第13回 寺島から家山まで
東海自然歩道第13回目はまたも単独行、今回は八幡から歩く。
平成13年5月14日(月)新幹線とバスを利用して八幡まで行く。9時40分から歩き出し、安倍川の支流藁科川に沿って左岸を寺島方面へ30分くらい遡り、寺島の入口で左に曲がって釣り橋を渡る。目の前に壁のように突っ立っている山を越えて久能尾へ下りる。これも安倍川の支流である黒俣川の川原で昼食してから黒俣川沿いに遡り、静岡市と藤枝市の境の清笹峠を越え蔵田へ下りる。途中、宇嶺(うとうげ)の滝に寄る。これは落差74mの堂々たる滝で、滝つぼ近くまで下りると水の落ちる音があたりを圧していた。ここから蔵田まで2km,ところがこの集落には泊まる宿がない。バス停の待合室のベンチで寝袋にくるまって夜を明かす。
翌15日(火)は夜明けとともに起きだし朝食を済ませて出発する。高根神社を経て高根山(871m)6時15分、木々が茂って見晴らしがきかない。そこから大井川方面へ下りる。8時30分山中に「笑い仏」という野仏があった。風雨にさらされて顔の表情も定かでない。9時30分上河内の集落、そこから身成川に沿ってしばらく下りた後今度は茶畑の道を下りると大井川のほとりに出た。大井川にかかる駿遠橋を渡り大井川鉄道の家山駅に着いたのが昼頃だった。12時20分、野太い汽笛を鳴らして上り千頭行きのSLが構内に入って来た。それを写真におさめた後「野守りの池」へ行き、風光を愛でながら遅めの昼食とする。この池には夢窓国師と遊女の悲恋物語が残っている。
14時30分家山駅から下り金谷行きの列車に乗り帰途につく。