第2週目のオンエア内容はこちらからどうぞ。
その@ 田村玄一インタビュー H : ハービー山口 G : 田村玄一| H : | 今週のMusic Tide、また素敵なお客様をお迎えしています。スティールギター、そして スティールパンを今日お持ちいただきました。大変珍しい楽器です。田村玄一さんです。 よろしくお願いします。 |
| G : | あ、どうもこんにちは、よろしくお願いします。 |
| H : | 今日はハワイ的なTシャツの柄で。 |
| G : | あ(笑)アロハシャツすね、これは。 |
| H : | あちらが好きなんですか。 |
| G : | あ、好きですね、ハワイは。大好きです。 |
| H : | ま、スティールギターにしろ、スティールパンにしろ、南国っていう印象がありますけど、 そのルーツはやはりハワイとか。 |
| G : | そうっすね。 |
| H : | スティールパンはジャマイカ。 |
| G : | パンはね、ジャマイカのちょっと下にあるちっちゃな島で、トリニダード・トバゴっていう国が。 |
| H : | それ、独立国なんですね。 |
| G : | 独立国です。イギリス領ですけど。 |
| H : | ほおー。そこのオリジナルの楽器ですか。 |
| G : | そうですそうです。ここ近年…民族楽器としてはいちばん新しいですね。 |
| H : | たいへん透明な音がするんですけども、ちょっと、ちこんちこんてやってもらって。 それはどこを押せばドの音、どこがレの音って決まってるんですか。 |
| G : | あ、決まってますね、並び方が。 |
| H : | そうすると、セットする並びはもう決まってるわけですよね。 |
| G : | そうですね。 |
| H : | スタンドに立てますよね。 |
| G : | はいはい。 |
| H : | それは自分に向かっていちばん手前が。 |
| G : | こういう形になる。 |
| H : | なんとかって決まってるわけですね。 |
| G : | ここがいちばん低い音で、レなんですよ(♪)今ね、吊るさないと音がちょっとこう、 |
| H : | 出ない。 |
| G : | うん、ソファーにミュートされたりなんかしてるけど、(♪)で、隣りが、えっと、ラなんです。(♪) で、こっちの隣りが、ソなんです(♪) |
| H : | それ、不規則なんですね。 |
| G : | 音楽的に言うと、@ドがCドとDドに挟まれてる。 |
| H : | あー。 |
| G : | なので、あの、倍音が出やすいというか。で、内側叩きますと、おんなじレのオクターブ上になってる。 |
| H : | ええ。 |
| G : | (♪)(♪) |
| H : | じゃ、さらにオクターブ? |
| G : | これもそうです。(♪) |
| H : | へえー。 |
| G : | で、この低いレを叩いても、実際は高いレも鳴ってる。 |
| H : | 鳴ってる。 |
| G : | それがあのー、ふくよかな倍音になって出てくる。 |
| H : | それが個性ですね。 |
| G : | そうですね。 |
| H : | はあー。非常に透明感のある音ですね。うーん、そうなんですか。でも覚えるの難しいですね。 |
| G : | (笑)ええ、そうそう、でもね、わかりやすいですよ。(♪♪) |
| H : | うーん。それか、じゃあ今オクターブやってもらって、その上のオクターブまで出ます? |
| G : | うん、出ますね、うん。2オクターブと半分くらい。 |
| H : | 2オクターブ半。 |
| G : | 真ん中へんのこのちっちゃいのは、面積がちっちゃくなればなるほど、高い音になるんすよ。 |
| H : | 高い音になる。 |
| G : | うん。で、低い音になればなるほど、広い面積が必要になる。だからスティールパンって、何種類も音域があるんです。 例えば、オーケストラでいえば、バイオリンから、ビオラ、チェロ、コントラバスってあるじゃないですか。で、ベースなんかはね、 おんなじ直径のドラム缶を使ってますから、音が二つしかなかったり。 |
| H : | ふーん。 |
| G : | で、これがいちばんトップっていうか、高い音域を持ってるスティールパンなんで、 オーケストラでいえばバイオリンのような、メロディ、おもにメロディを、 |
| H : | メロディを弾く。 |
| G : | はい、そうです。 |
| H : | あの、メロディといえば、先ほど楽譜をちらっと拝見しましたけども、あんまり五線紙に楽譜の音が書いてなくて。 |
| G : | それはねえ(笑) |
| H : | コードだけ書いてあるんですけど。 |
| G : | それはあのー、やっぱり、出がクラシックじゃないしね(笑)もともとあの、ロック畑、今もそうだと思ってんですけど、 なのでね、コード譜だけでやっちゃうんですよ、どーしても。 |
| H : | アドリブしてる。 |
| G : | あ、もちろんあの、もちろんアドリブですね。その時の感覚っていうか。 |
| H : | で、あとは覚えてて、コードだけ確認しながらメロディを追ってる。 |
| G : | いい意味で適当なんですね。 |
| H : | あー。 |
| G : | で、悪い意味でも適当。 |
| Y: | あの、今日はたまたまあのー、お願いした楽器がスティールパンていうことなんだけど。 |
| G: | うん。 |
