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◆ 心に残る言葉 ◆
「思いやりのある言葉というものは、短く簡単なものであっても、反響は本当に永遠です」
(Kind words can be short and easy to speak, but their echoes are truly endless. )
[マザー・テレサ]
【業界と仕事】
やりがいのあるシゴトだと思うが、やりがいが大きい分、責任が重い職業である。
テレビ事業は、CM放映料など、とても大きなお金が動いているため、スポンサーの名前の少しの読み間違えも許されない。そういうこともあって、入社後、しゃべりなど、体育会並みのタフな特訓が行われる。厳しさはキモに命じておきたい。
就活前年の春には、フジテレビお台場アナウンススクールが行われる。アナウンサーのスクール(廉価、あるいは無料のもの)は、青田買いの意味合いがあるため、対策は、遅くとも 2年の春休みからは始めておきたいところだ。
NHKは、男性アナウンサーの採用が多いのが特色だ。他局と異なり、長く勤めることを前提として採用しているようだ。内定者の話によれば、民放ほどは、容姿にこだわっていないのでは、とのことだった。
NHKは、基本的に始めは地方勤務となる。
【求められる資質】
例年、しゃべりのテクニック対策に走りすぎて、面接で肝心の中身が伝わらない学生が続出する。ここらへんカンチガイしないように
。TBSのスクールなどでは、「しゃべりは『心』が命」と繰り返し強調されている。
キー局では、しゃべりの技術は大きくは問われない傾向にある。しかし、原稿読みのカメラテストなどの際に、基本をしっかりやっていたかどうかで大きな差がつく場合がある。
地方局は、比較的即戦力が求められることが多いようだ。余談だが、スクールによっては、地方のアナ職のワクをもっているところもあるようだ。
ただ、スクールの講座は、講師によって当たりハズレがあるので、事前の情報収集がポイントである。
また、しゃべり対策は選考のごく一部であり、基本は、「潜在的な適性」や、「プロジェクト遂行に必要な資質(チームワークなど)」、「人柄」、「熱意」、「タレント性」といったものが問われるのだということを誤解しないように。
朗読の他に、フリートーク(自己PRも含めて、あらゆることについて、1分とかで話をつくり、しゃべる。歩きながら話させる選考をした局もあった)、パネルトーク[そのときどきで旬な写真(スポーツ選手、政治家、話題になっているモノ)とか、任意の図とかを見て、自分なりの説明をする]の対策も、日ごろからやっておく。
スポーツなどの実況(中継)志望の人は、実況の練習も入念に行うこと。その場でやるように言われるケースがあった。
学歴を気にする人をよく見かける。確かに慶應大や早稲田大出身のアナウンサーがやや目につく。慶応のラクロス部から何人かアナウンサーになっているというのも事実ではある。しかし、アナウンサーの出身校を実際に見てみれば、早大・慶大以外でも数多くが活躍していることがわかる。女子アナウンサーの出身校を調べてみたい人はこちら。
【対策】
キー局は、5000〜8000人受験して、内定者は1人〜6人(NHKについては例年30人前後と、比較的多く内定が出ている)。「宝くじ的倍率」といわれる。
超人気のシゴトのため、アナだけに絞って受験するのは危険度が高い。「保険」の意味で、他業界も並行して受験することを勧めたい。
アナに対する志望の強い人は、キー局が終わると、地方局の選考に移っていくことになる。旅費交通費は自腹のことが多いので、アルバイト等により、年内に十分な資金を用意しておくことが必要だ。他業界・職種受験の人でも年間30万円以上のお金がかかるので、地方受験をする覚悟の人は、出費の合計が50万円は下らないものと覚悟しておいてほしい。
フジテレビのお台場アナスクは、表向きは「抽選」となっていたりするが、キチンと選考をしていると思われる。
