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Moonlight phantasm girl




目次

舞台と登場人物
プレイヤーキャラクター
シナリオ
タイトル
一日目
二日目
三日目
四日目




舞台と登場人物

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舞台:
 ストラディウム本島の内陸部、かろうじて海が見えるか見えないかという山中。霧に道を誤り、ある屋敷の前にたどりついたところから物語は始まる。
少女:
 館の主である貴族の一人娘で現在の館の主。穏やかな笑みを浮かべた、はかなげな美しい少女。いつか館を出て、海へ(そして大都ストラディウムへ)行くことが夢。

家庭教師:
 少女の家庭教師。厳格な身分制を重要視している。少女を「貴族の子女として恥ずかしくない」存在にすることが生きがい。

メイド頭:
 メイド頭。庭師と夫婦。館の裏の小屋に住む。

メイド。
 メイド。
庭師:
 庭師。




プレイヤーキャラクター

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なんでもあり。
学者系のPCには事前情報(別紙――まだhtml化してません)あり。




シナリオ

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月の光がわたしを自由にしてくれるの―FarRoadstoLordScenario 19971213
ストラディウム本島の一地方。ストラディウム山脈の中部東面。周辺の村落に伝わる濃霧の伝説。大暗黒期当時の様子を伝えるとされる。
昔々のこと、天の底が抜けたかのような大雨と、大地を打つ雷の荒れ狂う嵐の夜があった。その激しいこと、嵐の中では伸ばした手の先も見えないほどだった。 三日が経ち、嵐が収まったとき、村の者たちは森の中に深い深い霧がたゆたうのを見出した。どういうわけか、霧はどんなに晴れた日にも消えることなく、そこへ入ったものは二度と戻ってくることはなかった。ただ、そこはありとあらゆる苦痛と恐怖、喜びと悲しみ、怒りと憎しみ、愛するものを慈しむ心、そういったものに満ち溢れていたといわれている。森の中には貴族の屋敷があったが、それ以来誰も近づけず、また誰も出てはこなかった。そしてなにがあったのか、今では崩れた壁が残るのみである。 残された壁については、屋敷が二階建てであったこと、その北面東端の一部であることがわかっている。装飾などはほとんどが剥離して残っておらず、何枚かの窓が破損を免れているだけ。
貴族の居館。そこに生まれた少女。大都へいく直前に館は霧に包まれ、いつか海を見ることを夢見て死んだ。館も崩壊し、遺跡(東北角の壁が比較的良く残っていて、一部は二階の窓や屋根も)が残るのみ。 たゆたう少女の思いが幽魔を呼んだ。その地に残る彼女の姿を利用して旅人を食い物にしている。


一日目:
夜。夜空に気付くか? ラウンジでの会話。館の絵に気付くか? 踊り場の絵。感情の上限値が減る。

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シーン1 霧を抜けて
霧に巻かれて道に迷う。霧を抜けると南西に一軒の館が見える。感情+1d6。
二階の手前側のガラス窓がひときわ大きい。
ふと気付くと、周りにご同類らしい人影が数名。
夜空に気がつくか? 月の欠け方、場所がおかしい。
森に囲まれている。その奥はぐるりと霧が立ち込めている。

シーン2 玄関前
大きな扉に真鍮のノッカーがついている。知識があるなら少し古風な装飾であるとわかる。
鳴らすとしばらくして扉が開き、メイドが一人顔を覗かせる。「どちら様でしょうか」「少々お待ちください」
やがて主らしい少女が出迎える。ほかの大人(メイド頭、メイド、家庭教師)は冷たい反応。
「霧が晴れたのですか?」
「あの霧がある限り外へは出られないのです。外からやってくることはできるのですが」
「ええ、何人もいらっしゃいますよ」
「近いうちに会えるでしょう」
ホール:
正面右手に階段、奥に短く廊下が続く。階段の手前、瀬戸物の花瓶に白い花がファルナロの形に生けてある。

