小沢の桜 by 桃花

感動で涙なくして見られない映画「はつ恋」(田中麗奈、原田美枝子、真田行広、平田満、他)の素晴らしいシーンの舞台となった「桜」を実際自分の目で確かめたい・・・とメル友の桃花さんが訪れました。文章も、桃花さん自身に書いて頂きました。

 

4月21日午後4時ごろ撮影。辺りがすでに暗くなっていたので少し寂しい感じの桜に感じました。

私達が到着した時に、ちょうど観光バスと一緒になってしまいアマチュアカメラマンがどやどや押し寄せてきていました。個人の観光客が桜に近づこうとすると「じゃまだー、どけー」なんて遠くから怒られて・・・「どっちがどけだよ!!プンプン」なんて思ってしまいました。(こういうカメラマンって今の時期多いですね)でもバスは10分も経つといなくなってしまったのでその後はゆっくりと桜を堪能することが出来ました。

 

 

4月22日撮影。私達は一泊してこの桜を見に行ったのですが一年に一度しか見れないし、ましてやこの願い桜なんて一生見ることはないかも・・・と思い、翌日も出かけていきました。

この日はお天気も晴天で空の青と桜のピンク、山のみどりととにかく素晴らしい眺めでした。桜の花びらも心なしか昨日よりは更に満開状態。

自家用車を一時停車場に誘導してくれてる町の職員さんもみな感じの良い方ばかりで・・・、はつ恋の舞台になったとかこの音楽がラストシーンの曲だとか、いろいろ説明してくれました。その説明の仕方がまた素朴な感じで、願い桜のイメージとぴったりでした。

 

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「はつ恋」

折しも先日、夫と桜の木の下を歩いたばかりの私ですが、今日この作品を見て桜のシーンに涙が止まらなかったのでした。・・・というか、それ以前に涙腺を刺激されるシーンが幾つもありました・・・。

隠された引き出しに大切にしまわれた1通の手紙・・・20数年前のはつ恋の人に告げることが出来なかった言葉・・・ここから、もう私の胸はキュンとなりっぱなし・・・(笑)。

娘より親の立場になって感情移入してしまうのはやむを得ません。遠い、昔のはつ恋を思い出しながら、やはり夫婦のあり方や母親の気持ちが何とも言えず共感出来る部分が多くありました。

こんなはつ恋を経験出来た人は幸せだと思い、それがあって、今の私があるというしずえさん(原田美枝子)に強く惹かれました。やはり、恋って人間の心の糧になるんだ・・・と思わずにいられません。

憧れや一方的に好きな感情が、はつ恋ではなく、やはりお互いの気持の通いあいがあってこそのはつ恋・・・たとえそれは実ることがなくても一生心の栄養になるような気がして、今私は過ぎ去ったはつ恋に思いを馳せています。

きっと来年も、夫と桜の下を歩いている自分がいるんじゃないかと思いながら・・・。ちょうど良い季節に素敵な作品にであえました。(2000/4/4)