ダートクラシック第1戦、そしてJDDへ!
第7回兵庫チャンピオンシップ(G2)

もくじ
レースヒストリー
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レースの傾向と対策
過去の連対馬データ
登録馬完全成績表
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登録馬簡易対戦成績表
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過去6回のレース結果 第1回 平成12年5月3日 勝馬:ミツアキサイレンス(笠松)
第2回 平成13年5月2日 勝馬:ロードバクシン(兵庫)
第3回 平成14年5月1日 勝馬:インタータイヨウ(JRA)
第4回 平成15年4月30日 勝馬:ビッグウルフ(JRA)
第5回 平成16年5月4日 勝馬:メイショウムネノリ(JRA)
第6回 平成17年5月4日 勝馬:ドンクール(JRA)
確定枠順
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レース展望
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レース結果
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 兵庫にサラブレッドが導入されてはや8年。サラ1期生が3歳になるのに合わせて創設されたこのレースも今年で7回目を 迎えました。初年度の勝ち馬ミツアキサイレンスは芝・ダートを問わず重賞戦線で活躍、第2回には地元のロードバクシンが 兵庫に初の統一G勝ちをもたらし、兵庫サラでは唯一頭の三冠馬となり、8歳となった現在も重賞戦線で活躍、地元サラ最多勝馬 の記録を更新中です。第3回のインタータイヨウはJDD2着、その翌年の第4回勝ち馬ビッグウルフは名古屋優駿、JDDを 連勝し、見事春のダート3冠を達成しました。第5回の勝ち馬メイショウムネノリもダービーグランプリで3着に健闘、昨年第6回 の勝ち馬ドンクールもユニコーンS、ダービーグランプリで3着、今年に入って名古屋大賞典を制するなど、2歳G3の兵庫ジュニア グランプリとは違って、ここの勝ち馬は息の長い活躍を続ける事が多いのが特徴といえます。
 このようにレースレベルと、3歳のダート戦線で最初の重賞という意味からも一昨年からG2に格上げされたこのレースは、 ダート路線の中でも非常に重要意味を持っています。そんな兵庫チャンピオンシップ、今年も恒例の総力特集をお送りします。 みなさんの馬券検討の参考にどうぞ御活用下さい。


◎ 兵庫チャンピオンシップ・レースヒストリー

 1999年にサラブレッドを本格導入した兵庫競馬に、最初に出来た統一ダート グレード競走が兵庫ジュニアグランプリ(G3)。当初から導入初年度の産駒の 年齢に合わせて、その2歳・3歳・4歳以上と順に統一重賞が整備されたが、 初年度産駒が3歳になった2000年に創設されたのがこのレースで、今年で第7回を 迎える。兵庫では2番目にできたダートグレード競走である。
 2003年から3歳のダートグレード競走の広域体系化が行われる事となり、 3歳限定の統一ダートグレードのうち、G1競走である大井のジャパンダート ダービー、そして盛岡のダービーグランプリが根幹競走として位置付けられ、 この兵庫チャンピオンシップを含む残り競走がその出走馬選定の指定競走として 位置付けるスタイルになった。とはいえ、当レースと同年度にG2昇格された東海 ダービー(名古屋)がその翌年にはグレード申請を取り下げており、唯一のG2競走 となった本レースが、上記根幹2競走を加えた3歳ダート三冠路線の第一関門 といっても言い過ぎではない。これで3月あたりに3歳G3がどこかに新設されれば、 本レースが準根幹競走と位置付けられても不思議ではない状況になっている。事実、 過去の本レースの勝ち馬のレベルは総じて高く、一昨年からG2に昇格されたのも うなずけるし、レースレベルも維持されていると言えよう。
 本レースの勝ち馬にはジャパンダートダービーへの優先出走権が与えられ、 2,3着馬は残りの出走枠に対する選定対象馬となる。加えて、今年は全国のダービー を統括的に開催し、ジャパンダートダービーを頂点とした「ダービーウイーク」という イベントが開催され、各地のダービーを勝った馬がJDDに集結するという、これまで になかった試みが6月に行われる。その意味においても、全国のダート強豪が集結する このレースが、地区レベルと今後を占う意味でも重要な意義を持つと思われる。
 開催時期はゴールデンウイークという事で創設から変わりはなく、フル ゲート12頭でJRA4頭・地方他地区4頭・地元馬4頭の出走枠、1870m の競走距離、負担重量など、競走条件は全く変わっていない。1着賞金額は昨年と同額の 3000万円である。