シーン3 夕食
夕食。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。
少女と家庭教師は既に食事を終えているので同席しているだけ。お茶を飲んでいる。メイド頭が控える。食事は急に用意したとは思えない正式なもの。ワインもつく。家庭教師は口うるさい。 一通りの食事が済むまで少女は口を開かない。それが済むと、食後のお茶を勧めながらどこから来たのかといった話をする。
一回り話を聞くと、詳しく話を聞きたい、といって一人をラウンジへ誘う。「メイドに部屋を用意させてあります。お疲れでしょうから、今晩はゆっくりとお休みください」 「お嬢様、あまりこのような……」「少しならかまわないでしょう? わたしは外の世界を知りたいのです」「それでしたらわたくしがいつでも……」「実際に外から来た方のお話を聞くのは、部屋の中で書物から学ぶことと同じくらい重要だと父からも教わっています。今は勉強の時間ではないのですから、主はわたしなのですよ。今夜はもう休みなさい」

シーン4a 踊り場
メイドの案内で階段を上がる。上がりきった踊り場に二枚の肖像画が掲げられている。肖像画は男性と女性。少女の両親か? 貴族らしい。 紋章から家柄がわかるかもしれない。大暗黒期中に没落した。知らない、まあ無教養な人、という目で見られる。
「だんな様と奥様です」「お嬢様のご両親です」「(名前)」「都に行かれたのです」「こちらです」メイドは足早に行ってしまう。

シーン5 ラウンジ
広い。窓際にテーブルと椅子があり、メイド頭がお茶の用意を持ってくる。都や遠い土地の話を聞きたがる。深くうなずき、しみじみと感嘆する。いつか行ってみたい、いつかきっと行ける。
ラウンジ:暖炉の上(above)に大きな館の絵が掛けられている。霧は立ち込めていない。暖炉の上(on)に瀬戸物の花瓶が置かれていて、白い花がファルナロの形に生けてある。月の欠け方がありえない形、位置もおかしい(星空との関係)。館の外の夜空と同じ。 絵に触れると幻を見る。霧が立ち込める前の館、両親らしき男女(踊り場の絵)とストラディウムでの再会を約する少女、旅立つ男女、見送る少女、襲いくる嵐、立ち込める霧、サンルームで彼方を見つめる少女、その傍らのテーブルに花瓶とファルナロの形の白い花、彼女の見つめる先にははるかに霞んで海らしきものが見える、「いつか……、いつか……」
我に返る。「どうかされたのですか?」少女の薄い笑み。

シーン4b 客室前
「どうぞ」メイドが客室の扉を開ける。一人一部屋。手前はソファ・テーブル・暖炉などの備えられた応接間風の作りで、瀬戸物の花瓶に白い花がファルナロの形に生けてある。扉を隔てて奥が寝室。 「お嬢様も、すぐに後から都へ上られることになっていたのですが」

夢。
明るい昼、館の廃虚。霧など漂わない森。その先に見える、途中で立ち寄った村。
暗い夜、聳え立つ館。霧の立ち込めた森。妖しい光を投げかける青白い月。
それら二つがフラッシュバックして重なる。
自分がどこにいるのか、館がどこに建っているのか分からなくなる。
やがてそれらがぐるぐると回り出し、どろりとした万色の色彩が渦を巻いて暗転する。

すべての感情の上限値と現在値に-1d10。

# 館は同じ一日を繰り返す。
# 人間はある程度の揺らぎがある?
# 2日目以降はあちこちの部屋で違和感を感じる。正体はしおれた様子もなく全く同じ姿で生けられた花々。


二日目:
霧は晴れない。メイドがピッチャーと洗面器とタオルとかみそりを持ってくる。朝食。少女と家庭教師は図書室。昼食。サンルームで遠くを見る少女。夕食。感情の上限値が減る。

