カービングスキーの目次

  1. 初めに(今までのスキー人生)
  2. 道具選び(ブーツ編)
  3. 道具選び(スキー編)
  4. カービングのポジション

1995年頃に出たカービングスキーも、今や標準スキーと呼べるまでになりました。逆にクラシックスキーを探す方が大変です。ここでは中級者(私(^^;)の体験を元にした、道具選びからスキーテクニック(予定;インプレッションを含む)を掲載してます。ただし、初心者〜初級者の方にも読み応えのある内容にしたいと思います。

初めに(今までのスキー人生)

私がスキーを初めて履いたのは、高校2年の修学旅行でした。場所は志賀高原一之瀬スキー場です。結構修学旅行がきっかけで、スキーを始める方も多いようです。私も多分にもれず、このときスキーの面白さにはまってしまいました。初めて板を履いた時の不安定さにビビり、ボーゲンでフォールラインを向いたときの恐怖...そして一之瀬の上部の斜面(斜度23度くらい)をみて、「こりゃ絶壁だ〜」と叫んでいた時代です。しかし今は何のためらいもなく、この「絶壁」を滑っています。今や多少のこぶなら喜んで飛び込むようになりました。

というわけで、超上級者にありがちな、「子供のときからスキーをやっていて、何の恐怖も感じなかった」方(語弊があるかもしれませんので、該当する方に謝っておきますm(__)m)とは違い、私はステップを踏んで上達してきた者なので、初心者や初級者、そして同朋の中級者には参考になると思っています。

レンタル時代(=高校・大学時代)

高校のときは、修学旅行の日程の関係で、2日間しか練習できませんでしたが、コーチの教え方がうまかったのか、ボーゲンであちこち行けるレベルまでいけました。さすがに芸能人の中井貴一さんのように、1週間でSAJ2級をとるような真似はできませんでしたが。ここで「スキーは自分の思い通りにならなくて面白い。絶対にコントロールしてやる」と闘志に燃えました(^^;。

大学時代は、「暇あれど金なし」ってやつで、一応ウェアとグローブ等の小物は持っていたものの、1シーズンで1回行ければいいかな、という状態でした。でも大学院1年の冬にいったニセコひらふはよかったなあ。学生だから当然ウィークデイ5日間で。(^-^)

このときのレベルは、ボーゲンからプルークへの移行時期で、荷重のかけ方を「自己流に」学んでいました。

社会人(1998/1999シーズンまで)

社会人になると、お金に余裕が出てきたので、板、ブーツ、ストックを一式買い揃えました。そして変な癖がつかないよう、スキースクールに通うことにしたのです。日替わりでスクールを受けても意味がないと感じていたので、合宿形式のビアンカスキースクール(大体週末2泊3日コースを選択)を選び、そこのウリである「イタリアンスキーメソッドに従った教程」をたたきこまれました。 

ここのコーチ陣のレベルは非常に高く、また非常に丁寧に解説してもらえます。しかも一人一人に合ったレベルで...そのためか、生徒もレベルが高く、中にはSAJ1級以上の方もいました。もちろんリピーターもたくさんいます。そんなわけでこのスクールが気に入り、毎シーズン最低1回は通うようになりました。

そして基礎スキーに目覚め、「華麗に(^^;)、スマートに滑る」ことを目標としていました。そして1999年にSAJバッジテスト2級に合格したのです。

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道具選び(ブーツ編)

現在履いているブーツは3代目です。3代目でやっとブーツのチューニングを行いました。ブーツの購入を検討中の方には参考になるかな?

レンタル時代(=高校・大学時代)

当然このときのブーツは、自分の足に合いません。でも初級者&ボーゲン屋だったので、おかまいなく履いていました。今から思えば、おそらく大き目のブーツを選んでいたようです。たまに指先があたり、血豆ができたりしてましたが、おおむね良好でした...というか、ブーツの重要さをわかっていませんでした。だからかもしれませんが、パラレルなんて到底できず、ボーゲンで「下りる」のがやっとでした。

