴走」「あげ足」は紙一重

 ただ、本当にいい意見というのは少数意見になりがちです。
  一例をあげれば、議論はあるかもですが、小泉首相の郵政民営化。小泉さんが議員時代にはきわめて少数意見でした。

 いい意見は、それを考えつくヒトがいないからこそいい意見なのです。
  みんなが賛成するようになれば、もはや斬新なアイデアとは言えません。

 それでは、自分が少数派になってしまったときにはどうすればいいのでしょうか。

 味方をひとりずつ増やしながら、根気強く説得していくしかありません。
  ただ、頑固に主張しすぎては時間切れになってしまいます。時間がおしているときには、ある程度妥協しながらも、少しでも意見を採り入れてもらう努力をしてください。

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■業界・企業別の評価基準の違い

 業界や、企業、職種によって求められる人材はちょっとずつ異なります。

 マスコミ人に求められていることと銀行マンに求められていることはまったく同じではありません。
  マスコミはクリエイティビティやジャーナリスティックな考え方が重要ですし、銀行なら信用が何より大事だったりします。
  コンサルならロジカルな思考が重要視されます。

  業界・企業・職種別に過去のディスカッションのテーマを調べ、自分だったらどんな結論を出すのかを事前に熟考しておきましょう。

 過去のディスカッションのテーマは、ミクシィの巨大コミュニティ「ミクナビ」、マスコミなら「マスコミ就職読本 」、全般的には「みんなの就職活動日記」などで調べることができます。

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■ディスカッションのテーマ例

 □アイデアタイプ
  ・SMAPにメンバーをひとり加えるとしたら?(テレビ局)
  ・ドラエモンの新しい道具
  ・日本の新しい祝祭日(休日)を1日考えよ

 □企画・マーケティングタイプ
  ・500mlのペットボトルの新商品を考える(博報堂)
  ・3種類の新商品企画案のうち、どれを採用するか(P&G)
  ・世代を代表するCMとその理由(電通)

 □コンサルタイプ
  ・大病院の待ち時間を減らすためには
  ・豆腐の国内の市場規模は?また、それを2倍にするための方策は?

 □時事ネタタイプ
  ・10の記事のうち新聞掲載する3つの記事を決める(新聞社)
  ・健康増進法についてのディベート(国家公務員)
  ・ニート、フリーターになる人を減らし、正社員で働く人を増やすには?

 □RPGタイプ
  ・月に不時着しました・・・
  ・船で遭難して無人島にたどりつきました・・・

 □推理ゲームタイプ
  ・断片的な情報から答を導き出す

 □業界・企業別
  ・100万円で旅行の企画をせよ
  ・○○社(志望先)の問題と解決策
  ・10年後の○○業界

 □その他
  ・学生と社会人の違い
  ・会社選びをするための3つのポイント

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■新聞を活用して「自分の意見」をもつ
 

 日頃新聞を読み、自分の意見を考えておきましょう。
  自分の意見がなければ、うまく進行させていくことが難しいからです。

 新聞以外では、『朝日キーワード』や『10年後の日本』などを読んでおくといいでしょう。

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■グループ・ワークの基本

 グループ・ワークはディスカッションの種類のひとつです。
  グループ・ディスカッションと同じ意味で使われることもあります。

  グループ・ワークはよく新入社員研修などで導入され、作業やゲームを通して各人に強み・弱みを気づかせるために行なわれています。

 グループ・ワークには、たとえば問題解決型のゲームなどがあります。
  よく採用されているのが9人のポジション。これは新人研修の定番 メニューのひとつです。 ボクが人事をしていたときも研修で実施してました。

  「社内野球大会がある日の当日、ポジション決めの担当者が急きょ休んで連絡がとれなくなってしまいました。担当が決めたとおりのポジションで試合を開始したいのだが、担当者の周囲の人間は断片的な情報しかもっていません」

というような設定でゲームが始まります。
  グループ・メンバーに別々の断片的な情報が渡されます。それらをもとに野球の9人のポジションを推測していくといったものです。

 ポイントはグループ・ディスカッションと同じです。
 チームワークを第一に考え、全員で知恵を集め、少数意見にも耳を傾けるようにします。
  往々にして少数意見が正解になるようにゲームがつくりこまれている場合があることを覚えておきましょう。
  そうした「引っ掛け」があると、大半が間違い、ゲーム終了後に効果的に反省ができるためです。

 典型的なグループ・ワークについては、人事むけに教本が出版されています。
  次のようなものに目を通しておくと、解法だけでなく、そのグループ・ワークの目的や、人事がインストラクターをする場合の注意まで書かれていて参考になります。

 ○参考図書
  ・『若手をのばす研修ゲーム
  ・『教育研修ゲーム

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■ディベートの基本

 博報堂や公務員ではよくディベートが課されます。
  ディベートは、メンバーがYes、Noいずれかの立場に分けられて意見を主張し合うものです。
  賛成、反対は自分の主張に関係なく決められます。
 一度ディベートをしてから、賛成、反対を入れ替えて再度実施されることがありますので(汗)、その可能性も念頭においておきましょう。

 ポイントは、専門家の意見やデータをしっかり示しながら主張をすることです。
 客観的な論拠に基づいた意見が言えると評価が高くなります。

 やり方を知っているのと知らないのとでは結果が大きく違ってきます。
  志望企業の過去の選考内容を調べ、ディベートが課されそうなら、参考書を読み、何度か練習しておくことをおすすめします。

 ○参考図書
  ・『日本語ディベートの技法

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管理人主催の就職塾【受講生の過去8年間の内定実績】

  NHK(アナウンサー、ディレクター)、地方局アナウンサー、朝日新聞社、讀賣新聞社、日本経済新聞社、集英社、日経BP、電通、ADK、TBSラジオ、 東映、エイベックス、アクセンチュア、サノフィ・アベンティス、アストラゼネカ、シオノギ製薬、テルモ、P&G、資生堂、ゴールドマン・サックス、スパークス、野村證券、 日本郵政、日本政策投資銀行、三菱東京UFJ銀行、AIU、日本生命、東京海上日動、 JA共済、GE、三井物産、三菱商事、三井不動産、ソニー、松下電器、リコー、シャープ、デンソー、キーエンス、ロッテ、JTB、ANA、JALスカイサービス、リクルート、ベネッセ、コナミ、日本IBM、NTT研究所、NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、ファーストリテイリング、 日本郵船、国会図書館、都庁など


<管理人のミクシィのコミュニティ >

 [2009年卒の学生2010年卒の学生2011年卒の学生転職
  *2009年卒コミュニティでは「自己PR添削ひろば」を開設しています。


<拙著のご紹介>

 ・『内定がもらえる人もらえない人2006年度版』(産学社)
 ・『エントリーシート―自己PR・志望動機・履歴書・Eメール〈2007年採用版〉』(TAC出版)

 ※ともに新年度版の発行の予定はいまのところありません。古い版で恐縮ですがご購読いただき、新しいアドバイスはこのHPなど、ウェブ上にてご確認ください。[2007.11.17]


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