
「ウンコ、だめじゃないか。
こんな雨の日に外に出るなんて。
あーあ、こんなに濡れちゃって。おまけにそんなに寒そうに…
さぁ、部屋に戻るぞ。」
「やだもん。
あんなうちに帰るくらいならここにいるもん。」
「でも、こんな雨の中にいたら肺炎になっちゃうぞ。」

「いいもん。ご主人様が困るなら、『はいはいが』になったっていいもん。」
「・・・・・・
・・・・・・(ぷちんっ)
・・・そうだよなぁ。
こんな汚いコを家の中に入れるわけにはいかないよなぁ。
ウンコが肺炎で死んでも困らないけど、
こんな汚いかっこうで『帰る』とか言い出したら困るとこだったよ。」
「・・・・・・」
「あぁよかった。『帰る』なんて言わなくて。
ウンコはいつまでもそこにいてくれ。じゃあね。」

「帰る。」
「はぁ?」
「帰るの!おうちに帰るの!」
「おうち?さっき『帰るのやだ』って言ったろ。
だからもうウンコのおうちなんて無いよ。」
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