◆素敵なダンスシーンのある映画◆ 洋画には、よくダンスシーンが登場します。歴史や文化の違いによるもので、日本ではほとんど縁のないダンスパーティですが、外国の日常生活には溢れています。パーティにはダンスがつきもので、外国のホームパーティでは必ずと言っていいほど音楽が流れ、ダンスが始まります。学園ものなら週末の体育館やカフェテリアでのダンスパーティ、正式なプロム(卒業パーティ)やクリスマスパーティもよく登場します。 私が、ダンスにこだわるのは、ちょっとした理由があるのです。それは、夫との出会いが社交ダンスだった・・・と、言えばとてもロマンチックですが、一緒に踊ったことはあまりなく、いつもそれぞれ別の人と踊っていたような気がします。今でもダンス映画を観るたびに若かりし頃を思い出し、懐かしんでいます。 話がそれてしまいましたが、ダンスシーンが素敵な映画の話に戻りましょう。 |
ダンスを通じて心が通い、恋におちることって、ホントにあるんですよね。ステップは練習すれば出来るけれど、息が合わなければ完璧なダンスとは言えず、"Dancing's just a conversation between two people."(ダンスはふたりのコミュニケーション)とはよく言ったものです。
「Dance With Me」
主演のチャヤンはプエルトリコのスーパースター
ダンスの競技会を扱った映画では最初から最後までダンスシーン満載・・・というのは珍しくありません。最近では、「ダンス・ウィズ・ミー」(1998年)が私のお気に入りのダンス映画です。ヴァネッサ・ウィリアムズとプエルトリコ出身のチャヤンのふたりのダンスは吹き替えなしの見事な踊りで、見る人を楽しませてくれます。軽快なサルサのメロディのルーツはキューバだそうですが、ノリのよい音楽に合わせて踊る二人の魅力的なこと!ひなびたダンス教室の週末のダンスパーティの様子、競技会に向けて練習を繰り返すシーン、競技会当日の踊りなど、どれをとっても素敵です。音楽が流れると血が騒ぎ、無意識にリズムをとっているようなラテン系のチャヤンの素朴な優しい人柄に惹かれる都会派ヴァネッサ。ふたりの恋のゆくえはどういうことに?・・・まわりにいる人達の温かいまなざしも嬉しい作品です。(下部↓に感想あり)
練習するルビーに、ラファエルは訊ねます。"How can you do this without music?"(音楽なしでどうして踊れるの?)
主役の二人は歌手としても有名で、映画のサントラにも数曲入っています。ふたりのデュエット曲はもちろん、映画のダンスシーンが目に浮かぶ音楽の数々・・・オススメの1枚です。
ちなみにサルサというのはNYのプエルトリコ人がラテン音楽につけた商業的ネームで、言葉自体は「ソース」を意味し、様々な音楽が混じったものを指しています。
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1999年には「サルサ!」が登場。ラテン音楽に魅せられたフランス人青年の恋と生き方がサルサの軽快なリズムと共に描かれました。情熱的なダンスシーンやラテン音楽の演奏シーンなど、思わずからだが動き出しそうになるほどでした。情熱をそのままダンスにぶつけるようなサルサにすっかり魅了されました。
老いも若きもダンスが楽しくてしようがない・・・音楽に合わせ身体がリズムをとっているダンス好きにはたまらない1作かも。
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ビデオで見た「ダンシング・ヒーロー」(1992年オーストラリア)は、競技会に向けて練習を繰り返すカップルの物語でした。こちらは、パソ・ド・ブレという闘牛士をイメージしたラテン・ダンスのひとつです。カルメンにも共通するステップがあるように、これらのルーツはジプシーの踊りです。
競技会のダンスには、キレの良いタンゴや流れるようなワルツ、足がもつれそうなクイックステップなどのモダン部門とラテン部門にわかれます。ラテンには音楽も勇ましいパソ・ド・ブレの他に、軽快なチャチャチャやマンボ、妖艶なルンバといった踊りがあります。どんな映画にも、「ダンスには心が大切だ」と諭すおじさん、おばさん俳優が必ず登場するものです(笑)。
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←「微笑みをもう一度」のふたり。ハリー・コニック・Jr.はジャズマンとしても知られる。