ところで、語弊があるかもしれませんが、レンタルブーツのときは「足先があたらないもの」そして「リアエントリー(*1)」を選ぶことをお勧めします。後者のリアエントリーとは、バックル(止め具)が後ろについており、かかとの後ろ側が開くようになっているものです。これは履きやすく、脱ぎやすいので、初級者までの方にはお勧めです。ただし初級者までの方は後傾しやすいので、指先がぎりぎりだと爪が痛くなるかもしれません。予め爪はきちんと切っておくぐらいの予防策しかありませんが、気をつけてください。

(*1)最近はリアエントリー型を見かけなくなりました。レンタルだったらまだ残っているかもしれません。少なくともショップでは、フロントバックル型しかおいていないようでした。

ブーツ1代目(1993/1994シーズン)

社会人になって初めて買ったブーツです。確かアルペンで買ったもので、メーカーは「ドロミテ」(イタリア製、ドロミテ峡谷が有名ですね)、形式は忘れました。(^^;) このときは単に履き合わせをしただけで、チューンと呼べるものは何一つしていませんでした。足前はちょうど初級者から中級者の下くらいだったのですが、自分のブーツを持つだけで、飛躍的に上達しました。一番成果があったのは、ボーゲン主体から、パラレル主体に変わったことでしょうか。いや〜やっぱり自前の道具を持つべきですね。チューンしていないとはいえ、毎回同じブーツを履くため、ブーツの「くせ」がわかり、無意識に体が補正していたようです。私はこれで初級者を脱しました。
(まっとうな上達方法から少しはずれていますが)

このブーツも、やや大きめのを選んでいたようです。特にインナーと足がずれる感じはなかったのですが...

ブーツ2代目(1998/1999シーズン)

このシーズンは、そろそろカービングが主流になるかな、という時でした。私もいっちょやってみるか、とカービング板(ATOMIC βcarv 8.26)と、カービング用のブーツ(ラング L7)をビクトリアで購入しました。今回もシェルは何もチューニングしていません。ただ初めてインソール(中敷き)をシダスのものに変えました(もちろん、フォーミングしてます)。

インソールのフォーミングは、足裏の形状に合わせて行うため、今までつま先(拇指球〜小指)とかかとの二点で体重を支えていたものが、土踏まずを含めた、足裏全体で支えるようになります。その結果、足にかかる荷重が足裏全体に均等にかかるようになり、「疲れにくくなる」というメリットが得られます。他にもブーツのフィット感が増し、ブーツ・板をコントロールしやすくなります。

しばらくはこれでがんばってみようと思いましたが、腕(足?)が上達するにつれ、不満もでてきました。それは

といったものです。これはひとえに「膝を曲げると、膝がまっすぐ前に出ない」ことが原因でした。

最終的には、「ブーツ全体をチューニングしなければ」ということになりました。でもチューニングはなるべく新しい状態でやりたいです。そこでややもったいないのですが、4シーズンにてブーツを買い換えることにしました。
(このブーツも大きめだったのかもしれない)

ブーツ3代目(2002/2003シーズン)

前代の板が、今のカービングスキーの実情と合わなくなってしまったので、ブーツと一緒に新調しました。今回はバッジテスト(1級)合格を目指しているので、きちんとブーツをチューニングしようと思い、会社の同期のお勧めのオオイワスポーツへ行きました。ブーツのことについては、オオイワスポーツのサイトをご覧下さい。ちなみにブーツを買いに行く際は、普段履いているスキーの靴下を持っていくとよいです。

まず自分の技術レベル(目指しているレベルも含めて)をスタッフに伝え、 各社のニューモデルを履き比べてみました。その前に、足裏の圧を測る装置と、足の形を調べられましたが...私の場合、すねが膝から外側へ湾曲しており、また足の中心線がかかとから小指へ抜けるラインになっていました。ラング、ロシニョール、レグザムと履き比べてみたのですが、違いがよくわかりません。(^^;

でもスタッフに「片足で立ってみて」と言われたとき、その差がはっきりと実感できました。レグザムのブーツは非常に安定していたのですが、他社のものでは一瞬ふらついて立てなかったのです。後でレグザムの秘密を教えていただいたのですけど、仕組みはこうです。

通常のブーツは、足の中心線(荷重ライン)を「かかと〜拇指球(親指)」にとっていて、板の平行ラインと比べ、荷重ラインが内側によっています。文章で書くとわかりにくいのですが、リフトに乗ったとき、自然に板が逆ハの字に開きませんか? これがこの説明を具体化したものです。

