ジョン・マルコビッチ

9 December 1953,Christopher, Illinois, USA


Eragon(2006)

「エラゴン」はファンタジーのアドベンチャー系の映画。脇を固めるベテラン達が見たくて鑑賞。特にJ・マルコビッチを久々にスクリーンで見るのをわくわくしながら行ったにもかかわらず出番少なく(ーー; それでも、悪い王様の存在感だけはしっかり確認しました。他に、ジェレミー・アイアンズ、ロバート・カーライル。

Klimt(2004)

嬉しい主演作品です。画家グスタフ・クリムトを演じたマルちゃん。クリムトの絵画に関心があったわけではなく、いつもながらのミーハーで「クリムト」をみました。映画から芸術をみるというのもまたおつなモノです。

The Libertine(2004)

「リバーティーン」ではチャールズ2世を演じるマルちゃん。脇で光る(今回は頭は光らない・・・^^;)役柄が多く、今回は主人公ジョニー・デップとかかわる重要な役どころ。

Adaptation(2002)

「マルコヴィッチの穴」に登場する本人の姿で出演。「アダプテーション」自体はニコラス・ケイジが二役の難解な作品。

Being John Malkovich (1999)

マルちゃんの頭の中に入れるという奇想天外な「マルコビッチの穴」。入ってみたいと思いませんか?豪華共演者に、キャサリン・キーナー、キャメロン・ディアス、ジョン・キューザック、他。

Joan of Arc (1999)

シャルル7世を演じた「ジャンヌ・ダルク」のマルちゃんは、カッパ頭のカツラをかぶっていましたが、出番が少なくて残念でした。

The Man in the Iron Mask (1998)

レオナルド・ディカプリオの「仮面の男」では渋い脇役として、ガブリエル・バーン、ジェレミー・アイアンズ、ジェラール・ドパルデューと共に銃士のひとりを演じ、特に父親のようにディカプリオの世話をやく姿に善人マルコビッチを見ました。ソフトに響く声がいつにも増して優しく、ステキでした。

Rounders (1998)

ロシアンマフィアを演じた「ラウンダーズ」のマルちゃんは、ロシア訛りの英語もすばらしく、赤いジャージー姿が評判でした。主演のマット・デイモンより出番はうんと少ないのにインパクトのある演技で印象に残ります。

Con Air (1997)

知的な極悪非道人を演じさせたら横にでる者がいないほどのマルちゃんは「コン・エアー」でも、すばらしい悪役を披露し、ファンを楽しませてくれました。マルちゃんの声のせいで、なんともいえない下劣な台詞がそう聞こえないのも不思議です。ハラハラドキドキ、最後まで目が離せません。ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、スティーブ・ブシェミ、他

The Portrait of a Lady (1996)

魅惑的な中年男性を演じ、ニコール・キッドマンと結婚することになるマルコビッチは「貴婦人の肖像」ではお洒落なスーツ姿が決まっています。

Mary Reilly (1996)

「ジキルとハイド」を演じたマルちゃん。イメージの違う二人を見ることが出来るこの作品は1本で2回分楽しめます。 ジュリア・ロバーツ、他

In the Line of Fire (1993)

大統領の命を狙う知的犯罪者を演じる「シークレット・サービス」では、悪役マルちゃんに対し、クリント・イーストウッドが身体を張って大統領を守る良い人を演じています。マルちゃんの変装に注目してね。

Of Mice and Men (1992)

親友ゲイリー・シニーズが監督・出演する「二十日鼠と人間」は原作も有名なスタインバックの小説の映画化。知恵遅れの青年を演じたマルちゃんの瞳はつぶらで、その純粋さが悲劇を繰り返します。涙なくしては見られないラストがいつまでも心に残る名作。いつもながら、マルちゃんの役になりきる名演技に拍手です。(下部↓に感想)

The Object of Beauty (1991)

珍しく普通の男を演じる「幸福の選択」のマルちゃんは、ヤングエグゼクティブ風ですが、財産を失って途方に暮れています。アンディ・マクダゥウェル共演。

Queens Logic (1991)

友人の結婚を祝うために集まった仲間達を描く「女の言い分、男の言い訳」。マルちゃんは珍しいゲイの役を演じています。

The Sheltering Sky (1990)

倦怠期の夫婦がアフリカ旅行に来た・・・そこで愛を取り戻すことができるのか・・・ベルナルド・ベルトルッチ監督「シェルタリング・スカイ」は難解。帰る場所があって旅行をするのが"tourist"で、ただ戻る当てもなく旅するのは"taraveller"だと・・・。妻役に、デブラ・ウィンガー。

Dangerous Liaisons (1988)

バルモン侯爵を演じた「危険な関係」では、白タイツ、たてロールかつら、レースの衣装・・・とコスチュームプレイならではの華やかな衣装で登場。女性のドレスも艶やかで、贅沢な貴族の生活と貴族同士の危険な関係を垣間見ることが出来る。共演:グレン・クローズ、ミシェル・ファイファー

Making Mr. Right(1987)

宇宙に夢をはせる堅物博士とその博士の作った人間型ロボットの二役を見事に演じるマルちゃん。マルちゃんてんこ盛りののこの邦画タイトルは「マルコビッチの新生人Mr.アンドロイド」

Empire of the Sun (1987)

少年の目から見た戦争を描く「太陽の帝国」。主人公の子役クリスチャン・ベールが慕うアメリカ人ベイシー役のマルコビッチに注目。

The Killing Fields (1984)

