| H12年8月17・18・19・20日 |
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アイミックス自然村 |
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岐阜県大野郡高根村大字阿多野郷字南ダナ山 |
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рO577−59−2727 |
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中央自動車道中津川インターから木曽福島を経由,国道361号線を北上。 |

さあ,8月17日はキャンプ初日。5時には全員起床です。キャンプの用意はすでに前日,完璧なほどに完了済み。予定どおり6時に出発進行。スケジュール通りこんなに段取り良く運び,こんなに早く出発できるって,わが家では奇跡的なことなのです。
お盆が昨日で終わり、今日から出勤の人が多いためか,高速道路の車の量は早朝の割には多く感じられる。今回のキャンプは、以前行かれたというネットキャンプのGoroさんに、前もってお役立ち情報を仕入れ済み。お盆を一日はずして,企画した夏休みのキャンプだけど,このわずか一日の差が,後々すべての面で功を奏すのです。お天気さまのご機嫌は,きわめて良好。東へ東へ,荷物を満杯にしたシャリオをひたすら走らせます。
まず,今日の予定は新穂高ロープウェイに,乗ってみようということ。キャンプ場到着はそれからに。そのために,普通なら中央自動車道の中津川インターを降り,北上してキャンプ場に入る道のりを変更。東海北陸道の荘川インターを下り,高山市街をぬけ,新穂高に向かうコースを選びます。
新穂高に到着したのは昼の12時前。ざっと6時間の長旅でした。新穂高ロープウェイは高低差が世界2位という長さで,2年前にできたばかり。ゴンドラは2階建てなのです。終点の西穂高口の標高は2156mで,ゴンドラを降りたとたん天然クーラーが効き,とっても心地よいのです。ゴンドラに乗っている途中の眺望と,終点の屋上テラスからのパノラマ展望は,まさしく絶景なり。笠ヶ岳や槍ヶ岳,穂高連峰がすぐ目前に迫る,その迫力は壮観であり、まこと心が洗われる山岳景観です。しかし,しかし,ちょっと待った!!ずばり私は,極端な高所恐怖症だったのだ。目の前のその素晴らしい景色を絶賛しながらも,真下を見下ろすたびに,“このままゴンドラが落ちたらどうするんや”と思うと,顔から血の気がジワジワ引き,背筋がゾッと寒くなるのです。しかし,それを子供にさとられることは,親としての威厳の損失になるので,ひとり家族と離れ,ゴンドラのすみでひたすら無口に,下は見ず上の方ばかり眺めることに徹するわけです。
<チェック>
・夏の山々は昼からガスがかかり,特に3000m級の山岳の上層部は,雲で全景を見ることができなくなる。眠くとも是非,早朝にでかけ,山岳景観を楽しまれることを推奨。(新穂高ロープウェイは特に人気の観光スポットで,土日は混雑する。やはり早いうちの到着が無難である)
・終点の展望台の売店で売られていた“イワダケの佃煮”。イワダケは険しい山の岩壁に生えるキノコ。これは珍しく美味い。
なんとか無事,初日のメインイベントを終え,今度は再度、高山方面に向けてLet’s GO!! “アイミックス自然村南乗鞍オートキャンプ場”を目指します。奥飛騨温泉郷の数々の温泉地を抜け、158号線を西へ。高山市街から41号を,高根方面に向かいます。ロープウェイからキャンプ場まで約1時間半は,ゆうにかかるでしょう。
アイネックス南乗鞍オートキャンプ場は愛知三菱自動車がオーナーの民間のアウトドアー施設。自然をうまく利用し,場内の景観も十分考慮し,まさしく自然の中に作られたキャンプ場です。シラカバとカラマツの広い陽樹林の中に,各サイトは区画割りされ,その広さもかなり余裕をもって設定されています。サイトごとの広さはまちまちだけど,ほとんどがテント・タープ・車を置いても,まだまだ十分スペース的余力はあります。また、すべてのサイトにはAC電源が設置され,なんとTVジャックまで完備しているのにはビックリです。隣のサイトとは木立で区切られ,プライバシーも確保できるはずです。
