快感カービング理論 その5

カービングによる舵取りでの脚の使い方と感覚 外脚が負けるように使う

 外脚を負け気味に使い始める時期は、ターンの谷回り/山回りの 過渡期からとなる
※ターンスピードにより、フォールラインを前後することは適宜調整が必要であるが...

 山回りにはいると、遠心力+重力によるスキーへの加重の増加が発生する
 谷回りの非常に不安定な状況にくらべて、驚くほどの荷重をスキーは受け止める
そして、外脚も...

 不必要な荷重を逃がすことができなければ、エッジは雪面を捉え続けることをやめる
※スキー個々の特性によるが、トーションが弱い板ほど早くズレが発生することになる

 デジタルに運動を考えてみよう!

 フォールラインを過ぎたスキーに80の力が雪面から感じられ、これがフォールラインに対し45度の 角度にスキーが回転(ターンで移動)した状態であれば、90、100,110と徐々にスキーが雪面から 感じられる荷重は増えていく

 スキッディング系技法では、抜重操作をしてエッジの切替えを行ってこの山回りのスキーが受ける抵抗を 逃がし、切替えとおこなっていたのを思い出して欲しい

 カービング系技法においては、その黎明期においてはベンディング系技法を用いて...
昨今では、エッジtoエッジで、オートバイのハイサイドを発生させるが如く切り替えをおこなっていた

 それでは、(やっと...種明かし)どうすべきか

 フォールラインを過ぎてから、徐々に増加する重力や遠心力をまとめて、両脚にて受けるのではなく
※カービングって両脚同時操作じゃないョ
外脚は徐々に強まる負荷に負けるように、常に同じ伸展力を出してやる(ターン弧やスピードにより、脚の 伸展を弱めていく必要がある場合もある)

 ただ単純に脱力すると、後傾となるのでブーツ内の足首は十分まがりブーツタングに脛が接触している状態の 維持が望ましい

負け気味に使うとは、そういうことである

では効果はというと
  • 両脚に適正に加重分散ができる
  • 切替え準備期に、特に意識をしなくとも切替えの準備ができている
  • 切替えに向けて、スキーが走る
  • ような感じである

    一つだけ、注意事項がある

    これは外向外傾のポジションではできないということである

     ここまで、述べておいて練習方法を洩らすとQ/Aの嵐になるかもしれない

    以下のことに注意して練習して欲しい
  • テレマークターンを意識して、両スキートップの前後差をなくすよう心掛ける
  • 身体の斜面に対する傾きを絶えず意識する
  • 外脚への加重の強まりを意識できるような斜面での練習から試す
  • 腕と手は同じ高さにして、動かさない
  • スキーを押して進めていくような、下肢の操作を意識する
  •  おもしろいことに、この操作はスキッディング系技術でターン外へ体軸を移動させていくような 感覚を元に会得した

    あと参考になった(ベースになった)ものとして
  • 小林(康)さんの『吐いテク』
  • 佐伯幸さんの『テレマークによる』同時操作の習得
  • ですね

    文章の感想はDr.コオニまで