国境を越えた友情を描く「キリング・フィールド」では、ベトナムの戦地にいたカメラマンを演じる。軽快なフットワークのマルちゃんです。感想↓

Place in the Heart(1984)

盲目の青年を演じるマルちゃん。 「プレイス・イン・ザ・ハート」はアメリカ南部の黒人差別もテーマにしながら、生きることのドラマを展開する。サリー・フィールド、ダニー・グローバー、他。感想↓

『キリング・フィールド』

実話を基にした作品には目をそむけられない信憑性があり、胸に迫ってくるものがあります。

外に目を向けることなくのほほんと過ごしていた70年代、同じアジアにあって戦地となっていた多くの国々のことをあまりにも知らなさすぎた自分を深く反省しながら一気に観ました。

カンボジアの内戦を背景にそこに集まっていたジャーナリスト、カメラマン、そしてカンボジア人との死と背中合わせの状況の中で生まれた友情。

生き別れたまま消息の途絶えたカンボジアの友人プランをアメリカに戻った主人公は、諦めず探す。過酷な状況の中で賢く生き抜くプランは奇跡的に脱出する。そして、ふたりの再会にはジョン・レノンのイマジンが・・・(この音楽で涙、涙です^^;)こんな風に映画に使われているのを聞くのは初めてでしたが、正しい選曲だと思いました。国境や宗教や民族の違いやいろんなものを越えた自由な平和な世界を願う気持ちはジョン・レノンが亡くなっても音楽の中に生きていました。

おびただしい数の死骸や惨殺シーンより、子ども達が銃を持ち歩く姿にぞっとし、他国との戦争であれ内乱であれ、殺し合いからは何も生まれない・・・犠牲者はいつも子ども達・・・そんなことを再確認させられた映画でもありました。

Thanks to ジョン・マルコビッチ!マルちゃんが出演していなければ、多分観ることのなかった映画です。軽快なステップのカメラマンのマルちゃんも脇で光っていました(頭はこの時はまだオッケー。光っていたのは演技)。映画での登場は、画像より声が先でしたが、マルちゃんの声はすぐわかりました。

おまけ・・・飼い慣らされた鶏が情報を届ける、というマルちゃんの話のくだりには笑ってしまいました(^-^ゞ     

『二十日鼠と人間』

名作と言うにふさわしいこの映画の主人公のレニー(J・マルコビッチ)とジョージ(ゲーリー・シニーズ)の演技に拍手と涙。

物語が始まり、状況がわかるまで数分・・・きっとこのふたり、これからも生きていくのは大変だろうなあ・・・と感じさせる展開。

従兄弟同士と偽って一緒にいる二人の関係ははっきりしないけれど、堅い信頼関係で結ばれているのは間違いない。ジョージを頼り、信じ、彼の言うことだけは良く聞く知的障害を持つ青年(かな?髪は薄い^-^;)レニー。彼を弟のように大切に(最初はやむを得ずだったかもしれない)面倒をみるジョージとの友情のようなもの。

お話をジョージにせがみ目を輝かせるレニーの子どものような夢は、自分のウサギを飼うこと。子犬と遊ぶ純真なレニー。子犬の死に涙を流すレニー。レニーが悪いんじゃないけれど、結果は結果・・・。レニーはあまりにも大きく怪力の持ち主。

牧場で働く老人の飼っている老犬の死は、あまりにも辛い。後で、他人に頼まず自分で始末すべきだったと悔やむ老人の胸の内も痛いほどわかる。

そして、レニーが悪くないのに最悪の状況になったとき、ジョージは自らレニーを探す・・・。他の誰にもレニーに手をかけさせないように、と。

重いテーマのとっても辛い、やるせない・・・そんな感動作でした。

『プレイス・イン・ザ・ハート』

舞台は50年ほど前のテキサス、アメリカ国内においては黒人の公民権運動獲得運動もまだ始まっていない時代、奴隷解放はされたとは言え黒人の地位はまだ低く、広く差別は残っていた頃・・・

保安官の夫を黒人に誤って殺された妻(サリー・フィールド)が、自分の力で借金返済のために綿花の栽培、収穫に乗り出す。たまたま通りかかった綿花栽培に詳しい黒人(ダニー・グローバー)、目の不自由な下宿人(J・マルコビッチ)との共同生活の中で、けなげに生きていくサリー・フィールドが描かれる。

外部との接触を拒み自分の世界で生きてきた盲目の青年が、その殻を破り人との協力や家族の愛のようなものを感じることになった過程にも心が打たれる。竜巻が吹き荒れる最中に子どもを探しにいくところや、料理の下手だと思われる姉に代わって台所に立つ姿、D・グローバーがKKKもどきの白人に襲われるのを察知して助けに行くところ、ひやひやしながら観ていました。

綿花の種の買い付けや出荷の際の適切なアドバイスを与えるD・グローバーの献身的な働きにも救われる思い。ホントにいい人・・・色で差別してはいけない。ゲスな白人が多くいるのに・・・。この監督は人種差別に関して特に関心を持っておられる方なのか、興味がわきました。

夫に頼り切って生活をしてきた妻の自立と、まわりの人々との交流と相互理解・・・子ども達のためにがんばれる母は強かった。

S・フィールドの姉の夫エド・ハリスの不倫のいきさつがどうストーリーとかかわるのかだけが、ちょっと疑問で・・・最後に許すことも愛なのか?・・・とちょっと疑問(^-^ゞ