第22回 大安寺から美濃神海まで

長良川にかかる千鳥橋

第22回目の東海自然歩道ウォークはまたも単独行となった。

平成15年5月27日(火)9時20分名鉄新鵜沼駅を出発して大安寺川を遡る。大安寺を経て車折神社、日乃出不動尊10時10分。多賀坂を通り寒洞池に11時10分に着いたが、途中の造成地で道が途切れ、標識を探して歩き回った。
寒洞池は若葉青葉の盛りであった。寒洞池を半周してから山を越えると天狗谷遺跡に出た。ここは須恵器を作ったという古代の窯跡が保存されている。ここから車道を歩き12時20分三ツ池公園、ここで昼食をとる。
またも車道をしばらく行ってから老洞峠を越えて下芥見へ下りる山道に入る。山火事があったとみえて数百米にわたり立木が焦げたり、それが切り倒されたりして見るも無惨である。それとも分からぬうちに老洞峠を越えて大きな清掃工場の脇を通る車道に出た。下芥見の町に入って14時、この日はここまでとしていたのであるが、時間があるので千鳥橋まで行ってみることにする。名鉄美濃町線の踏切を跨いでから線路に沿う道を行くが、いつのまにか自然歩道の標識がなくなってしまった。付近の家の人に聞いて千鳥橋へ行く別の道を教えてもらった。長良川のほとりに出ると川風が涼しい。きれいな水の上をモーターボート2隻が白波を上げて疾駆していた。
そこから東海自然歩道の標識にしたがって下芥見に引き返す。そうしたら先ほど通った線路に沿う道にどんとぶっつかった。標識を探したら東海自然歩道と書かれた板が左側の電柱にしばりつけてあった。この標識は下芥見から千鳥橋へ向かって歩いている人には電柱の陰になって絶対に見えない。この丁字路では誰でもが右に曲がらずに直進してしまうだろう。何とも不親切な標識である。
下芥見駅から電車に乗り新関駅まで行く。関市は刃物と鵜飼そして円空ゆかりの地である。新関駅から歩いて20分ほどのホテルに泊まる。田植のすんだ田んぼに蛙が鳴いていた。

翌28日(水)は新関発5時40分の新岐阜行の始発電車に乗る。下芥見6時、そこから歩き出す。千鳥橋6時40分、川土手で長良川を眺めながら朝食をとる。千鳥橋を渡り長良川展望台8時、ここで景色を眺めながらしばらく休憩する。ここの標高は260mくらいか、左手に先ほど渡った千鳥橋が見え、対岸正面には舟伏山(262m)、対岸右手には岐阜城の立つ金華山(329m)が見えた。いったん下りまた登り返して白山展望地9時15分。ここの標高は300mくらいか、晴れるとここから白山、御嶽山が見えるということだがこの日は遠くはかすんでよく見えなかった。ここから三田洞へ下りる。10時15分三田洞弘法、金ぴかの観音像が露天に立っていた。鳥羽川を渡り眉山の下を通って椿洞に11時20分に着いた。ここから山越えして石谷の集落12時。伊自良川にかかる観音橋を渡り村山の集落が12時50分。岐阜刑務所の傍を通過して則松の近くの小高い柿畑で昼食をとる。ときどき涼しい風が来る。
下雛倉14時20分、老人ホームの前を通過して伊洞15時10分、ここから鹿穴峠を越えるのであるが車の道しか見当たらない。車道をだらだら上り、それともわからないうちに鹿穴峠を越えて川内の集落について15時50分。田んぼの畦道でしばらく休んだのち、明谷の流れに沿って青葉の道を下り、根尾川に沿う神海の集落に出る。樽見鉄道の美濃神海駅に着いたのが17時10分だった。今回はここまでとし、そこから17時26分発大垣行の列車で帰途についた。

対岸の緑溶かして池深む
カーブ切るモータボートや長良川
早苗田に影を落として日の昇る
風無きをかこつ途端にすず風が
谷川の流れ潺潺青葉道