リチャード・ギア
Richard Gere
Date of birth :31 August 1949
Nights in Rodanthe(2008)
ダイアン・レインとの3度目の共演作。年齢的にもこれが最後のラブストーリーになるかも?の大人の恋物語。海岸を走る姿も、ワイングラスを持つ姿もサマになるR・ギア。まもなく60才になるというのに、恋の対象になってしまう不思議さ(*^^*)、いくつになっても、人は恋をして成長する・・・そんな気持にさせる「最後の初恋」
I'm Not There(2007)
6人の男(いや女もいる)が演じるボブ・ディラン。「アイム・ノット・ゼア」はヒース・レジャーの遺作となり・・・男装のケイト・ブランシェットはアカデミーの助演女優賞にノミネートされ・・・リチャード・ギアは古く良き時代のアウトローを演じ・・・クリスチャン・ベールはなぜか説教をしプロテストフォークを歌う・・・入れ替わり立ち替わりシーンが前後しながらボブ・ディランという人物を理解すべく描かれるが、よくわからないのが正直のところ。
The Hunthing Party(2007)
「ハンティング・パーティ」では、ボスニア内紛での大虐殺事件の首謀者を追うおちぶれたジャーナリスト役を演じる。どこまで事実に基づいているのかはわからないが、「まさかと思うことが事実」という字幕が冒頭に流れる。
The Flock(2007)
「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督の初ハリウッド監督作。アメリカには50万人以上の性犯罪者がいると言われ、性犯罪登録者の観察をする公共安全局というのがあるらしい。そこの退任を控えたR・ギアが残された時間に抱えてきた事件の解決と新しい事件との関連を疑いながら犯人を捜すという、さながら刑事サスペンスのようなドキドキハラハラな映画です。共演クレア・ディーンズ。邦題は「消えた天使」
Bee Season(2005)
すっかり父親役が定着したR・ギア・・・大学教授の役柄ですが、イマイチ存在感が薄い。ストーリーもわかりにくくて家族の絆を描いた作品のように思われるけれど感動がなかった残念な1作。「綴り字のシーズン」というタイトルもなんだかなぁ・・・ジュリエット・ビノシュ共演。
Shall We Dance?(2004)
55才になるギア様・・・脂もすっかりおちて、渋さがたまらない中年になっています。特訓を受けたというダンスシーンもさることながら、理想の夫の役柄を演じています。クサい台詞もなんのその、ギア様だからできるタキシード姿でのバラ1輪のシーンはたまりません。妻役スーザン・サランドン、ダンス教室の先生ジェニファー・ロペス以外の素敵な脇役にも注目の心温まる1作になりました。
Unfaithful(2002)
美しい妻、ダイアン・レインが若い男と知り合ったことから夫婦の歯車が狂ってくる「運命の女」。夫役のギアは添え物のような存在でラブストーリーと言ってもどこがそうなんだか・・・エイドリアン・ラインが得意とする(?)この手のサスペンスラブというのは好きではないなぁ。
Chicago(2002)
ミュージカルを楽しむ悪徳弁護士ギアのコミカルな演技が楽しい「シカゴ」。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの迫力あるダンスやレニー・ゼルウェガーの腹話術の人形姿もさることながら、ギアのトランクスダンス姿が見られる貴重な1作。
Dr.T & the Women(2000)
家族や病院の患者・看護婦・・・多くの女性に囲まれて毎日を忙しく過ごすトラビス医師のギア。「Dr.Tと女たち」の共演者はヘレン・ハント、ファラ・フォーセット、リブ・タイラー、ケイト・ハドソン、ローラ・ダーン・・・など賑やかな顔ぶれ。ロバート・アルトマン監督
Autumn in New York(1999)