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シーン6 客室
手前はソファ・テーブル・暖炉などの備えられた応接間風の作りで、瀬戸物の花瓶に白い花がファルナロの形に生けてある。扉を隔てて奥が寝室。
扉がノックされる。メイドがカウンターに乗せてピッチャーと洗面器とタオルとかみそりを持ってくる。「ただいま朝食の準備をしております。しばらくお待ちください」

シーン7 朝食
マフィンとスコーン、バターとマーマレード、ゆで卵と目玉焼き、ハムとベーコン、サラダとピクルス、果汁とお茶。メイド頭が控える。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。

朝食後。「それではご自由におくつろぎください。いつか、霧の晴れる日もくるでしょう。図書室は午前中、勉強に使っておりますが、午後は空いておりますから、興味がおありならどうぞ。それでは失礼いたします」

シーン8 昼食
メイド頭が控える。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。

食事が終わると少女は食堂を出る。階段を上がっていく。

シーン9 サンルーム
サンルーム:天井に達する巨大な窓。少女がガラスに手をついて遠くを見ている。遥かに霞んで海が見える。思いつめたような瞳。名状し難い想い?
瞳を閉じ、こつん、と額をガラスに押し付ける。そのままガラスに身を持たせかけて、しばらく微動だにしない。
「あ……、どうしたのですか?」
「いえ、少し考えていたのです」
「いつになったら、あの向こうへ行けるのかと」
「でも大丈夫です。きっといつか霧は晴れます。海へ行くこともできます」

シーン10 夕食
夕食。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。

食事の内容は前夜と同じ。全く同じ。ワインの銘柄と寝かせた期間も同じ、気付くか?
食後にはお茶が出る。

夢。
明るい昼、館の廃虚。霧など漂わない森。その先に見える、途中で立ち寄った村。
暗い夜、聳え立つ館。霧の立ち込めた森。妖しい光を投げかける青白い月。
それら二つがフラッシュバックして重なる。
自分がどこにいるのか、館がどこに建っているのか分からなくなる。
やがてそれらがぐるぐると回り出す。ピントのずれた渦巻きの、その中心だけがクリアに像を写す。それは廃虚に残った二階東北の窓ガラスであり、自分たちのいる館のサンルームの窓である。どろりとした万色の色彩が渦を巻いて暗転する。

すべての感情の上限値と現在値に-1d10。


三日目:
霧は晴れない。メイドがピッチャーと洗面器とタオルとかみそりを持ってくる。朝食。少女と家庭教師は図書室。昼食。夕食。執務室に消える少女。後を追っても誰もいない。地下室で誰かに呼びかけている。感情の上限値が減る。

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シーン11 客室
手前はソファ・テーブル・暖炉などの備えられた応接間風の作りで、瀬戸物の花瓶に白い花がファルナロの形に生けてある。扉を隔てて奥が寝室。
扉がノックされる。メイドがカウンターに乗せてピッチャーと洗面器とタオルとかみそりを持ってくる。「ただいま朝食の準備をしております。しばらくお待ちください」

シーン12 朝食
マフィンとスコーン、バターとマーマレード、ゆで卵と目玉焼き、ハムとベーコン、サラダとピクルス、果汁とお茶。
朝食後。「それでは失礼いたします」勉強に行く。

シーン13 昼食
メイド頭が控える。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。

シーン14 夕食
夕食。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。

食事の内容は前夜と同じ。全く同じ。ワインの銘柄と寝かせた期間も同じ、気付くか?