管理人さんが,シーズン中は24時間体制で常駐しているのも安心です。いろいろ質問すると優しく丁寧に教えてくれ,その対応も2重マル。若いバイトくんたちも,何かと親切に助けてくれます。風呂は無いけど,温水シャワーは200円で時間無制限の利用可。また車で15分ぐらいのところに“七峰館”という温泉旅館があり,そこで入浴ができます(大人500円,子供300円)。そのそばには“Aコープ”があり,食料の調達は可能。ただし,ここの品揃えは貧粗です。ランドリーは無料での利用が可能。ゴミは分別してサイトの前に置いておくと,毎朝,車で回収してくれるという親切さ。宿泊料金も2泊目以降は半額になっていて,とっても良心的なのです。
場内の下には,飛騨川の源流が流れており,イワナ・アマゴも生息しているとのこと。この川の水はおいしいらしく,直に飲めると管理人さんから聞きました。30m級の“ダナの滝”にも,歩いて10分程で行ける近さです。
<チェック>
・“七峰館”のお風呂は露天風呂は無く,男風呂の方が広い。露天風呂を希望するのなら,30分ほどのところに“やまゆり荘”がある(大人600円)。但し,逆方面だけど。
・R361からキャンプ場へ上がる途中に,涌き水あり。ここの水はTVに出たことのある名水らしく,管理人さんはいっつも汲んでかえって,コーヒーをたてるとのこと。ウチもペットボトルに入れ持ち帰ることに。
・標高の高い場所にあるキャンプ場なので,昼間でも日陰は涼しい。まして,夜ともなれば,真夏でも半袖では寒いほど。必ず長袖の持参しましょう。
・やっぱり夏キャンは虫も多い。虫除けスプレーとかの虫対策もお忘れなく。
・キャンプ場内の温水シャワーは200円で時間の制限はないけど、急にすごく冷たくなったり,すごく熱くなったりと不安定。やけどには御注意。
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シーズンは管理人が常駐の管理棟 |
バンガローサイト |
ちょっくら虫の多いトイレ |
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白樺が綺麗な芝生広場 |
キャンピングカーサイト |
テントサイトの電源(TVジャック付!) |
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高原らしい場内の白樺林 |
夏の木漏れ日がまぶしい |

二日目。今日は今回のメインイベントである,上高地散策の日。私は朝4時半の目覚め。もちろん,まだ陽は明けておらず,外は真っ暗です。子供たちは,まさに熟睡モード。それでも5時にはたたき起こし,簡単な食事をパッパッとすませます。6時にキャンプ場を出発し,上高地へ向かうためです。天気の方は申し分ない,絶好のトレッキング日和になりました。
上高地はいち早く,マイカーの交通規制を実施したところです。手前の沢渡(さわんど)という所の駐車場に車をとめ(どの駐車場を利用しても500円),そこからバスかタクシーを使って上高地に入るのです。しかし早いうちに沢渡に着かなければ人気の上高地のこと,すぐに駐車場が埋まってしまいます。6時ちょうどに出発した私たちは,至難の野麦峠を越え,7時半過ぎには沢渡に到着。沢渡までキャンプ場から約1時間半はかかります。途中トンネルの多いこと。それも理不尽な狭さ。中は暗く,道幅は狭く,それも曲がりくねっています。半端な曲がり方ではありません。対向車がくればヒヤヒヤもん。古いトンネルばっかりで,入口には“隊道”と書かれているのです。とにかくオバケが出そうな恐いトンネルなので,ここの通行には慎重,かつ十分な注意が必要です。
沢渡からタクシーを利用して,上高地に入ることに。ウチはアルピコタクシー経営の駐車場を利用し,そこのタクシーを使って上高地を目指しました。料金的にはやっぱりバスのほうが多少安価ですが,タクシーの場合,運転手さんが上高地までの途中,詳しくガイドしてくれます。“この岩肌によくカモシカが出ます”とか,“ここで2年前,トンネルの陥没事故がありました”とか,“写真を撮るにはどのスポットがよいてすよ”とか,こういう点がタクシー利用の利点です。
