*ハラハラドキドキ*

愛に囚われてェイシング・エイミーラスト・オブ・モヒカン

恋愛が、いつも甘くて楽しいことばかりでないことは、経験のある方はご存知の通りです。それより、辛くて苦しく切ない事の方が多いのが恋愛かもしれません。恋愛映画には、そんなハラハラドキドキするストーリーが多くありますが、いくつか選んでみました。

まずは、設定がいかにもはらはらする恋愛物語です。「愛に囚われて」(1994)では服役中の男フィリップと刑務所に派遣された歯科医レイチェルの恋を描いています。看守の目を盗みながら、言葉を目と目で交わし、隠れて手紙を渡し、二人の間に芽生えた愛がふくらみます。一つ間違えばストーカー行為にもなりかねないフィリップの行動を受け入れるレイチェル。警務所内のいざこざに巻き込まれたため、危険にさらされるレイチェルを守るため、新たな犯罪に手を出してしまう男の切ないまでの愛を、鋭く熱い眼差しと数少ない言葉で演じるのはイギリス人俳優ティム・ロス。同じくイギリス出身のジュリア・オーモンドが美しい歯科医に扮し、大胆なシーンにも挑戦しています。後半のドキドキ感はたまりません。

フィリップから"I haven't had a visit for five years."(5年も面会者がいないんだ)というメモを黙って渡され、迷ったあげく会いに行くレイチェルも、また寂しかったんですね。

そして、今どきの恋愛映画「チェイシング・エイミー」(1997)は会話もドキドキです。漫画家ホールデンが一目惚れしたのはレズのアリッサ。こんな二人に愛情は育たないはずだったが、レズを捨てストレートとしてホールデンとして付き合うことになったアリッサ。彼女を良く思わないのはホールデンの仕事のパートナーでもあるバンキー。バンキーは隠れゲイで密かにホールデンを想っていたのだ。アリッサの過去にこだわるホールデン、友情と恋が入り乱れて、複雑な三角関係の末、ホールデンが選んだ解決法は・・・?

恋愛とは、相手がいるだけにかくもややこしいものだということを改めて思い知らされるが、愛すればこそ愛して欲しい、と思うのも人情。

出演:ベン・アフレック、ジョーイ・ローレン・アダムス、ジェイソン・リー、他。監督のケビン・スミスがタイトルにもなっている「チェイシング・エイミー」(エイミーを追い求める話)を説明するキーパーソンとして出演している。

アメリカの独立戦争の最中、戦地で出会ったイギリス将校の娘とモヒカン族に育てられた若者の間に芽生えた恋と、生死をかけた逃避行を描く「ラスト・オブ・モヒカン」(1992)は私の好きなレジェンドヒーロー物の映画。

逃げる先には山あり谷あり、川あり滝あり・・・。生きることの過酷さと、「生きてさえいれば必ず探し出す」という男の強さに惹かれる女。ダニエル・デイ-ルイスが長髪を振り乱し、自分の命をなげうって愛する女のために闘う姿には強く魅せられてしまう・・・。相手を殺さなければ自分が殺される・・・軟弱な男は生き残れないような時代のラブストーリー。ヒロインは強い意志を持ったマデリン・ストウ。

荘厳な音楽が心に染みます・・・。