一方、レグザムの新製品は荷重ラインを板の平行ラインからやや外側へ向くように設計されています。つまり先ほどの「逆ハの字」が閉じて、板が平行に(より近く)なるわけです。そうです。上記の下線部でいう私の荷重ラインに合っているんです。

そしてブーツの大きさは、なるべくぴったりのもの(私にとってみれば、つま先が少々きつい)を選択し、チューニングによってつま先部分を広げよう、ということになりました。2回目にショップへ行ったとき、右足のつま先が窮屈すぎて痛みが走ったので、すこしシェルの先を出してもらいました。今でもまだきついのですが、「インナーだけのときは余裕があるから、慣れの問題ではないか?」ということになりました。まあ元々大きめのブーツを履いていたんだから、急にぴったりの大きさになったら窮屈でしょう、そりゃあ。

で、家で何度か履いてみて(本当は現場で滑るのが一番なんですけど)、それでもダメなら再度調整します、ということになりました。
こういうアフターケアが優れているんですよね、オオイワスポーツって。

(後日談)
上記の通り何日か履いていると、ショップで30分程度履いただけでは分からないアタリが出てきました。その度、ショップへ行って調整(パットを当てたり、シェル出ししたり)して、滑走日数15日目ほどで、自分にぴったりのブーツが出来上がりました。(^_^)

ちなみに競技の世界では、ラングが圧倒的な支持を受けています。

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道具選び(スキー編)

スキー(板)の方は、未だ発展途上にあるといえますが、初めの頃(1995〜1998年頃)は、大きく3種類に分かれていました。 

しかし次第に淘汰・進化するにつれ、「ピュアカーブ」と「エクストリームカーブ」が融合した板が主流になってきました。

また、板の長さも年々短くなり、とうとう一般モデルで、男子160cm台、女子150cm台になってしまいました。つまり2003年現在では、身長にあまり関係せず、「150〜170cmの長さで、回転半径が10〜15m前後」が主流になったのです。某ショップの方は、「これ以上長さが短くなることはないだろう。これからは再び長くなっていく」と分析されています。

私はクラシックスキー(サイドカーブの緩い、古いスキー)からスキーを始めたので、徐々にカービングへと慣らしていくため、「回転半径26mのGSタイプ → 回転半径14mのオールラウンド」へと3年程かけて変えていきました。途中にBigFootによる荷重・カービングの練習も交えました。これが功を奏したのか、現在のカービング板には、ほとんど抵抗なく乗れているようです。(ややエッジングに頼り気味になったのは内緒(^^;))

板選びのコツとしては、

という感じでしょうか。後はニューモデルがいいか、新しくなくてもいいから安いやつ、になりますね。後者でいうと、12月頃から値引きが大きくなってきます。参考まで。

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カービングのポジション

  カービングスキーの乗り方は、クラシックスキー(1995年以前の、サイドカーブの緩いスキー)と微妙に異なります。簡単にいってしまえば、前後方向は足裏全体で板を踏む、という感じです。このように踏むと、板が一番しなります。

  スキーブーツを履いていない状態で、ナチュラルスタンス(腰幅程度に足を開く)をとり、どこにも寄りかからずに軽くしゃがみこんでみてください。踵寄りになってしまう方もいるかもしれませんが、大抵は親指の付け根(拇指球)〜踵のラインを均等に踏んでいるはずです。頭の真下は、親指付近にあるでしょう。これがカービングスキーに乗るときのポジションです。


実際にはブーツが邪魔して、すねが前に出ないかもしれません。SAJの教程では、「ブーツは曲がらないもの」としていますから、ブーツのタンにすねがぶつかる場合は、ブーツを履いた状態で、若干後傾気味になります。それをカバーするためには、懐を深くするのです。つまり、腹筋に力を入れ、上体をややかぶせ気味にします。もちろん、かぶせすぎは禁物です。頭の真下にトゥーピース(ビンディングの前の部分)がくる程度です。

  ターンする方法は、SAJ/SIAによって(あるいはスクールによって)様々なので、ここでは詳しくふれないことにします。ただ私が経験したスクールだと、

ということがポイントになっていました。参考になりましたか?

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