大正池で下車。沢渡から約20分。最初に大正池を眺め,この時点で上高地の素晴らしさを実感。風のない池面に立つ枯れ木と,その池面に映る穂高の投影。水面を覆う神秘的な朝霧。なんと美しい景色なのか。これぞまさしく上高地。写真集の中に出てくるあの光景が,そのまま目の前にあるのです。まわりのほとんどの人がカメラを持ち,この景色を写真に収めています。大正池から自然探求路をゆっくり歩くことに。途中に目にするいろんな光景に驚嘆し、自然が与えてくれた美しい芸術に感謝感激。
妄想的な大正池から,樹林,湿原を抜け,緑美しい田代池へ。そして北アルプスの槍岳を水源とする梓川沿いを上流に。途中,田代橋あたりで川原に下り,そこに座って食事タイムを。持ってきたシングルバーナーで湯を沸かし,インスタントラーメンをすする。壮観なる北アルプスを眺めてのカップラーメン,普段食べるものより美味さが倍増するような。まぁ,多分に不釣合いだけどね。しばしの休憩の後,白樺林を過ぎ,右手に見事なカラマツの林を眺め,河童橋へ到着。この河童橋からの景色は,上高地を代表する名勝である。どこまでも澄んだ梓川の流れ,岸辺から山腹斜面を埋める緑の森,そしてその後ろにそびえたつ穂高連峰の勇姿。まさしく日本一の山岳景勝地,ここにあり。
河童橋までは大正池から,ゆっくりと2時間の散策。ただせっせと歩くだけなら,1時間あれば十分です。子供たちはこの時点で,「足が痛い、疲れたー」を連発。そろそろ限界かということで,明神池へのコースはしぶしぶ断念する羽目となりました。これは,今度来たときのお楽しみとします。
しかし,昼過ぎに見たあの大正池は,朝もやがすっかり消えうせ,妄想的な雰囲気とはかけはずれ,多くの貸しボートが浮かんでいる,単なる普通の池でした。上高地自体,雨が降れば雲がかかって景色も見えず,ごく普通の山になるとのこと。
そこで一句.....
大正池 昼になればただの池 上高地 雨が降ればただの山.....
<チェック>
・上高地散策には,乗鞍にある他のいろんなキャンプ場からも,簡単にアクセスできる。また奥飛騨方面のキャンプ場を利用しても,十分にアクセス可能範囲。
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朝もやが幻想的な大正池 |
湿原に浮かぶ緑美しい田代池 |
ウェストンレリーフの前で |
昼過ぎには上高地をあとにしました。朝来た道を戻り,今度は野麦峠で食事タイム。大竹しのぶ主演のあの映画,“ああ,野麦峠”で有名になった『女工哀史』の舞台です。そこの“お助け小屋”というところで,野麦そばを食することに。貧しい昔の日本の時代,飛騨の農村の女の子は家計を助けるために売られ,何日何日もかけこの野麦峠に繭をつむ女工としてやって来ました。その子たちはまだ10歳前後の女の子なのです。厳しい山道,途中雪で足を滑らしたりして,崖に落ち亡くなった子もたくさんいたと聞きます。貧しい昔の話と済ますなかれ。ウチのわがまま娘たちとあまり年の変わらない、当時の女の子たちの想像を絶する苦労のことを思うと,今のこの日本の豊満さが有難く,勿体無く思います。

三日目。今日は午前中は高山市内を見学し,昼からは乗鞍スカイラインをドライブしようということに。9時にキャンプ場を出発。高山市中心部までは約45分。まず高山駅前の観光案内所で情報収集。そこで観光地図をもらい,駅横のパーキングに車を停める。立ち並ぶ土産屋を横目に,高山名物“宮川朝市”を見てまわることに。ここでは川沿いに屋台が並び,高山名物のいろんな物産が売られているのです。漬物,野菜,果物,陶器,竹細工,人形などなど。ウチの家内は,こういう場では値切って買うのをモットーとしており,持ち前のオバサン根性で,堂々と値切り倒してしまいます。その分,調子になって買うものも多くなり,やたら荷物が増えていくことに。ここでは,よく飛騨牛の串焼きが売られていました。サイコロステーキのような小さな肉が4個,串に刺してあり,炭焼きにされたのが1串300円ほどです。これは美味かった。柔らかくて,何個でも腹に入ります。
飛騨高山は田舎の小さな城下町です。しかし昔からここ独自の文化を作り上げ,飛騨の匠の職人の技は日本を代表する伝統文化となりました。飛騨高山特有の古い町並みをざっと見た後に,“ぴーちくぱーく”というクラフト専門店へ。ここではオリジナルの鳥のクラフトが,ひとつ100円から買えるというので,子供たちは大喜び。山で集めた木の皮,木の実,さるのこしかけなどの自然素材を使って,手作りで作られたいろんなクラフトが,店内にところ狭しと置かれています。子供たちには大好評でした。
