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@niftyのIP電話試験サービスでフレッツADSLの環境で参加した関係で、現在貸し出されているVoIP-TAは富士通製「iA112S」という、ADSLモデムの内蔵されてないいわゆるブロードバンドルーターです。
eAccess系のADSLサービスであれば、この装置が貸し出されているケースも多いかと思います。
残念ながら、現在、新規にフレッツでIP電話を利用する場合には、NTT提供の別の機材となるようです。(この場合、VoIPアダプタとして提供される機材ではUPnP対応でルーター配下でも使えるもののようなのでここで紹介する内容は必要ないですが・・・)

同梱の接続ガイドによると、ADSLモデムをブリッジモードで、iA112SのWAN側設定はPPPoEとして設定した場合に、IP電話として機能出来るとあります。
・・・が、住友電工製のADSLルーター(テスト機材は「TE4121C及びMN7310」)に搭載されている「GapNAT」の機能を使うことで、iA112SをIP電話専用装置として既存のLAN環境を変更せずに使用出来ることがわかりました。(グローバルIPアドレスがiA112Sに割り当てられればいいみたいです。)
また、配線の工夫により、一般電話回線からも隔離した状態で設置出来ることも確認しました。
これで、煩わしいセキュリティ設定とかを再度行わず、かつ、間違って一般電話回線経由でかけてしまって高い料金がかかってしまうと言うことがなく、安心して格安電話として堪能出来ます。

なお、これから説明する設定に関しては、メーカー及びプロバイダの想定外もしくはサポート外となります。
この設定に関することを問い合わせることは絶対におやめ下さい。
(この設定での使用に関して問題ないことは@niftyのサポートセンターへ念のため確認させて頂きました)
ここで説明する機材と異なるものが貸し出されている場合は(機材変更などは)あきらめてください。
また、一切の責任は負えませんので、自己責任においてお試し下さい。

基本的なネットワークに関する知識が必要となります。ADSLルーターで共有する環境を自身で構築されているのが前提です。

■1.使用機材(最低限必要な条件)

ADSLモデム内蔵ルーター:住友電工製TE4121C(たぶんTE4111C・TE4521C・TE4621C・MN7310・MN7320などでも可。GapNAT必須)
VoIP-TA:富士通製iA112S

※TE4621Cなら住友電工のダイレクト販売で\12,800で販売されています。2003/5/31現在

■2.配線

iA112SがIP電話として機能するためには、iA112Sの「LINE」端子に、スプリッタから分岐させたPHONE側の電話線を繋がなければいけないと言うことです。
ところが、いろいろ実験した結果、iA112Sの「LINE」端子につなぐ電話線は、余っているTAや回線自動選択装置(0077とか0088を自動で番号に付加してかけてくれるアダプタ。昔、DDIとか東京電話がただで設置してくれたやつ)の「電話」ポートへ繋げばいいことがわかりました。(TAや回線自動選択装置はISDN回線や電話回線へ繋ぐ必要はありません。単に電源が入ってればいいです)



※iA112S設定時にはPCのスイッチングハブに繋がっているLANケーブルをiA112SのLAN側に繋いで設定を行ってください。



実際に運用している配線例です。



PPPランプ消灯状態でStatus/Alarmランプが点灯している状態で、DHCPでIP電話が使えることを示しています。
iA112Sの横にある装置が回線自動選択装置(第二電電株式会社製α-MiNi2-KX)です。



第二電電株式会社製α-MiNi2-KX
消費電力は「待受時 1.3W」ですね。


このように「回線」側には何も繋いでいません。
「電話機」側に繋がっている電話線がiA112Sの「LINE」へ繋がっています。

■3.TE4121Cの設定

基本的にはGapNATでiA112SのWAN側MACアドレスを指定するようにするだけです。
ただし、フィルタとかで制限をかけている場合、設定によっては、うまく使えない場合もありえますので、その場合は各自で設定変更を試みてください。

上記の赤線箇所以外は、通常のGapNATを利用してPPPoEで接続する場合の設定のままで大丈夫かと思います。
「グローバルIPアドレスを割り当てるパソコンのMACアドレス」に、iA112SのWAN側のMACアドレスを入力してください。

■4.iA112Sの設定

ポイントは簡単!WAN側IP設定の動作モードをDHCPにするだけです。


装置情報で表示される「MACアドレス」を先ほどのTE4121Cでの「グローバルIPアドレスを割り当てるパソコンのMACアドレス」欄に入力します。


「WAN側IPアドレス設定」の動作モードを「DHCP」に設定します。
DNS自動設定は「有効」にします。(どっちでもいいかもしれません^^;)


VoIP簡単設定の「ユーザー設定」は、基本的にプロバイダから送られてきた通知通りでいいと思います。
電話回線(PSTN)からは当然発信する必要がないため、「PSTN自動再発呼」は「無効」にしておきましょう。(ここは電話回線をつないだ正規の配線の場合でIP電話のみしか使いたくない場合にも「無効」にしておくのもいいでしょう)

上記で説明してない箇所及びその他の設定は通常設定する内容と同じでかまいません。
(というか、設定変更すべき箇所はほぼ皆無ですよね。^^;;;)


あとは実際に電話がかけられれば成功です。

■その他、試験サービスでわかったことなど・・・

iA112Sには「Phone1」「Phone2」と電話機が2台つなぐことができますが、電話(自分:IP - 相手:一般電話回線)を同時に使用できることがわかりました。(うちの配線では一般回線は隔離しているわけですから間違いなくできてます)
つまり、番号は現在のところ1つですが、同時通話できる点はISDNなみの利点ではないでしょうか。
(本サービスで制限されてしまうかはわかりませんが・・・^^;)