◎ 兵庫チャンピオンシップ・レースの傾向と対策

 昨年からG2に昇格されたものの、負担重量などの競走条件は一切変わっておらず、 昨年までの連対馬12頭について検証する。

 連対馬10頭の内訳は、JRA8頭、地方他地区3頭、地元馬1頭で、JRA 勢ワンツーが3度、地方勢ワンツーが1度ある。ただ、第1回から見ていくとJRA所属馬 のレベルは年々アップしており、JRA優位の状況は続きそう。しかし、とりわけ古馬戦に比べ、 2,3歳戦は総じて地方勢の活躍が目につき、一概にJRAが絶対とは言えないのも特徴。 ハナから地方馬を蹴飛ばして検討するのは危険。今年はJRA勢では最強と思われたフラムドパシオン がドバイ遠征、他の有力馬も強力であるには変わりないが、同馬とはやや差があると考えられて おり、勢力図はまだ定まっているとは言い難い状況にある。地方勢でも傑出した馬がおらず、状況 は同じではあるが、混戦を利してという場面は十分に考えられるため、軽視はできないだろう。

 連対馬12頭の勝ち鞍は、JRA所属馬はスキャンボーイ、エストレーノ、ジャズアップ、 アグネスジェダイが2勝、メイショウムネノリが3勝、インタータイヨウ、ビッグウルフ、 ドンクールは4勝。2勝以上挙げていれば問題はないだろうが、1勝馬が出走してくるのは 稀なケースだし、過去にも出走例はない。連対率で見ると(ダイコーフクキタルは道営からJRA へ移籍しているため参考外)、4勝馬4頭3連対(75%)、 3勝馬4頭1連対(25%)、2勝馬15頭4連対(26.7%)で、2・3勝馬は出走頭数差も あって僅差だが、4勝馬の強さは突出している。今年はJRAから4勝馬の出走がないため(アテスト は4勝だが、全4勝が移籍前の岩手で挙げたもので参考外)、あまりアテにはならないかも。 ちなみにJRA勢の最多勝馬が3勝馬だった年は2000年、2001年、2004年の3度あるが、 そのいずれの年も地方馬が連対しているのは面白いデータ。
 地方所属馬(地元含む)は4頭中3頭までがダートで5勝以上を挙げていた。一昨年のタカラ アジュディはわずか2勝だが、年明けの6戦はすべてJRA遠征という極めて稀なケース。同様の 馬がいなければ参考外としてもいいだろう。ちなみに地元戦(統一重賞除く)に限定すると ミツアキサイレンスが(5-0-0-0)、タキノスペシャルが(5-0-0-0)、ロードバクシンが(9-2-0-0)、 タカラアジュディが(2-1-1-0)。着外経験がないのが絶対条件。
 また、JRA・地方所属を問わず、ダートでの勝ち鞍がない馬は皆無。さらに、生涯のダート連対率 もタカラアジュディを除く11頭が5割以上。唯一の例外である、中央遠征が 多かったタカラアジュディも中央成績を除けば(0.750)。2002年のダイワファルコンのような 馬(芝で3勝、ダート未勝利どころか未経験、人気したが7着惨敗)もいるので、ダート実績の有無は しっかりと見る必要がある。地方馬相手だからと言って初ダートで勝ち負けできるほど甘くはない。 さらに掘り下げれば、勝ち馬6頭のダート連対率はすべて8割以上。勝ち馬はダート実績傑出馬から 選べばいいだろう。
 連対馬のキャリアは様々だが、全馬3〜12戦の範囲内。デビュー時期の早い地方馬といえど も使われすぎはマイナスだし、キャリアが浅すぎるのも問題。