「ニューヨークの秋」では、中年女たらし男のギアが、余命1年の若い女性と真の恋に落ちるという役どころで、ウィノナ・ライダーと共演。タイトル通りニューヨークの風景が美しい作品。"He fell in love for the first time.....she fell in love forever."(彼は生まれて初めて恋を知った...彼女は永遠に恋に落ちた。)(下部↓に感想)
Runaway Bride
(1999) 
バツイチ、さえない新聞のコラムニストが、とんでもない記事を書いたことからはじまるラブストーリー。次々と結婚から逃げる花嫁をジュリア・ローバーツが演じた「プリティ・ブライド」は「プリティ・ウーマン」(監督も同じゲーリー・マーシャル)のパート2ではない。ジョーン・キューザック、他。
The Jackal (1997)
ブルース・ウィリスと共演の、特に見どころのないアクションムービー。「ジャッカル」とは冷酷な殺し屋ブルースの呼び名。ギアは元IRA幹部の凄腕暗殺者の役で、短髪は似合っていない。懐かしいシドニー・ポワチエが出ている。
Red Corner (1997)
ギア演じる米国ビジネスマンが中国で殺人事件に巻き込まれ、殺人の容疑者として中国の法廷で裁かれることに。アメリカの法律が適応されない中で、巨大な組織を相手に闘うことになるが、絶体絶命の危機に。担当する女性弁護士と共に逃げる、走る・・・「北京のふたり」はハラドキドキのサスペンス・アクション。女性弁護士にバイ・リン(「アンナと王様」にも出演)
Primal Fear (1996)
ウィリアム・デールのベストセラー小説「真実の行方」の映画化。ベテラン弁護士のギアは本当に正しい弁護をしたのか?最後まで目が離せない法廷サスペンス。エドワード・ノートンの演技に注目。
First Knight
(1995) 
イギリス、キャメロットを舞台に繰り広げられるアドベンチャー・ロマン。軽やかなフットワークと素晴らしい剣さばきをみせる「トゥルー・ナイト」のギアの乗馬は本物。アーサー王ショーン・コネリーの渋い演技と、お姫様のジュリア・オーモンドの美しさは見逃せない。若者というギアの設定には、多少無理がみられるが、男前だから許してしまう・・・。(下部に感想)
Intersection (1994)
妻と不倫相手との狭間で悩む建築家役のギア。年頃の娘もまじり、こじれた三角関係の果てに・・・「わかれ路」では、なるほどの結末が待っていた。妻役にシャロン・ストーン。
Mr.Jones(1993)
「心のままに」では精神科医との心のふれあいを描く。死と直面する躁鬱の激しいギアの行動と人柄に惹かれていく医者にレナ・オリン。楽器を巧みに演奏するギアに注目。
Sommersby (1993)
南北戦争で死んだと思われていた「ジャック・サマースビー」が帰ってくる。その夫(ギア)に愛を感じた妻は、この男は夫ではないのでは、と疑うが・・・。志の高い人物を好演するギアと南部訛りのジョディ・フォスターの熱演を、感動のラストまで一気に観てしまう。共演は、ビル・プルマン、他。
Final Analysis(1992)
ギアが心理セラピストを演じる「愛という名の疑惑」はサスペンスタッチのドラマ。美人姉妹にキム・ベイシンジャーとユマ・サーマン。ギアは無事に窮地から逃れることが出来るか?ハラハラドキドキしながら女は怖い・・・と、いうのをまざまざと見せつけられる。それにしてもギアの体の線は美しい。ギアの初製作でもある。
八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991)
黒澤明監督の反核社会派映画。ギアはカタコトの日本語で出演。
Pretty Woman (1990)
シンデレラストーリーと見られがちな「プリティ・ウーマン」だが、実は・・・心を癒される男のストーリーでもあった、とは私の解釈。冷酷なビジネスマン役のギアが徐々に人間的に優しくなっていく様子が微笑ましい。ジュリア・ロバーツのファッションと笑顔が楽しいハッピーなラブストーリー。他にヘクター・エリゾンド。