恋愛映画で好きなダンスシーンと言えば、「微笑みをもう一度」(1998年)のカントリーっぽい音楽に乗せて踊ったサンドラ・ブロックとハリー・コニック・Jr.の軽快なダンスがあります。ジルバっぽいのですが、いかにも楽しそうで、これならちょっと練習すれば・・・という気にさせます。夫の浮気が原因で実家に帰ってきたバーディ(S・ブロック)を少しでも元気づけたいと願うジャスティン役のハリー・コニック・Jr.が優しくて、温かくてすっかり彼のファンになり、思わず彼のジャズアルバムを買ってしまったほどです。
「ダンス・ウィズ・ミー」 ノリノリのラテン音楽とダンスにつられて気持ちまでわくわくしてしまったのですが、ストーリーはいたって簡単。キューバから出てきた純真・素朴な若者がダンス一筋に打ち込むシングルマザーに恋をする。 成功を夢見てダンスの練習にに明け暮れるヴァネッサ・ウィリアムズは息子の父親でもある元パートナーと組んで優勝を手にするが、最後にはラファエル(チャヤンというラテンのスーパースターらしい)の人柄とサルサの魅力に勝てず、彼と一緒に田舎のダンスホールを継ぐ・・・ことに。 人生におけるサクセスは決して晴れがましい舞台にあるのではなく、ひなびたダンスホールでの家族的な和気あいあいとした中にあった、という心温まるお話です。 V・ウィリアムズとチャヤンは吹き替えなしのダンスだそうで、ウリナリのダンスコンテストなんか比べものにならないほど激しくて高度なテクニックが見られる。プロのダンサーもたくさん出ているようです。 それにしても、ダンスが楽しすぎる!(これが好きか嫌いかでこの映画は楽しくもつまらなくもなると断言します) |
「微笑みをもう一度」 親友と夫の不倫の発覚で傷ついたバーディ(サンドラ・ブロック)が娘バーニーと実家に戻ってくる。テキサスの小さな町には娘の幸せを願うお母さん(ジーナ・ローランズ)とバーディの甥にあたるユニークな子どもがいる。 そして、高校時代は学校のクイーンとして輝いていたバーディに未だに想いをよせ続けるジャスティンがいる。彼もまたカリフォルニアに出たものの事業に失敗して故郷に戻り大工をしたのだ。 近くで、遠くでバーディを見守るジャスティン。ふたりをなんとか一緒にさせようとするバーディのママ。 「結婚してても食事はする」というどこかでも聞いた台詞が出てくる。そう言って「新鮮な魚料理を・・・」と誘って釣りに連れ出したジャスティンはなんとかバーディに心のやすらぎが取り戻せるよう努力する。 町のホールでのダンスパーティ。「ダンスはふたりのコミュニケーションだよ。話して。」とジャスティンがバーディを誘って踊るジルバはとってもナイス!サンドラ・ブロックが輝いてます。そのあとのスローテンポの曲ではお決まりのチークダンスに心のすき間を埋めたいバーディ。 おしゃれでもなんでもないけど、ノスタルジアを誘う私のテンポに合う映画でした。「待ちくたびれたら電話して。近くにいるから。」って言える男・・・なかなかいないぞ(^ー^; |
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そして、「モンタナの風に抱かれて」(1998年)での村のダンスパーティで、クリスティン・スコット・トーマスとロバート・レッドフォードが踊るシーンが好きです。夫も子どももいるクリスティンと結婚に失敗し今は独りのレッドフォードが、相手への熱い想いを抑え隠しながらも、踊るダンスには、思わず力がはいり相手を強く引き寄せるところなど「離したくない・・・でも・・・」という熱く切ない気持ちがじ〜んと伝わるダンスシーンです。
The Horse Whisperer(ホース・ウィスパラー)というニコラス・エヴァンスの小説を映画化したレッドフォード監督は、自分の年齢も省みず出演してしまったいうほど、この役柄に惚れ込んでいました。原作と映画のラストは異なりますが、いかにもレッドフォード監督らしいラストが思わず涙を誘います。映画を観てから、原作を読むことをおすすめします。
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大切なダンス映画を忘れていました。それは、ダンスと音楽がふんだんに使われるインド映画です。インド映画のお約束のひとつが「ダンスシーン」です。インド映画では、ダンスシーンが効果的に使われ、闘いや男女の恋の語らいの中で、嬉しさや楽しさだけでなく、悲しみも切なさもすべてダンスで表すと言うほど重要なパートを占めます。
私が見たインド映画には、すべてそんなダンスシーンが織り込まれ、インド独特のノリの良い音楽と共に頭にこびりついています。インドの伝統舞踊、ウェスタンスタイルのダンスやフォークロアダンスが盛り込まれた「DDLJラブゲット大作戦」「ラジュー出世する」は、どちらもインドの織田優二と呼ばれるシャー・ルク・カーンが主演。「ムトゥ踊るマハラジャ」も必見。