高山市から国道158号で乗鞍スカイラインへ。途中“そば処板蔵”というところで,高山ラーメンを食すことに。日本一といわれている大釜を使って,豚骨・鶏がら・かつお・煮干・昆布からダシを取るらしく,スープの色は見た目は濃くて辛そうだが,味のほうはまろやかでアッサリ目。結構なお味でした。
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宮川沿いに建ち並ぶ朝市の屋台 |
朝市では値切るが勝ち! |
飛騨を代表する合掌造りの家 |

日本の自動車道路最高点に位置する乗鞍スカイラインへは,高山から約1時間かかります。あの晴れていた夏空は,いつのまにか厚い雲に覆われた曇り空に変わり,スカイラインに近づくにつれ遂に雨模様に。そして標高が上がるつれ,まわりは濃い霧に覆われはじめました。前も見ずらい濃霧,激しくなる雨に運転は慎重に。厚い雲の中をドライブです。晴れ渡っておれば,さぞかし素晴らしい眺めなのにと思いながらも,高所恐怖症のわたしにとって下が見えないほうが幸いしたんだと,自分自身を納得させることに。
終点の畳平は標高2702m。駐車場は広いけど,悪天候にもかかわらず,ほとんど埋まっていました。イワツバメが円を描き,飛び盛っています。頂上付近には,まだところどころに残雪を垣間見ることが。そしてその横には,高山植物がけなげにも,美しい小さな花を咲かせていました。
また来た道を戻り,スカイラインの入り口に着いた時点で,雨も止んでいます。本当は乗鞍スカイラインから乗鞍エコーラインに入り,乗鞍スーパー林道を通って,野麦峠を越える方法もあるけれど,山の上の悪天候を考え,安全優先にもと来た国道を通り,高山経由でキャンプ場に向かうことに。
<チェック>
・乗鞍スカイラインは,やはり朝早く行ったほうが得策。遅くなれば畳平の駐車場が満杯になり,2km以上渋滞するため。
・高山市内での食材調達は“スーパーさとう”というところが大きく,品揃えも良くお勧め。
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濃霧で前も見ずらいスカイライン |
雨の鶴が池 |
美しい畳平のお花畑 |

四日目。今日が最終日です。朝からせっせと撤収にかかります。テント・タープを乾かし,荷物を車に積め終わったのは10時頃。キャンプ場をチェックアウトし,再度,高山市内に向かいます。
というのはビールをこよなく愛する家内が,どうしても地ビールを買いたいとの強いリクエスト。まずは飛騨高山の「古里古里の国」のビール工房に立ち寄り,「古里古里の国」ビールを購入。日本一小さな地ビール工房がココです。このビールは本当にまだマイナーな地ビールで,ここでしか手に入りません。
そして,次は「銀河高原ビール」の飛騨高山工場を訪問。ビアレストランでランチバイキングを戴くことに。別料金でもちろん銀河高原ビールも,飲むことができます。この銀河高原ビールは,今でこそメジャーになり,中元歳暮時期にはデパートの店頭でよく見かけます。ここでも,また銀河高原ビールをお土産に。家で美味い地ビールが飲めるとなると,家内の機嫌も上機嫌。まことに調子のいいキャラクターです。
今回の旅行で予定していた,全イベントは無事終了。次はひたすら帰路に。庄川インターから東海北陸道に入り,名神高速を走り,家に着いたのは7時半ごろでした。なんとかこの旅行期間,まずまずの好天に恵まれ,十分過ぎるほど観光スポットを回りあさりました。奥飛騨,上高地,高山,乗鞍というように,“アイミックス自然村南乗鞍オートキャンプ場”を拠点に,かなりハードだったけど,北アルプスの自然の下,十分に夏の思い出を作ることができました。特に上高地については,是非,これからも何度か訪れてみたい地です。あの穂高連峰の壮大な景色は忘れることができません。あの梓川の澄みきった水の冷たさは忘れることができません。何年後になるか分かりませんが,必ずもう一度来てみて,上高地の自然に触れてみたいと思います。
<チェック>
・キャンプ場から東海北陸道の庄川インターまで約1時間45分。キャンプ場から中央自動車道の中津川インターまでは約1時間半。つまり,中津川インター利用の方がキャンプ場に近く早い。
ちなみに,今回の旅行の全走行距離は1120kmなり。運転,とっても疲れました。その上に懐具合もかなりハードな旅となりました。チャン,チャン (^_-)-☆