第11回 大平から牛妻まで

安倍川と曙橋
東海自然歩道第11回目は3ケ月半ぶりに歩く。
平成13年3月22日(木)JR興津駅に出て、そこからバスで興津川を遡り終点の大平まで行く。バスを待つ間、清見寺へ行ってみる。誰もいない境内にはモクレンが盛りの花をつけていた。海はよく見えないが昔はよく見えていたのであろう、お堂に次の句の色紙が張ってあった。「秋晴や三保の松原一文字」
大平着14時10分。興津川に沿って東海自然歩道を下ると八幡温泉がある。そこに一泊する。泊まりの客はおおよそ70名、ほとんどが超熟年の女性達だった。
翌23日(金)6時40分に宿を発つ。興津川に沿って15分下り、今度は興津川支流の黒川に沿って遡る。谷川の音のつきるあたりから竜爪山に登り出す。竜爪山とは薬師岳(1051m)と文殊岳(1041m)の総称である。薬師岳10時、文殊岳10時15分。晴れれば富士山が見えるはずであるが、曇天のため残念ながら見ることができなかった。若山(844m)を経て安倍川のほとりへ下りる。安倍川にかかる曙橋に着いたのが12時40分。川原で一人ビールを飲み、昼食をとり、川波を見たり対岸の山を眺めたりしながら静岡駅行きのバスを待った。
木蓮の一人静かに盛りけり
春の湯や媼の声も華やぎて
春の波安倍川旅情ありにけり