食事中に、カタン、と大きな音を立てて少女がスプーンをテーブルに置く。
メイド頭と家庭教師は反応しない。
「どうしていつもいつも! たまには違う物を出しなさい!」といってすたすたと出ていく。
メイド頭と家庭教師は反応しない。

食後にはお茶が出る。

シーン15 執務室
食堂を出た少女は玄関ホールを突っ切って執務室へ行く。ホールの階段手前にファルナロ。
執務室の中には人の気配がしない。入ってみると誰もいない。図書室にも。

シーン16 どこにもない地下室
地下室:少女が何者かに呼びかける。いつになったら「いつか」が訪れるのか、いつになったら解放されるのか。
地下牢へ続くはずの廊下が、なにか異様な空間につながっている。真っ暗で詳しいことは分からない。少女がいるのが分かる。声が聞こえてくる。
「いつかいつかいつか……! いったいいつになったらいつかになるの!? いったいいつまでわたしをここに閉じ込めるのですか!」
話し掛けている相手の気配はない。しかし鋭かった彼女の語調がだんだんと鈍いものになっていく。
「そう……、いつか外に出られる。いつか海へ行ける……」
幕のかかったような瞳でそうつぶやくと、くるりと振り向き執務室のほうへ歩いていく。隠れようとするなら、そう思った瞬間に暗闇に没する。彼女も見えなくなる。隠れようとしなくても彼女は気付かない。
そして彼女が出て行き、執務室の秘密の扉が開いて一瞬白い光が入り、閉じて闇が戻ってきたとき、その闇は地下牢へと続く廊下のそれであることに気がつく。

夢。
明るい昼、館の廃虚。霧など漂わない森。その先に見える、途中で立ち寄った村。
暗い夜、聳え立つ館。霧の立ち込めた森。妖しい光を投げかける青白い月。
それら二つがフラッシュバックして重なる。
自分のいる館の立っている場所が、秩序だった七色の大地―ユルセルームではなく、不規則にうごめく万色の地であることに気がつく。
やがてそれらがぐるぐると回り出す。ピントのずれた渦巻きの、その中心だけがクリアに像を写す。それは廃虚に残った二階東北の窓ガラスであり、自分たちのいる館のサンルームの窓である。どろりとした万色の色彩が渦を巻いて暗転する。

すべての感情の上限値と現在値に-1d10。


四日目:
霧は晴れない。メイドがピッチャーと洗面器とタオルとかみそりを持ってくる。朝食。少女と家庭教師は図書室。昼食。夕食。感情の上限値が減る。

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シーン17 客室
手前はソファ・テーブル・暖炉などの備えられた応接間風の作りで、瀬戸物の花瓶に白い花がファルナロの形に生けてある。扉を隔てて奥が寝室。
扉がノックされる。メイドがカウンターに乗せてピッチャーと洗面器とタオルとかみそりを持ってくる。「ただいま朝食の準備をしております。しばらくお待ちください」

シーン18 朝食
マフィンとスコーン、バターとマーマレード、ゆで卵と目玉焼き、ハムとベーコン、サラダとピクルス、果汁とお茶。
朝食後。「それでは失礼いたします」勉強に行く。

シーン19 昼食
メイド頭が控える。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。

シーン20 夕食
夕食。
食堂:
白いクロスのかかった長テーブル。例によってファルナロ。すべての部屋にあるわけではなく、花があるべきところにはすべてある。

食事の内容は前夜と同じ。全く同じ。ワインの銘柄と寝かせた期間も同じ、気付くか?


図書室:古典。オーソドックスで趣味がいい。貴族のたしなみ・教養。ただし薄暗がりの時代よりも古いものばかり。
以前の犠牲者のメモが残る。

2095年薄紫の月14日
この館に来て3日になるが一向に霧が晴れない。ストラディウムに戻ることができればこの経験は貴重なものとなるだろう、今日から詳細な記録を取ることにする。
まず重要なことはわたしと同行者の記憶による暦と天文との間にずれが生じていることである。ラウンジの絵がなにを示唆しているのか気になる。
[以下、暦のずれについての計算と考察が続く]

2095年薄紫の月15日
同行者の一人が、食事のメニューにバリエーションがないと嘆いている。全く同感だが、このことは看過し得ない問題を提起しているように思える。外との交流が全く不可能なこの館で、食料品をいったいどこから調達しているのか。メイドに尋ねても要領を得ないが、少女の話からするともう何年もこの状態は続いているはずである。不可解極まりない。

