
東海自然歩道第26回は広瀬橋から川原まで歩く。
平成16年10月12日(火)10時、会社の同僚A君の車に同乗し、川崎の自宅から浜名湖に向かう。この日は浜名湖ほとりのハーベストクラブに宿をとった。浜名湖花博は10月11日が最終日だったので、一日おくれで見学できなかった。
13日(水)朝7時に車でホテルを出発、前回の最終点広瀬橋には9時過ぎに着いた。橋の側に車を止める場所を探して駐車し、9時30分に広瀬橋をスタートする。養老山地の東側の山麓を通る自然歩道が設定されていて、標識にしたがって進む。10時、淡墨桜の看板あり、樹齢1300年という根尾の淡墨桜から採取した若木を移植したものという。そのまま道なりに登って行くと久々美雄彦神社だった。しかし自然歩道の標識がないので引き返し、淡墨桜のところに自然歩道の標識を見つけた。そこで左折するようになっていたが、ずいぶん見通しの悪いところに立っているので、たいていの人は直進してしまうだろう。
10時30分桜井白鳥神社に着く。滔々と清水が流れていて、説明板によると日本武尊がその味を褒め桜の香りがすると言ったことから桜井と名が出たとのことである。
またも標識を見落とし車道に出てしまった。しばらくそのまま進んでから山道を登って行ったら自然歩道に復帰した。千体地蔵は織田信長に焼き討ちされた柏尾寺跡から掘り出された千体の地蔵が二つの塚に積まれたものという。
養老公園到着12時45分、今夜の宿「掬水」に寄り、これからしばらく歩いて夕方帰ると言ったら、親切にも広瀬橋のたもとに停めてある車は宿まで運んでおいてくれると言うので好意に甘えることにする。養老神社から湧き出す霊泉を賞味し側のベンチで昼食をとる。13時30分出発、美濃津屋へと向かう。またまた標識がはっきりしない。道がなくなってしまい、無理に薄をかき分けていくとようやく道に出た。ところが標識がないので右か左か迷ったがともかく上り道を行く。しばらく進むと川原越を示す標識があった。分岐点に来たとき、川原方面の標識にしたがって進むとそのまま山へ登っていくように思えたので車道に下りてしばらく進む。途中から再び山道に入ったら東海自然歩道の標識に出会った。登りがどんどん続くのでどうも変だと思い引き返して標識を見直したら、側に美濃津屋方面を示す小さな見にくい標識が別にあった。そこから美濃津屋へ下りて16時30分、タクシーで養老の滝の上まで行く。標識にしたがって下りると滝の下に出た。台風の雨を集めて滝はどうどうと落ちていた。流れに沿って下りると霊泉の側の掬水に出た。そこに泊り長き夜は囲碁の対戦となった。
翌14日(木)は宿の車で山道の入口まで送ってもらい、そこを7時50分にスタートする。延々と登りがつづく。先日の台風22号のせいで道には小枝がちらばり、ところどころ倒木が道をふさいでいた。11時15分川原越、ここは岐阜県と三重県の境で標高600m、ここに出ると視界がぱっと開け、東側に濃尾平野が一望のもとに見下ろせた。三重県側の道は明るくなだらかで、階段もよく整備されていた。途中からまた登りとなり、標高700mの頂上が休憩所となっていた。11時30分、そこで昼食となる。そこからは下り一方で、川原の集落に着いたのが13時30分、公衆電話でタクシーを呼ぼうとしたが、公衆電話は使用停止になっていた。親切なおばさんが、うちの電話を使ったらと言い、すぐ近くの自宅に案内してくれた。電話でタクシーを呼んでくれた上、タクシーを待つ間お茶までサービスしてくれた。旅の途中で思いもかけぬ親切に会うのはまことにうれしいものである。タクシーで養老山地の山越えをして養老公園の宿に戻ったのが15時、そこからA君運転の車で帰途についた。