Internal Affairs(1990)
ほんものの悪役を演じた「背徳の囁き」のギアの刑事ドラマ。ギアが良い人も悪い人も演じられる実力派だということが証明された作品でもある。いい人を演じたのはアンディ・ガルシア。
The Cotton Club(1984)
ハーレムの高級ナイトクラブ「コットン・クラブ」を舞台にミュージシャンからスターにのし上がるギアを描くギャング映画。グレゴリー・ハインズのタップは必見。フランシス・コッポラ監督。ダイアン・レイン、ニコラス・ケイジ、ボブ・ホスキンズ他。
Breathless
(1983)
フランス人学生に息も付けないほどの恋をしたチンピラギアの逃走劇「ブレスレス」。ノリの良いロック音楽とお肌ピチピチの全裸のギアが楽しめる。
An Officer and a Gentleman (1982)
「愛と青春の旅立ち」・・・厳しい訓練や親友の死を乗り越えて成長し、海軍士官学校を無事卒業するギアの初期の代表作。恋人役デブラ・ウィンガー。
American Gigolo (1980)
「アメリカン・ジゴロ」のギアはソフトで、甘く、まさしくジゴロの中のジゴロ。上院議員夫人との真の愛を見つけるまでは、お金のためだった・・・。
Yanks (1979)
イギリスではヤンキーではなく「ヤンクス」と呼ぶ。第二次世界大戦中、イギリスを舞台に繰り広げられるアメリカ兵とイギリス女性達のラブストーリー。紳士的なギアの演技もさることながら、美しいイギリス女性が多数登場する。イギリスとアメリカの国民感情の微妙な違いがよく出ている作品でもある。(下部↓に感想)
Days of Heaven (1978)
恋人を妹と偽ってと職を探し歩く青年ビルの農場での生活。恋人アビイに求婚する農場主をめぐり、物語は展開・・・決して「天国の日々」 とは言えない生活なのだが・・・。音楽は、エンニオ・モリコーネ
「オータム・イン・ニューヨーク」 秋から冬へ変わりゆくニューヨークの季節が美しく、素敵なタイトルを付けたと思います。こんな公園でのデートを楽しみたい、こんなレストランで食事をしたい、こんなアパートに住みたい・・・ニューヨークへの憧れを抱かせるシーンがたくさん出てきます。 ジョアン・チェン監督は、R・ギアのファンではないかと感じられるほど、彼を見せます。絵になる男=R・ギアの立ち姿、歩く姿、ソフトに喋る姿、などなど・・・ファンにはたまらない(そうでない人には耐えられない?)とってつけたような甘い表情、そして時に見せる苦悩の横顔。柔らかくなびく銀髪とほとんど黒一色(紺もグレーもあり)に身を包んだR・ギアにはどんなポーズも決まります。 これは、48歳独身・金持ち・レストランオーナー・女たらしのウィルが、生まれて始めて本当の恋した22歳独身・難病で死期が近いシャーロットに真実の愛を教えられ、生き方を変える話です。もしかしたら『プリティ・ウーマン』にも共通する男性が癒される映画ではないかとさえ感じてしまうのは私だけかもしれませんが・・・。ひとりの女性との出会いが生きることの価値観さえも変えてしまう・・・「48歳でやっと気が付いたのか?」と言いたいのをぐっとこらえて、あえてそんな甘めの作品に酔いたいと思います。 シャーロットとの出会いがなければ、付き合う女性を次々変えながら孤独で惨めな一生になっただろうと思われるようなウィル。そのウィルが昔付き合った女性の面影を残すシャーロットに興味を持ち、軽い気持ちで軽薄プレーボーイから深みにはまってしまう様子がさらりと描かれます。 そんな純真無垢な少女のような22歳を演じるウィノナ・ライダーは、実年齢や役柄設定より更に若くみえる可愛らしすぎるほどの演技で、中年ギアをうろたえさせます。嘘のない真っ直ぐなシャーロットに今までに経験のない初めての恋(?)をするウィルの戸惑いが伝わってくるようです。 