今年のパラレル大回りの総括


12月のミズノキャンプ(竹村幸則)
○トップ&テール
・内脚始動でアウトエッジを効かせ、谷回りを始める
・谷回りで軸を弧の内側に移動させる
・内スキーのアウトエッジが効いたら、内脚から外脚、弧の内にある重心をスキー板の
 真上に移動する(リーンインからリーンウィズ)
 ※従来のカーブ&スキッドと同様
・重心の内→外(真ん中)への移動はフォールラインを向く手前から45°の抜け出しまで
 ※山回りは45°以上深回りはしない
・前記重心移動は瞬間的に行なわれるイメージ(高い姿勢からドシンと低い姿勢になる)

・山回り〜切り替え〜谷回りのS字が外脚〜内脚一本でできる

○トップ
・内脚主体を絶えず意識して
・体軸のクロスオーバーのタイミングと量をスピード/斜度に調整させるのが課題

1月カイワGSL
○トップ&テール
・2つ先のポールに目線をセットして、高い位置から軸を弧の内側にトップコントロール
 を心がける
・基本は伸展系の切り替えであるが、切り替えで伸展するのではなく谷回りで内傾軸を
 つくる際に伸展(長い軸)し回転する

2月野辺山(自主練&田野倉)
○初めてといって良いくらい集中して斜滑降→山回りをサイドカーブなりに行なう
 カービングターンの練習に半日明け暮れた

3〜4月
○トップ&テール
・12〜2月の積み上げによる内脚、外脚の意識、使い方は同じ
・しがたがってジャイアントで受験したクラウンも板のサイドカーブなりに谷回りが
 始動していた
・切り替え〜谷回りの時間が、接地感の少ない浮遊状態
 ※山回りからの走りと谷回りの開始のスペースが広く必要

5月5日の熊の湯(自主練)
○トップ&テール
・山回り〜切り替え〜谷回りの外脚〜内脚となる足首の意識の変化
・軸より後ろにあった(山回り)外脚をどのようにして切り替えで前後差を無くし
 内脚始動となるかの課題の解消
・山回りから足首をブロックしているので、板の撓みの開放による走りが利用でき
 同時にその走りでも身体が遅れることはない
・結局春の悪雪によって外足首がブロック困難な状況で初めて実感し、習熟できた感の
 ある山回りで外脚(当然内足首も)がどのように切り替わっていくか
 外脚がターンに着いてくるかは、結局外足首を前方に締めることで切り替え時に外向
 していた腰が進行方向を向きスキー板と正対(進行方向を向く)していくことになっ
 た
・山回りの足首を締めるタイミングは45°を過ぎて即、45°では一瞬開放し走らせ
 てから即締める
・内足首も締めるが外足首を締めながら進行方向へスキートップを揃える、外足首を締
 めた状態から谷回りが始まると内脚に変わっていくが、内膝で内傾し、角付けが完了
 したら、体軸を内傾/内向させる
 ※体軸の内向が角付けに対して早急過ぎると、テールが軽くなりズレる
  つまり、谷回りが無いターンができてしまう


滑り出し(A)
 斜め前方直線に滑走、谷側膝を外に張る(内足先行)下肢より内傾をはじめる
 ポイントは足首の角度、ブーツなりの前傾では少ない、弱い(スキーは滑走している
 ので積極的に足首を前方向にブロックして(...する意識)おく)

内スキーのトップ側アウトエッジの効き(B)
 内スキートップ側〜ブーツ下アウトエッジや外スキー内エッジが角付けできたら、
 つまり、下肢下腿による内傾ができたら(内傾は傾きでつくる、左右の下肢の長さの
 差は足首、膝で調節する、前後差は無くすか、または、内スキーを引いて逆前後差と
 する)、大腿部の向きはスキー板に正対している(この時点での内向は性急)

回転運動の始まり、積極的な谷回り(C)
 大腿部〜股関節〜腰、胸〜顔を弧の内側に設置した回転軸の中心に向ける
 ポール競技の場合の2双旗先、フリー時の軸の設定された方向から円弧にむけて設定で
 きる円錐線(内向するだけではなく、適切な内傾を伴う必要あり)
 意識は足首の前方向へのブロックと大腿の立て方(大腿部を立てるとは、斜面に対して
 垂直に近い状態まで起こして前方へ傾けることを言い、この運動によって内傾が適切に
 行なわれる)

フォールラインへのからみ(D)
 フォールライン手前から、舵取りの主体を内スキーから外スキーへシフトする
 特に意識しなくても遠心力によって、ゆるやかに外に重心は移動できるので、操作する
 のであれば、つっぱっている外脚の緊張を解くことに意識するほうが適切
 但し、この場合適切な筋力があることが前提である
 フォールラインを超えたあたり(弧の円周上)で軸よりやや後方に位置された外脚
 の軸は自然に足首のブロックがおこなわれているはず、ここで意識的に足首を
 前方向にブロックすると、進行方向への前傾が崩れるので自然にまかせる

フォールラインから山回り(E)
 外脚、外スキーから切り替えを行なうため、一瞬スキーへの加圧を緩める
 自然にフォールライン〜山回りでスキーは撓んでいるので、スキーの前後軸進行方向へ
 スキーヤーよりも早いスピードで移動する

山回りの終了と切り替え(F)
 すでに前の操作で山回りは終了しているが、明確に足首を前方向にブロックして体軸を
 コンパクトにする
 コンパクトにするとはスキーを身体の遠くから近くに持ってくる(引き寄せる)ような
 全体感をイメージするが、実際内傾していた体軸を、外脚の足首を前方向にブロックす
 ることにより斜面に垂直になってくる、外足首だけでなく外脚自体も遠心力に対抗して
 伸展状態であったものを、屈曲する(屈曲の意識は足首に比重をおき、膝/股関節は
 立てる)
 内脚は逆に足首は同様にブロックするものの、屈曲していた状態を伸展させ、体軸の
 長さにストレッチ系の切り替えのような軸の長さの変化を発生させない

切り替えから内脚による内スキーの角付け(G)
 両足首ともブロックした状態で、大腿部より頭頂をスキーに正対した状態が切り替えの
 完了と考え、以降は舵取りの準備期となり、内脚の膝を回転弧の進行方向内側に張り
 出し内傾をつくり、外脚も追従する
 滑り出しと同様、内傾は内脚の長さを外脚の長さに対して短くすること(内外の脚の
 軸の長さの差で)つくる
 スキー板の前後軸に対して回転がおこり、スキー板は角付けされる
 スキーヤーの軸は落下方向へ先行動作(内向)するので、スキー板の左右軸に回転が
 おこりトップ側の内エッジが効く

2004/5/14 記

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