同人シンデレラ

第10夜

舞踏会3日目の朝が来ました。
泣いても笑っても舞踏会は今日が最終日です。

シンデレラは今日もハルおばさんの用意した制服に着替えました。
今日の制服は黒を基調にした上着と白のミニスカート、 黒ストッキングで頭はツインテール結びという姿です

「あ、あの、昨日の制服とも一昨日の制服とも違うんですけど・・・」
「あぁ、親が貿易商の仕事をしてたから何度も転校してたのよ。
ちなみに全部で12着あるわよ」
世の中には自分の常識が通用しない世界があることを シンデレラはあらためて知りました。

シンデレラが着替え終わったころに今日もハヤトと加賀がやってきました。
3人は昨日と同じようにアスラーダで舞踏会の会場に向かいました。
だたし昨日までと違って、3人の信頼関係は崩れきっていました
アスラーダは昨日の午後の重い空気に再び身を包まれ、 アスラーダのエンジン音とシンデレラのペン入れの音だけが車内を支配していました。
「アスラーダのハンドルって、こんなに重かったんだぁ・・・」
ハヤトは思わずつぶやきました。
数時間後、会場前についたときには、 ハヤトの髪はプレッシャーで半分が白髪と化していました。

「荷物は邪魔になるから置いていった方が、」
原稿を持って出ようとしたシンデレラに加賀が声をかけました
間髪をおかず、シンデレラの刺すような冷たい視線が加賀に突き刺さりました。
「結構です。」
そう言ってシンデレラは、書きかけの原稿を抱えて足早に舞踏会の会場に向かいました。
アスラーダには短くて大きい呼吸を繰り返す(別名「呼吸困難」)加賀と、 魂の抜けかけたハヤトが残されました。



一方、舞踏会の会場には昨日よりもさらに多くのカメラ小僧たちが集結していました。
というより、カメラ小僧よりも野次馬の方が多いようです。
ちなみに敷地内の8割の人が舞踏会場に集まっています。(残りの2割はフツーのフジョシ w)
もちろん目当ては一昨日の「可憐ちゃん」&昨日の「花穂ちゃん」(中の人は同じ)。
「可憐ちゃんまだかなー」
「おれは花穂ちゃんの方がいいなー」
「いや、今日もまた違う衣装かもしれないぞ。
順番でいったら・・・。」
「衛かぁ・・・」
野次馬の中の30人くらいがちょっとがっかりしました。
そういう一部を除いて、いやがおうにも盛り上がる舞踏会場。
観客の視線は入場ゲートに釘付けです。

そこに、ついにシンデレラが現れました。

空間と時間が一瞬止まりました。

咲耶キター
キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、
キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、 キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、
キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、 キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、
キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、 キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、キター、
\(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/

シンデレラに向けて放たれる歓声と無数のフラッシュ。
さらにシンデレラについての書き込みで許容過剰になり、 大手プロバイダー3社のサーバがクラッシュしました。

シンデレラは、そのとき空気と光とネット回線を支配したのです。

しかし、そんな中でシンデレラのオーラに怯まない者が一人だけいました。
いつもの王子です。
王子は群衆を巧みにすり抜け、 シンデレラをいつもの眺めのいい場所に連れ出しました。
第11夜へ続く  |  目次に戻る