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'Sunshine phantasm girl' review
もしかしたら期待されたかも知れませんが、プレイ結果といっても大した内容ではなく、結末の付け方について、一例を挙げるにすぎません。
「泉(2) "対決"」のシーンで、
「フェルナールを放せ、おまえのやっていることはフェルナールを幸せにしない!」
とがんばるPC1を
「今あたしがいなくなったら、ここの村の人たちはこの子を殺しちゃうわ。この子は自分で告げるでしょうしね、あの二人を殺したのが誰かって。そうなったとき、冷静に事情を聞いて今までのこの子に対する仕打ちを反省することを期待するほどあたしは人間を評価してないわ。あなただってそんなことが実現できるなんて思ってないでしょ? それなのにあたしに出ていけって言うなんて、フェルの味方だと思ってたのに結構ひどい人なのねぇ」
などといじめて楽しんでいたときのこと。
それまで無言だったPC4が、
「ここにこだわらないのならフェルナールはわたしが連れて行く。それなら村人に殺されることもないのだからフェルナールから離れることができるはずだ」
と発言、結局そこに落ち着いたのでした。
最後のシーンのタイトルが「終章、旅立ち」になっているのは、しかし、実は最初からなのです。
シナリオを作り上げたときの心積もりでは、なんとかして平和にブローチを言いくるめることができたらフェルナールが(ブローチの記憶からPC4を父親と知って)「この村にはもういたくないし、あんなことをしてしまってはいられもしないから連れていって欲しい」と言い出す予定だったのですが、PCのほうから話を持ってきてくれたのでとても綺麗に落ち着くところに落ち着かせることができました。
やっぱりマスター主導よりそっちのほうが満足できますからね。
連れ出せばいい、ということに気がついたものの、いったいブローチにどう呼びかけようかとPC4がずっと悩んでいるのにもなかなか感心しました。
ブローチは自分では「ユーナルス」と名乗っているのですが、彼にとってブローチはユーナルスにはなり得ないのでそう呼びたくはない、しかし「お前」や「君」という呼び掛けを一番最初にするのはおかしい、ということで本気で悩んでいたのでした。
そういうところにこだわってくれるのはうれしい限りです。
うれしかったので、結局名前を呼ばずに連れ出す提案をしてきたときに
「あたしを連れていってくれるの? いいわ、じゃあ離れてあげる。でもあたしにも条件があるわ。あたしのこと、名前で呼んでくれる?」
とやってしまいました。これにはちょっと考えただけで「ユーナルス」と呼んでくれたので無事に終わったのですが、後で聞いてみると
「本物のユーナルスに対する呼び掛けは『ユーナ』で、これはブローチには絶対使わない」
とのことで、「やられた!」って気分でした(もちろんいい意味でね)。
その場で気付いてたら突っ込んだろうけど、突っ込まないほうが結果的には綺麗にまとまってますね。
ブローチは本人のつもりでも、気付かなかったってことは結局ブローチとユーナルスがちゃんと分化してることを暗示しているわけですから。
PC4が二人の娘をきちんと育てていけば、三人は皆独立した人格として生きられるようになっていくことでしょう。
というわけで、とても幸せなハッピーエンドでした。めでたしめでたし。
その後、7月4日に別のメンバーともう一度プレイすることになりました。どうやっても脇役だろうと思っていたPC3が、
『ユーナルスの弟で、姉のことを愛していた。そのため姉と他の男の娘であるフェルナールを愛しているものの複雑な感情も抱いており、そのことでフェルナールに妙な引け目を感じている。また一方、フェルナールも性格から積極的に関わることがないため、フェルナールには嫌われていると思いこんでおり、いつも陰から見守るにとどまっている』
……という設定を得て主役級に出世し、一方でキャラクターを立て損ねたPC2と前回に比べると軽いパパになったPC4が存在感を薄れさせ、ずいぶんと違ったセッションでした。結果はというとPC4のフォローがなかったためブローチを破壊する展開になり、エピローグで生き残った村人にすべてを告白したフェルは追放者の焼印を押されて一人村を後にすることになってしまいました。
つくづくいろんな展開があるものです。
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