この考えが後でとんでもない事件を起こすとは、 このときの俺は夢にも思っていなかった。
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翌日
「なんじゃこりゃあ!!!?」
A1Gのホームページが全部ウンコのグラフィック。
コンテストのランキングも全部ウンコ。
その頃、A1Gの本社ビル地下24階メインコンピュータ室では
想像を絶する事態がきていた
「大変です!AKARIが乗っ取られました。」
「CRISとICHINOもダメです。」
勤続18年の林室長にオペレータから次々と深刻な報告が入る。
「なんてことだ!!いったいどこからウィルスが混入したんだ!?」
「JECY沈黙!!」
「室長!
どうやら謎のウィルスはキャットショーのデータにまぎれて侵入したようです。
でも、こんなに速く増殖する上に、
ワクチンを投与してもすぐに形を変えて増殖を続けるウィルスなんて初めてです。」
「しかたがない、
とにかく一刻も早く全コンピュータのからケーブルを外せ!
転送中のデータは壊れてもかまわん。」
「間に合いません。全てのサーバが汚染されるまであと3秒、2、1」
しーーーん
「全てのサーバーが汚染されました。」
「あぁ、終わりだ。もうA1Gは終わりだ。」
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「謎のウィルスが活動を再開しました。」
「なんだと!?」
「世界中の政府機関、公共機関に次々とアタックをかけています!!」
「止めろ、なんとしても止めるんだ!!!!
こんなのに米国の軍事施設でもハッキングされたら人類は滅亡だぞ!!」
AM2:30
すでに大小あわせて10万以上の企業がウンコウィルスの被害をうけていた。
同時刻。E社長野工場
平均残業時間150時間のAさんは、
コンビニで買ってきたにぎり寿司弁当を食べながら、
システムダウンしまくりのパソコンを前にして残業をしていた。
「まったく、
海外から安い部品なんか仕入れるからまともに動かないパソコンになるんだ!!
なんで俺が仕入れのアホどもの尻拭いをせにゃならんのだ!!」
そのとき奇跡がおきた。

Aさんがつかみ損ねたマグロのにぎりがキーボードの上に落ちた。
「やべっ、キーボードに落としちゃった。」
その情報は瞬く間に全世界に伝わった。
インドのウンコウィルス「マーーグーーローー」
ブラジルのウンコウィルス「マグローー、アミーゴ」
フランスのウンコウィルス「ボンジュール、マグーロ」
そして全世界のウンコウィルスがAさんの使っている、
テストの名目でインターネットのアダルトサイトからダウンロードしたアダルト画像がハードディスクの8割を占めるパソコンに終結した。
バフンッ!!
「ミギャーーーーー!!」
パソコンのコンデンサがウンコウィルスの負荷に耐えられずに一瞬でショートした。
「あーあだめだ、今度は火ふいたよ。
やっぱりドイツ製はだめだ。使い物にならん。
出荷停止だ。」
このとき100億を超えるウンコウィルスがすべて駆除されたことは、
当のAさんも知るよしもなかった。
結局このウィルスはアメリカ国防省のメインコンピュータが完全に汚染される前に消滅し、
核ミサイルの誤発とういう最悪の事態は免れた。
だが、発信源となったA1Gはもちろん、約700もの企業が会社更生法の
お世話になることとなったのだ。
ウンコ、恐るべし!