参加者の中で、「この人は」と目をつけられた学生は「上級コース」への声がかかっている。日テレなども毎年スクール、上級コースを行っている模様。NHK−CTI
上級コースの中から内定者が出るという話も聞く。キー局の選考を進んでいくと、どの局かの「青田買いアナウンススクール上級コース」の学生が多く残る傾向にある。
カメラテストでは、学芸会の発表のような棒読み口調ではなく、「伝える」ということを意識したい。カメラの向こうに人がいると考えて、語りかけてみよう。「原稿読み」は、ある程度練習しておいた方がいい。原稿を見ながら読んでいいが、最初と最後くらいは面接官やカメラを見るようにするといいだろう。
【アナウンススクール】
アナウンススクール[アナウンサー試験対策の就職予備校や学校(受講料は高め)]に通った方がいいかどうか意見の分かれるところだ。お台場スクールなどの「青田買いセミナー」に参加できなかった人は通っておいた方がいい。しゃべりの基本は、にわか仕込みでは身につかないためだ。
当サイトでもスクールを実施しているが、他に、東京都内で学生がよく通っているところは、東京アナウンスアカデミー、テレビ朝日アスク、NHK−CTIセミナー、早稲田マスコミセミナーなど。
スクール選びのポイントについては、当HP内の「就職塾の選び方」で説明している。
ひとつここで述べさせていただくと、一般的にアナウンサースクールでは「しゃべり」の訓練が基本だ。そのために、これらのスクールのみに通っている人は、本来は就活対策のメインであるはずのエントリーシートの書き方、面接対策が手薄になる傾向がある。せっかくお金をかけてしゃべりの練習をしたにもかかわらず「書類落ち」や「1次面接落ち」では泣くに泣けない。エントリーシート・面接対策は別途入念な準備をしておくようにしたい。
【エントリーシート・履歴書、写真】
古い版で申し訳ないのだが、テレビ局(キー局)の内定者のエントリーシートの実例が拙著『内定がもらえる人 もらえない人 2006年版』(産学社)のP.215に掲載されているので、もしよければ参考にしてほしい。(実例のエントリーシートを書いた内定者は、フジテレビお台場アナウンススクールの書類 が通過し、上級コースへの声がかかっている。最終的にNHKに就職した)
写真館、写真スタジオで撮る人が多い。東京圏の受験者がよく使っているスタジオ☆ディーバ、奥田写真スタジオなどの写真館・スタジオについては、「就職ロケットスタート」に掲載した。
スナップ写真(証明写真ではなく、日常のワンカットの写真)の場合、その写真から面接での話が広がったりするので(例えば、背景が学校なら、「なぜその場所を選んだのか」とか、ダイビングのスタイルだったら「ダイビングについて」、バイト先での写真なら「バイトについて」などの話題になる可能性がある)、背景をどうするかも、ある程度考えた方がいい。
エントリーシートの写真は、面接の際にコピーして面接官の手元に配られることが多いので、コピーした際の写りもチェックしておくと万全だ。
なお、他の対策については、当HP内の「自己PRと志望動機の書き方」や、「エントリーシートの書き方」、「ミニマム面接対策」 、「グループ・ディスカッション対策」を参照してほしい。
【都内郵便事情】
どうしても写真が締切ギリギリになってしまうという人が結構いる。都内であれば、渋谷などに24時間郵便局がある。そこから速達で出すと、ほんの少しは時間をかせげる。
タイミングとしては、締切日の1〜2日前には企業に書類が届くようにすること。中身はいいのに、ギリギリに出したために落ちたのでは?と考えられるケースに毎年遭遇する。
【推薦図書】
・『マスコミ就職読本 放送編』(創出版)
*テレビ局就職の定番本。過去の選考内容などがわかる。
・『テレビ局の内定がほしいなら、これは知っておけ―面接、筆記試験、エントリーシート
採用担当者はどこを見るのか? 』(PHP研究所)
*元テレビ局採用担当者の本。
・『NHK合格への道』(早稲田経営出版)
*NHK志望者むけ。
【初めてサイトを訪問した方へ】
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