雲南百薬の栽培についてチラ裏風に。
雲南百薬は和名アカザカズラ、学名Anredera cordifolia、ツルムラサキ科のつる性多年草。
雲南の名があるが原産は南米。
苗は挿し木またはむかごから得る。
挿し木はツル先を5〜6センチに切って土に挿す。25℃前後の温度さえあれば発根容易で、挿す土も普通に草木が育つ土であれば特に選ばない。
むかごは秋にできるものを凍らさない&乾燥しきってしまわないように保存し、春になれば土の上に置いておくだけで苗になる。土には埋めない方がよく、灌水時に転がるようでも、埋めるのは半分まで。
亜熱帯〜熱帯では常緑であるが、通常は地上部を枯らし、地下の塊茎で越冬する。
このため、挿し木苗にせよむかご苗にせよ、生育1年目は収穫を控えてツルを思い切り伸ばさせ、塊茎の太りを促す。
一度越冬に耐える塊茎ができてしまえば、あとはほとんど放任でよく、極めて粗放的に栽培できる。
冬季はやや乾燥気味に管理するが、概ね霜柱に当てなければ問題ない。
ツルは匍匐性でなく登攀性なので支柱やネットなど、からみつけるものが必要。
容器栽培も容易で、新苗は5号鉢に2株植えくらいからスタートできる。生育は旺盛なので、様子を見て1年〜数年おきに植え替える。
ツル伸びは極めてよく、容易に二階の屋根に達するほどであるが、切戻し収穫により高さは抑制できる。
ツルは頂芽優勢が強く、摘芯しても脇芽は摘まれた先端近くに1つ〜2つしか出ない。ツル数を増やすには塊茎を大きくして地際から出る数を増やさせるのが有効。
収穫はある程度の長さを持ってツルを切戻し、切ったツルについている葉を収穫する。単に葉を摘むだけではツルは先に伸びてしまい、高所に葉が集中してしまって具合が悪い。
葉は生食、お浸し、炒め物等に利用できる。ツルムラサキに比べずっと癖がなく食べやすい。
生食ではごくマイルドなピーマンのような風味。さっと湯通しして千切りするとあまり強くはないがぬめりがあって面白い。炒め物は空芯菜と同じような使い方をすると美味しい。