 距離経験では、地方所属の4頭中、タカラアジュディを除く3頭が1600m以上の重賞勝ち馬。 そのタカラアジュディにしても1600mのライデンリーダー記念で3着。出走経験では 12頭すべてがダート1600m以上の距離を経験していた。連対している必要はないが、 距離経験は非常に重要。芝ダートを問わず、1800mを経験していた馬も11頭を数えるが、 今年から地元兵庫の3冠路線が変更され、同レースが一冠目に。このレースのトライアルも1700m のため、1800m以上の距離のレース経験は、地元馬は中央遠征経験馬を除けば皆無になる。

 前走着順については特に気にする必要はないが、G1とかでなければ、できれば入着はして おきたい。ただ、前走でなくとも、一番最近出走したダート戦では、インタータイヨウと タキノスペシャル、アグネスジェダイを除く9頭は1着だったのも面白いデータ。また、勝ち馬6頭は 前2走以内にダートのオープン・重賞を勝っていた。連対馬12頭に枠を広げても、前3走以内にダート の1勝級以上のレースで3着以内の実績があった。やはりダートでは底を見せていない方がもちろん魅力的。

 臨戦過程としては、タキノスペシャル、インタータイヨウ、アグネスジェダイを除く9頭が 中1〜5週での臨戦。 タキノスペシャルは北海道2歳優駿を勝って以来約5ヶ月、インタータイヨウ、アグネスジェダイは いずれも東京・ヒヤシンスSから2ヶ月半を置いての臨戦だったが、ダート重賞や中央オープン で連対しているような実績馬ならそう問題視しなくても良いのではなかろうか。前走については 地方馬4頭中3頭は重賞から、中央馬8頭のうちジャズアップを除く7頭はオープンまたは重賞 からの臨戦。2003年に初めてジャズアップが、一昨年にはタカラアジュディがそれぞれ500万 からの臨戦で連対したがいずれも2着まで。勝ち切るのは他馬と相対的に考えても難しい。オープン 経験はあるに越した事はない。年明けのレース消化数についても、12頭中8頭までが2〜4戦の範囲内。 これも使われすぎはあまりよくない。

 人気面では、2000年が3→6→1番人気、2001年が3→2→1番人気、2002年が2→1→6番人気、 2003年が1→3→2番人気、一昨年は2→4→1番人気、そして昨年は1→4→2番人気。 1番人気3連対、2番人気3連対、3番人気3連対と、ほぼ上位人気で決まっており、1〜3番人気が そろって連対を逃した年はない。ただ、1番人気の3連対というのは信頼度としてはイマイチで、2〜3番 人気を頭にした買い方に配当的妙味があるかも知れない。また、今年からは3連単・3連複が発売されている が、3着までに枠を広げて見てみると1番人気はパーフェクト。3連複ではさすがに外せないか。また、7番 人気以下は一度も3着内に来ておらず、人気上位半分の争いと見てよさそうだ。特に逃げ馬の上位人気馬は いまだ未勝利なだけに、地方競馬特有の先行有利の既成概念だけは捨ててかかった方がいい。逃げ馬が1番人気に なるようであれば、その3着付けの3連単なども面白いかもしれない。事実第1回と第2回はそのパターンだった。 これをご覧になっているあなたの主観で色々研究していただきたい。また、地方のダートは深く、 クセがあるので、同じ中央のダート実績でも、深いコースの中山や小倉、北海道、阪神などで実績を挙げている 馬を上位に考えよう。

 最後に展開面だが、先にも触れたように過去6年とも逃げ馬の勝利はなく、2着が最高着順。ダートでぶっち ぎって2勝を挙げたマイマスターピースでさえ3着に沈んだ。最初の2年は中位からの差し馬が 大外から差し切って、2着は好位から一旦抜け出した馬、というパターンで、2002年から2004年は は1,2着馬とも3,2番手からの抜け出し。昨年は勝ったドンクールは4番手から、2着のアグネスは出遅れて 最後方から、すぐに強引に先団まで一気に押し上げて先行、3〜4角先頭から粘りこんだ。過去6回すべてで、 勝ち馬は2着馬より後ろの位置取りだった点で共通している。直線が短い割に目標にされる方が不利で、 決め脚のある馬なら、坂の下りを利して十分届く。基本は好〜中位勢と考えた方がいい。


