第15回 秋葉ダムから三河大野駅まで
阿寺の七滝
東海自然歩道第15回目は会社の同僚A君といっしょに歩いた。
平成13年9月4日(火)新幹線浜松駅で遠州鉄道に乗り換え、天竜二俣駅下車、そこから今夜の宿尾張屋まで歩き15時着。尾張屋は江戸時代からつづいた古い旅篭である。夜は囲碁の対戦となった。
9月5日(水)早朝6時に駅前のコンビニまで宿の車に乗せてもらい、朝食、昼食を買い込んだ後、遠州西川方面へ行く仲町バス停まで送ってもらった。バスを待つ間そばの寺院の境内で朝食をとる。6時55分仲町発、遠州西川着7時半、そこから歩き出す。市ノ瀬、石打、倉野と人家はないが、市ノ瀬にはどういうわけか立派な水洗トイレがあった。天竜市指定文化財という縄文時代の竪穴住居の跡「ヒラシロ遺跡」を見、さらに樹齢数百年という大タブノキを見た後、熊(くんま)の里に下り、13時半に着いた。名物うどんが食べられる「かあさんの店」は残念なことに定休日だった。天竜市市営の施設「若杉荘」に投宿。時間があったのでそこから日本の棚田百選に入っている「大栗安の棚田」を往復する。黄金稲穂の棚田を案山子が見張っていた。夜はまたも囲碁の対戦となった。
9月6日(木)は8時出発。静岡県と愛知県の県境の手前で標識を見落とし、違う道(林道)に入ってしまった。行けども行けども東海自然歩道の標識が出て来ない。林道に止められた車の人に聞いて道を違えたことを知り引き返す。ロスタイム約1時間となった。県境にある鳶ノ巣山(標高706m)の中腹を通り、10時半県境の標識のあるところで小休止。山を下りると舗装道路となり、巣山の集落を過ぎるとまた阿寺(あでら)の七滝へ下りる山道となった。12時20分阿寺の七滝に着いた。この滝は七段に落ちる見事な滝で、それを見ながら、また滝の音を聞きながら昼食をとる。見物客が幾組か来ていた。中に86歳と76歳の姉妹の二人連れがいて、その元気には驚いてしまった。13時20分出発、下り道がつづき宇連川にかかる橋を渡ると飯田線三河大野駅だった。着いたのが15時、そこから列車で豊橋に出た。
秋風を大タブノキの遊ばせて
杉山を越せば棚田に稲実る
婉然と棚田を見張る案山子かな
長き夜を烏鷺戦はす二人旅
道違へいよよ厳しき残暑かな
七段の滝の高さを下りにけり