2095年薄紫の月16日
みな精神的に不安定になってきている。かく言うわたしもその一人で、些細なことで激昂し、花瓶を割ってしまった。何とかしたいが、脱出の糸口がつかめない。館の住人たちは落ち着いたものだ。長くいるとあのような境地に達するものなのだろうか。
ここ数日、館を歩いているが元々の住人とわれわれのほかには人間を見かけない。少女の言葉によればわれわれ以前の来訪者もまた、この館に立ち往生しているはずなのだが……。少女は「いつか会える」と繰り返すばかり。あの目を見るとぞっとする。

[筆致が乱れている]
先ほど、同行者の一人が叫び声を上げて霧の中に飛び込んでいった。帰ってくる様子はない。後を追うべきなのかもしれないが、あの霧では発見は不可能だ。とにかく外に出られたことを祈るしかない。

2095年薄紫の月17日
朝になるともう一人が消えていた。荷物をすべて残したまま、いったいどこへ行ったというのだ。もはや私一人が残るのみ。彼女は消えた二人にも「いつか会える」と語ったが、今のわたしにはその言葉を深く吟味する余力がない。彼女を信じていいのか、それを考えることすらおっくうになりつつある。もう脱出の手だてを講じることは不可能だ。にもかかわらず書き続けている、これが未練というものか……。
目の前で花がゆれている。名も知らぬ白い花で作られたファルナロとは趣味のいいことだ。そうだ、この花瓶は昨日割ってしまったはず、そういえば昨日の花もファルナロだったな。だがもうどうでもいいことだ。

2095年薄紫の月20日
[ここだけインクがおかしな茶色で、染み込み方が悪いのかにじんでいる]
3日前にインクが切れた。ここで借りたインクは翌日にはすべて消えてしまう。たった今まで気付かなかったとは何たる失態。この後に及んで失態もないが……。
だがここに至っても書かねばならない。書くことだけがわたしを消滅から遠ざけるのだ。そう、少女の言葉は確かに当を得ていたのだ。「いつか会える」、確かに先に消えたわたしの同行者たちはわれわれ以前の来訪者たちとまみえたことだろう。あれをまみえたというのかどうかは定かではないが。
いずれ来るものへ、これを見出したなら一刻の猶予も許されぬ、すぐにここを出るのだ。さもなければわれわれを―われわれ以前のすべての来訪者を訪れた運命が、等しく君たちにも訪れるだろう。方法は分からない、だが鍵はあの少女だ。この館で、生きているのは彼女ただ一人(この言い方は正確ではないが、今は詳しく書く時間がない)、●◆[インクの染み、その先は系統立てて書くことを放棄したらしく、断片的な単語が並んでいる]
この館は、大暗黒期の名残、ユルセルームとは異なる、重ね合わさる、場所、二つの、 座標の原点となる、想い、もの、そこで重なる鍵、両方に存在する、鍵を破壊、世界は元


テラス:森と霧。午前中は庭師が植え込みを剪定している。

執務室:地下室への階段。地下倉の鍵。

主人の私室:

広間:

ゲストルーム:楽器。きれいに磨かれているが、ずいぶんと使われていない。

メイドの部屋:

厨房:大きな水瓶。一日経つと水位が元に戻る。塩漬け肉、野菜、酒、塩、香辛料などなどもしかり。

地下倉:ワイン樽、その他食料、大道具など。鍵のかかった一角、地下牢へ。

地下牢:鉄格子のはまった部屋が4つ。廊下は続いて執務室へ出る。


NPC行動表:
朝食午前昼食午後夕食
庭師小屋テラスで剪定小屋図書室の外を剪定小屋
メイド頭厨房,食堂図書室厨房,食堂少女の近く厨房,食堂
メイド客間,厨房部屋掃除厨房地下倉,厨房厨房
家庭教師食堂図書室食堂自室食堂



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