| Y: | 今ほら玄ちゃんは、あのー、ここ数年はもう、ハワイアンどっぷり。 |
| G: | あー、そうだね、ほかもやりつつ、ハワイアンは結構欠かさずって感じ。 |
| Y: | あれは特に、夏になるとやっぱりどーんと、イベントとかでこう。 |
| G: | あー忙しいね、かなりあるねー。 |
| Y: | あと春先とかのレコーディングとかで、そんな感じで。 |
| G: | そうですね。 |
| Y: | で、だいたい山内雄喜さんとか。 |
| G: | そう、やっぱりね、山内雄喜さんと、大昔会ったことがあって。 |
| Y: | だよね。 |
| G: | サンディーがらみなんだけど、それで時がかなり経ってですね。 |
| Y: | どーんとブランクがあるんですよね。 |
| G: | どーんとブランクがあって、つい5、6年前に再会してからというものは、もうハワイアンにはまりっきりでしたね。 |
| Y: | じゃあ、その20年前くらいの時っていうのは、まだそんなスラッキーギターのこう、 |
| G: | うん。 |
| Y: | 深い世界とか、そういうところにはこう、 |
| G: | まだ行っ…そうだね。 |
| Y: | 首つっこんでなかったわけだ。 |
| G: | あ、えーとね、つっこんではいたんじゃないかな、そのころ。 |
| Y: | ふーん。じゃあ再会して、何でにわかにこう、ハワイアンにどっと。 |
| G: | それはね、えーと、やっぱライ・クーダーとか好きだったから。で、ほら「CHICKEN SKIN MUSIC」の。 |
| Y: | やっぱそうだね。「CHICKEN SKIN MUSIC」の中に… |
| G: | あの中にギャビ-の歌が入ってるじゃん。 |
| Y: | 特にB面のね。 |
| G: | そうそう。あの…あー、アナログの時代だわね、B面の。 それの、アッタ・アイザックスとギャビー・パヒヌイのスラックキーギターがどーしても気になるわけよ。で、弾いてみるんだけど、 で、チューニングまでは解明したのよ。なんだけど、ポジションがわからないっていうかね。 |
| Y: | なるほどね。あの、「Yellow Roses」のエンディングの音がね、あの玄ちゃんとアラニさんが2人でやった時に ちょうど同じ音がね、聞こえたんだよね。 |
| G: | うんうん。 |
| Y: | ああそうか、スラッキーってこういうもんかって、初めてあん時にね、わかったような気がして。 |
| G: | で、それでアラニさん…アラニさんていうんですけど、山内さんのこと。 山内さんがそういうのをこう、いろいろ教えてくれるじゃないですか。こりゃあちょっと、食らいついて離れないようにしようと。 |
| Y: | スッポンのように。 |
| G: | それで、彼がもう20数年くらいやってたパイナップルシュガーハワイアンバンドっていうのがあって、そこにもう僕入っちゃったの。 |
| Y: | あ、そうなんだ。 |
| G: | 入れてって、やらしてくださいって、ギャラ要らないからって(笑) |
| Y: | あ、そういえばほら、高橋渡さんてなんかオリジナルメンバーに。 |
| G: | うん、いるいる。 |
| Y: | いますよね。彼も昔ね、2度ほど会ってるんですよ。 |
| G: | あ、そうなんだ。でね、そういう山内さんとずーっと一緒にやってるじゃない。 で今年ね、今年っていうか去年一緒に2人でライブやったんですよ。で、その時の感じで何かアルバム作りたいなって、 それで今年7月に出たんですけど、Lagoon、Lagoonてユニット名にしちゃったんですけど。 |
| Y: | あ、またひとつ増えた(笑) |
| G: | 増えた(笑)これで10コくらいになった。 |
| Y: | (笑) |
| G: | Lagoonてユニットの「Calm&Swying」ってタイトルのアルバム出したんですけど、 これはまたね、ハワイアンエキゾチック系で。で、山内さんてスティールギターのめっちゃくちゃキャリア長いじゃん。 で僕もスティールギターだから、ダブルスティールギターで。そういうしゃくなこともやってるわけ(笑) |
| Y: | しゃくなこともね(笑)ダブルスティールもありーの。 |
| G: | ダブルスラックキーもある。 |
| Y: | ダフルスラッキーもありーの。まあ引き出し多いからね、ほんとに。 |
| G: | ええ、まあ、ぜひお願いします。 |
| Y: | 多いね。 |
| G: | (笑) |
| Y: | ぜひLagoonを聴いていただきたいと思いますね。それのついでにローズの「Bloom」も聴いていただければと思います。 |
| G: | ともにがんばっていきたい。 |
| Y: | 広く世の中に訴えかけちゃったりして(笑)ま、ともに世の中にね。 |
| G: | 来年なんか、でも、もっとローズでどんと出ればいいのに。 |
| Y: | そうね、この状態でずっと続けていければね。だから来年も続けてアルバム出して、バンドの活動もこういうふうに続けて、 やっぱ2年くらいこういうことをやっとかんといかんなと。 |
| G: | そうだよ、そうだよ。ま、じゃあお互いがんばりましょう。 |
| Y: | がんばりましょうね、老骨ムチ打って。 |
| G: | おし。 |
GEN TAMURA
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