ティム・ロス   

Date of birth (location)14 May 1961, London, England, UK
TimRoth

 


The Musketeers(2001)

三銃士を描いた作品で、ダルタニアンの若き日の冒険物語風になっている「ヤング・ブラッド」ではダルタニアンの両親を殺した非情な男を演じるティムが深めに帽子をかぶり片目を隠し、相変わらず素晴らしい悪役を演じている。C・ドヌーヴなど脇役が渋い。

Planet of the Apes(2001)

「猿の惑星」では見事な悪役猿のボスを演じたティム。眼孔の鋭さで演技するティムとチンパンジーそのものの動きは見事というしかない。悪役では今までとは違ったどう猛さが楽しめる作品になっています。難点はイギリス訛りもないので、どれがティム猿だかすぐにはわからないこと。マイケル・クラーク・ダンカンのゴリラもなかなか堂に入ったものでした。

Animals with the Toolkeeper(1998)

楽園を探している間に、ある女性に恋をしてしまったタクシー運転手のファンタジーロマンス(?)。「夢の旅路」は難解な作品でした。

The Legend of 1900 (1998)

船の中で生まれ育った天才ピアニストの一生を描いた「海の上のピアニスト」は、ティムを世界的に有名にした。天使のような素晴らしい演技とピアノのあてふり、映像の美しさと音楽に魅了され映画館に2度足を運び、サントラまで買ってしまったお気に入りの作品になった。音楽:エンニオ・モリコーネ

Hoodlum (1997)

ギャングの抗争を描き、ティムはヨレヨレのギャングのボスを演じた。チンピラ、ギャングを演じさせると生き生きしているいやらしいティムでもあるが、こんな嫌われ役がはまり役というのも珍しい。邦題は「奴らに深き眠りを」。ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、他。

Gridlock'd (1997)

「グリッドロック」でヤク中のミュージシャンを演じるティムは、仲間が中毒で入院したことをきっかけに、自分も薬と縁を切るため奔走する。相方とのかけ合いが楽しい痛烈な社会批判の作品。

No Way Home(1997)

兄の罪をかぶり6年の服役を経て仮出所した弟を演じるティム主演作「孤独の絆」。兄のトラブルに巻き込まれながらも人間性を失わず生きていこうとする寡黙なティムは丸坊主で目玉だけがぎょろぎょろ・・・感情を押し殺した演技が切ない。帰る家はなくなっても、ひとり旅立つラストには希望が見える。

Deceiver (1997) 又は Liar (1997)

嘘発見器でも見破れないほどの嘘つきティムの壊れた姿を「ライアー」で発見。つくづくクセモノだと思わせるティムってホントに変!

Everyone Says I Love You (1996)

ウッディ・アレン監督、出演の「世界中がアイ・ラブ・ユー」でも、またまた出所したてのチンピラ役を演じている。共演は豪華−ウッディ・アレン・ジュリア・ロバーツ、エドワード・ノートン、ドリュー・バリモア他。 

Rob Roy (1995)

ティムがアカデミー助演男優賞にノミネートされた「ロブ・ロイ」。伝説の男ロブ・ロイ(リーアム・ニーソン)を窮地に落とす薄幸の貴族を演じたティムの個性あふれる演技はあまりにも強烈な印象を残す。見事な憎まれ役の俳優である。他にジェシカ・ラング

Pulp Fiction (1994)

あっちでもこっちでも、ストーリーが始まり、最後に「ああ、こうなっていたんだ」と理解する「パルプ・フィクション」。ここでも、やはりティムは強盗なのか〜。

Captives (1994) ジュリア・オーモンド共演

珍しいティムのラブストーリーだが、役どころは妻殺しで服役中の男・・・と相変わらずまともでない。刑務所に診察におとずれる美人歯科医とのあぶない恋を描いた「愛に囚われて」は、サスペンスタッチの恋愛映画でもある。内に秘めた熱情が、無口なティムの刺すような目線にあらわれている。↓下に感想文

Little Odessa (1994)

またまた、殺し屋の役です。「リトル・オデッサ」ではティムを慕う弟役にエドワード・ファーロング、病弱な母にバネッサ・レッドグレーブ。

Reservoir Dogs (1992)

クエンティン・タランティーノ監督・出演による「レザボア・ドッグズ」では、ティムはおとり捜査官としてギャング仲間と仕事をすることに。個性的な出演者総出演の血みどろのアクション映画です。耳の殺ぎ落としシーンには目をそむけます。ハーベイ・カイテル、スティーブ・ブシェミ、クリス・ペン他・・・女優なしの男臭い一作。

Jumpin' at the Boneyard(1991)

見たのに内容をすっかり忘れている「ブロンクス-破滅の銃声-」・・・やはりギャングものだったのか?

Rosencrants and Guildenstern Are Dead(1990)

個性派ゲーリー・オールドマンとの共演でティムはギルデンスターンを演じる「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」では二人の軽妙な会話が意味不明ながら笑える。

「愛に囚われて」

出会ったところは監獄内の歯の治療室・・・男は囚人フィリップ、女は歯科医師レイチェル・・・治療中の美人医師に内緒でメモを渡し面会のお誘い(お願い)をするフィリップ。「5年間も誰にも会っていない」というフィリップに同情したのかもしれないレイチェルは、まわりの目をはばかりながらも治療時のまとめた髪型とは違うヘアースタイルで面会に・・・。

大学の授業に出るため週一回外出できるフィリップに偶然出会ったレイチェルとの距離は縮まる。夫の浮気が原因で離婚したレイチェルの心のすき間にフィリップが入ってきたのかもしれない。電話というツールが上手く使われているように思う。カセットテープも。

「目は口ほどにものを言い」というように、監視付きの治療室では言葉少ないT・ロスの演技は色っぽく熱い。立場上許されない二人の密会は、いつも危険と時間の闘い。

好きになればやはり気になる男の過去・・・レイチェルはフィリップが妻殺しの刑で服役中だと知り驚き、そこで心の葛藤が・・・。二人とも愛していると信じていた配偶者の裏切りにより深く傷つけられていたのだ。

生やさしいロマンスではないので終盤、レイチェルは身の危険に脅かされるのだが、ここでフィリップが彼女を守ろうとする姿に真実の愛をみたような訳です。そして、レイチェルはフィリップがどんな遠い監獄に送られようと、今度は同情ではなく愛の力で面会に通うことになるのでしょう。かくして二人は立場を越え、最後には愛し合う男女になる・・・というお話でした。

思いもかけない出会いと偶然と感性が惹かれるものがあって、知らない間にただならぬ恋におちてしまっていた・・・という映画で、最後にはその人のために自分は犠牲になれるか?が問われた作品でした。

女は危険な香りのする男に弱いか?同情から恋への進展はあり得るか?密やか故によけい燃えるのか?愛は女をこうも大胆にさせるのか?・・・様々な疑問がわいてきました。