シャーロット言えば、これまた屈託のない(開き直っているかも)素直さで、残された命を一生懸命恋して生きたいと、相手がおじさんであろうが、嬉しくてデートを重ねます。生きること=愛することを地でいくシャーロットの生き方は『ある愛の詩』そのものです。 シャーロットの母とウィルとの関係は祖母の口から聞かされる程度だし、ウィルの実の娘との疎遠な関係も深く描かれていないけれど、孤独で愛のないウィル、そして深入りしない女性関係などから彼の寂しい生き方は感じられます。 難病もののラブストーリーは、涙、涙で終わるのですが、不思議と涙より温かい気持になれたのは、最後に娘の子を抱いたウィルがいたからです。愛することの大切さや愛する人達との関わりの中で生きることの尊さを死をもってウィルに教えたシャーロットは今はウィルの心の中にいつまでも消えることなくいる・・・。 恋愛映画にはお決まりのダンスシーンやキスシーンの他、トラブって尚ふたりの絆が深まる・・・という予想された展開に思わず拍手。 |
「トゥルー・ナイト」 アーサー王の時代(6世紀ごろ)、剣に生きる放浪の若者がひょんなことから姫を助け、王に仕え、その国のために闘うという大河ドラマですが、私にはおとぎ話のように思えました。(そんな解釈でいいのかなあ、と自問自答^^;) 放浪の若者ランスロット(映画では年齢的に無理がある若者をR・ギアが演じています。確かに剣術の腕前はすごい!年のわりに動きは軽やかで、乗馬シーンもステキで、縁あって助けた姫(ジュリア・オーモンド)を好きになる。姫も、もちろん自分の身を救ってくれた素敵な男性を好ましくおもわないはずがない。しかし、姫は王に嫁ぐ身。身分の差はどうにもならない。ランスロットの突然のキスに、姫は「二度としないで」と言い放ち、「姫に頼まれるまでキスはしないと約束する」とランスロットも返す。 「姫のキスが褒美」ということで挑戦した城内での肝試しを見事クリアしたランスロットは、姫の前に進み出る。「キスして」とは絶対言わない姫に対し、ランスロットは「美しすぎて心を失いそうだ」とかなんとかいってその場を切り抜けたのを王に気に入られてしまう。 王様と姫と若者の三角関係・・・ちなみにこの王(ショーン・コネリー)は何の落ち度もない魅力溢れる王で、ひたすら姫のことを想っています。 姫が悪者にさらわれる。愛する姫をランスロットがひとりで助けに行く。無事救出したのもつかの間・・・2人の心の距離は縮まっても周りが許さない。素晴らしい王との間で苦悩する姫をそばで見るには忍びがたく、ランスロットは姫を愛するが故に、城から去ろうと挨拶に来る。そこで、初めて姫から「キスを」という言葉が(実際は I owe you a kiss.という台詞)・・・涙ながらのお別れのキスを王に見られてしまって・・・裁判ざたになるランスロットと姫。 そんな中、敵が攻めてきて城内は戦場に・・・ 敵の矢に倒れた王はランスロットを枕元に呼び、「姫を委ねる」と言い残して亡くなる。晴れて、三角関係の角がとれてめでたしめでたし・・・というお話でした。 |
「ヤンクス」 この映画は『天国の日々』と『アメリカン・ジゴロ』の間に作られた21年前の映画ですが、ときどきR・ギアのフィルモグラフィーでは省略される作品のようです。 イギリス映画なのかアメリカ映画なのか情報がバラバラなのですが、監督がイギリス人で舞台はイギリス。出演者の半分はイギリス人という中で、ギア様はもちろんアメリカ人の設定です。 若いギア様はとろけるほど甘いです(*^0^*)ヤンキー(この映画ではヤンクですが)にしては誠実で心優しい兵士の役で礼儀正しく、この映画に関してはスケベでもなんでもないし、かわいい恋愛をしています。 いくつかのアメリカ兵士とイギリス女性との恋愛物語のなかの一組で、ほぼメインの役柄ではありますが、思いっきり目立ってるというのではなく静かに流れるようなラブストーリーでした。 イギリスが舞台だけあって、雨と紅茶に現れる英国社会が登場する中での国境を越えた愛のカタチ・・・さてさてラストは・・・? |