◎ 兵庫チャンピオンシップ・過去の連対馬データ


着順
馬名
全成績
ダート成績
最長距離
ダOP経験
前3走成績(レース名の右は着順)
年明け
消化R
ローテ
全成績
連対率
経験
連対
前走
前々走
3前走



1着
ミツアキサイレンス
5-0-0-3 5-0-0-1 0.833 2000 1600 新緑賞/1
ゴールド/1
笠松ダ1600
新緑賞/1
阪神芝2000
若葉S/5
笠松ダ1600
ゴールド/1
3戦 中4週
2着
タキノスペシャル
5-0-1-1 5-0-0-1 0.833 1800 1800 北3優/1 川崎ダ1600
全3優/5
門別ダ1800
北3優/1
札幌ダ1700
ウィナ/1
0戦
5ヶ月



1着
ロードバクシン
9-2-0-1 9-2-0-1 0.918 1870 1870 園JC/1
ダービ/1
園田ダ1870
ダービ/1
姫路ダ1800
デイリ/1
園田ダ1700
オープン/1
4戦 中2週
2着
スキャンボーイ
2-2-0-7 1-2-0-3 0.500 2000 1800 未経験 中山芝2000
皐月賞/7
阪神芝2000
毎日杯/8
阪神ダ1800
500万/1
6戦 中2週



1着
インタータイヨウ
4-1-0-4 4-1-0-1 0.833 1600 1400 バイオ/1
シクラ/1
東京ダ1600
ヒヤシ/6
京都ダ1400
バイオ/1
阪神ダ1400
シクラ/1
2戦 約2
ヶ月半
2着
エストレーノ
2-0-0-1 2-0-0-0 1.000 1800 1800 ヒヤシ/1 中山芝1600
NZT/12
東京ダ1600
ヒヤシ/1
京都ダ1800
新馬/1
3戦 中3週



1着
ビッグウルフ
4-1-0-1 4-1-0-0 1.000 1800 1800 伏竜S/1
ヒヤシ/1
中山ダ1800
伏竜S/1
東京ダ1600
ヒヤシ/1
京都芝1800
きさら/6
4戦 中3週
2着
ジャズアップ
2-1-0-1 2-1-0-0 1.000 1800 1800 未経験 中山ダ1800
500万/1
中山ダ1200
500万/2
中山芝1200
うぐい/4
4戦 中5週



1着
メイショウムネノリ
3-1-1-2 3-1-1-0 0.800 2000 1800 伏竜S/1
ヒヤシ/3
中山芝2000
皐月賞/15
中山ダ1800
伏竜S/1
中山ダ1600
ヒヤシ/3
4戦 中1週
2着
タカラアジュディ
2-1-2-5 2-1-2-4 0.333 1800 1400 ライデン/3 阪神ダ1800
500万/3
阪神ダ1800
500万/4
中京芝1800
あざみ/10
6戦 中2週



1着
ドンクール
4-0-0-0 4-0-0-0 1.000 1800 1800 バイオ/1
ヒヤシ/1
東京ダ1600
ヒヤシ/1
京都ダ1400
バイオ/1
京都ダ1800
500万/1
3戦 約2
ヶ月半
2着
アグネスジェダイ
2-1-1-8 2-1-0-2 0.600 1800 1600 ヒヤシ/2 東京芝1600
NZT/5
中山芝1800
スプS/8
東京ダ1600
ヒヤシ/2
5戦 中3週
※ミツアキサイレンス、スキャンボーイ、メイショウムネノリ、アグネスジェダイの経験最長距離はいずれも芝でのもの。ダートの経験最長距離はミツアキ、アグネスが1600m、スキャン、メイショウが1800mです。