快感カービング理論 その3

カービングによる舵取りでの脚の使い方と感覚 イントロ

 前回の『快感カービング理論 その1,2』の発表が2000年6月だった。

 あの頃は丁度、第一次カービング期って感じで、トラディショナルな板でもカービングは可能である。とか WorldCupのだれ某の技術はとか、まだ技術専行でまったく今考えればほとんどトラディショナルな板と変わらない プロフィールをもった板がカービング板として流通していた。
※97−65−88とかネ

 2001−2002シーズンからトップ100mmオーバーの板しか店頭にはなく、板自身も本当に前を踏んで いけば板が切れ込んでいってくれる板が出現した。
一部にはトップが120mmのものまであった。

 それでは、技術論と用具は一体化してこの2〜3年で進歩してきたのだろうか?
 自分自身の技術は用具の性能を生かしうる、知識のうえに立脚しているだろうか?

1999年7月にACL切って完全にカービング技術習得に出遅れていたが、昨シーズンなんとか形になったような 自信を持ちつつある今、昨シーズン中に会得した舵取り期の感覚について、このまま述べるとする。

 カービングの技術の謳い文句は、『初心者にも容易にパラレルターンが習得可能』とか、『中級者にも洗練されたターン習得』 とかだったと記憶している(なんとなく、少し古く臭いそうだが...)。

 一昨年なんとかSAJの準指導員も取得し、さらにその上を目指す資格と猶予期間を与えられたのが昨シーズンであった。
また、板の形状を引き合いに出し恐縮であるが、トップ106mmの板を履いて、初めて板が自分からターン内側方向を向いていく感覚を感じた。
足裏の加重点とその上モノの位置(前後のポジション)が、カービングスキーのターン導入に非常に重要な要素となっていることが 知覚し、理解された(のは、昨シーズンの初め)。

 見た目に違和感のあった形状を敬遠し、2001年夏にオーダーした板はトップ103mmの2000ー2001プロフィールだった (が、本人はこれで十分できると思っていた)
 これが、見事に1月中旬に戸狩で曲がり再起不能になって、急遽代替でトップ106mmを購入。

カミさんには笑われたネ。

 なにせ、滑りがたった3mmで変わるのだから...。
この時点で、舵取り後半がカービングモドキ状態!。

 舵取り前半(理想は、切替え直後)から、角付け開始するためには...(アタマのなかでは、「わかってる、早く体軸の頂点を弧の中心へ 移動するンダ」って声がする)。
※一番地面に近いところが、弧を描くのだから、一番地面から遠い身体(=アタマ)はどこにあるべきか?
 そして、舵取りの前半と後半で同じラディウスのシュプールを描きつづけるためには、弧の落差に対して
 どこに振り子運動の頂点であるアタマを移動させておくべきか

  1. 落下運動に対して、慣性の法則が働きターンによる移動が高速化するほど、『前後のポジション』への正確さが求められる。
  2. 高速運動時ほど、過度に前よりのポジションを意識する、又はポジション維持に強度な筋力を自己に要求する必要が求められる。

しかしながら、1.はカービング技術に於いては既に技術論は確立しており、舵取り後半の後ろ寄りのポジションから切替えを経て 舵取り前半の前寄りのポジションへというように、ブーツセンターを中心に前後のみではなく、左右も含めた
※右ターンであれば、左後ろ寄りのポジションからクロスオーバーして右前寄りのポジションへというようなS字の運動を行う

ところが、現実的には(具体的にはと置き換えても良い)実際にカービングスキーにてターン運動中にどのように身体を使うかについては 明確な運動要領が指示されているのを文献に見たことがないし、師事した覚えもない。

 そんな状況で昨シーズンは一番雪の状態の良いときに、アタマは出口の無い迷宮の中を無闇に駆け回っていた。

 実際に、スピードに負けないように先へ早くとアタマから指示を出して身体を理想とするポジションへ運ぶことは困難なことでは ないと考える(でも、身体は次第に遅れていく......だんだん自分が情けなくなって...)。

  • わかっちゃいるけど、その前後差がなぜ起きる
  • 気を抜くな、その一瞬でズレている
  • 前だ、後ろだと上半身ばかり意識する
 が.....なんと、シーズン後半からポールをくぐり始めて、もっとも簡単な一つの技術に辿り着いた。

カービング技術論で昨今盛んに言われている、内脚を云々では決して無い
板がフォールラインと平行状態になったら、雪面からくる抵抗に対し外脚を負け気味に使うだ!。

前置きが長くって、取り敢えずここまでネ

永遠の課題だな、こりゃ...

つづく

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