辛いものカタログ/調味料6
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最終更新日時:2006年 1月 4日 (水) 10:33 PM

Yuzu_Tougarashi.jpg 柚子胡椒は日常欠かせない調味料だが、市販のものではどうも物足りない。第一に辛さが足りない。物足りなくて大量に使うと、「辛さ」ではなく「塩辛さ」が勝ってしまう。そこで自作することになる。辛い柚子胡椒を作るためには何よりも辛い唐辛子を手に入れることだ。エスニック食品店で売られているタイ産の緑色の唐辛子や沖縄の島唐辛子を使う。島唐辛子は沖縄有機農業生産組合のMさんからいただいたものを冷凍してためてある。柚子は季節はずれに買うと非常に高いものにつくので、秋口に柚Yuzukawa.jpg子専門ショップ「ゆず物語」に予約しておく。一昨年10キロ注文して処理しきれず大分腐らせてしまったので今回は5キロ注文。柚子は11月下旬に届き早速作業に移る。冷凍してあった島唐辛子はへたをとって解凍する。柚子は皮を剥く。このときなるべく白い綿の部分が入らないようぎりぎり薄く剥くのがなかなか難しい。剥いた皮はできるだけ細かく刻んでおく。唐辛子と柚子の皮は等量。これを本来はすり鉢でするのだが、そんな悠長なことはやっていられないので柚子の絞り汁を適量入れてミキサーにかける。このとき塩を加える。塩もなるべく吟味したいところだが、今回は土佐深層水の塩というのを使った。沖縄のMさんのところで扱っているアンデスの岩塩も結構である。分量はいい加減。しょっぱくならないよう少なめに入れる。こうしてペースト状になるまでミキサーにかけてできあがった十分に辛い。ジャムなどのビンに小分けして冷蔵庫で保存する。これをスープ、みそ汁、納豆、なんにでも使うのが藪不知の激辛生活である。(2006.1.3)

16 MILLION RESERVE ブレアのホームページでギネスブックに登録された世界一辛いスパイスとあるが、これは液体ではない。中を覗くともう一つカプセルというか小ビンがありその中に半透明の氷砂糖を砕いたような粒が見える。これが純粋のカプサイシンの結晶だという。辛さは1600万スコヴィル。これ自体は「ブレアの午前6時」と同じ値だが、結晶というのがないやら意味ありげである。一粒プールに放り込んだら、プール全体が激辛水になるのではないか。ちなみにお値段は199.99ドル。「午前6時」より100ドル高い。2006/2/3の為替レートで換算すると23,423円。関税と消費税で2,100円取られたからしめて25,523円。まったく我ながら酔狂としかいいようがない。(2006.1.3)

コーレーグース 哀れな唐辛子中毒患者にとって、沖縄はやはり天国だ。沖縄の唐辛子はやはり辛い。どこの食堂に入ってもコーレーグースが置いてあるので、何にでもびしょびしょとかけてしまう。藪不知に情報を寄せてくださった章奴(あきやっこ)さんによると八丈島の「島とう」が世界一辛いという説もあるようだ。それはさておき一月の末に久しぶりに沖縄に行って、すばらしい方とお知り合いになることができた。沖縄有機農業生産組合のMさんだ。ゴーヤーを初めとする沖縄特産の農産物を生産するほか、500坪の唐辛子畑をお持ちだという。「いくらでも辛いのが作れますよ」、というお言葉に甘えてお願いしたら、なんと一升瓶入りのコーレーグースが2本送られてきてびっくり。ほかにも唐辛子漬けの島らっきょうや、沖縄特産品の数々。さらには31種の薬草入り薬用酒もあって、しばらく我が家は沖縄漬けだ。さすがの藪不知も2升のコーレーグースの消費にはどのくらいかかるだろうか。(2004.2.15)

唐辛子のジャム これは珍しい唐辛子のジャム。La Marmellata di peperoncinoという。ジャムだから甘い。しかし唐辛子だから辛い。口に含んだときはジャムの甘み。そのうちに甘さの中に唐辛子のピリ辛味が現れて最後は辛さが口に残る。藪不知にとっては大した辛さではないが、普通の人には結構辛いかもしれない。これはイタリア南部の唐辛子の産地カラブリア在住の知人が、一時帰国の際のおみやげにくださったもの。我が辛いものコレクションに貴重な一品が加わって喜んでいる。(2004.2.15)

日本一辛い黄金一味 京都駅で見つけた「日本一辛い黄金一味」。祇園「味幸」の製品。説明書きによると「『祇園七味』は江戸中期の本草学の学者平賀源内(1728〜1780)の潘椒譜に記載されている唐辛子の種類の中の長之類に指上(さしあげ)と命名した日本一辛い珍しい黄色の鮮やかな唐辛子現代名黄金を全滅の危機から救いこれを栽培し続けてこの福を招くといわれる黄金の唐辛子を用いてすり鉢製法ですりあわせる。国内唯一当家秘伝の幻の七味です。」とあり、さらに「黄金一味は、国内産鷹ノ爪の約10倍もの辛み成分を持つ黄金色の唐辛子です。どうぞ歴史の紐をたぐり寄せ江戸のロマンに舌鼓しておくれやす。」とある。説明通り色は黄金色と呼んでいいうす黄色。かなり細かい粉末状で、比べたわけではないが八幡屋礒五郎の一味より辛そうだ。(2003.11.23)

Blair's6am よせばいいのにまた買ってしまった。3時、4時、5時と続いて今度はついに午前6時。正式には「BLAIRS 6AM RESERVE」という。ブレアのホームページによれば辛さは1050万〜1600万スコヴィル。午前5時が600万スコビルだから実に2倍以上のということになる。もっとも辛さといってもこれを実際味わう人はいないだろう。ブレアでもコレクター・シリーズという位置づけである。藪不知は99.9ドル(送料別)で買ったが、2003年10月4日に再確認すると124.99ドルに値上がりしている。限定999本でこれは写真にある通り132番。4時と5時はすでに売り切れ。オークションサイトでは相当の値が付いているという。4種類並べてみるとこのように。 (2003.10.4)


輪島の唐辛子 右の写真が、輪島の朝市で道ばたで売られていた唐辛子。一束100円。赤い色が実に見事だ。一番左は七尾の食彩市場で売っていたもの。鶴の湯の軒先に干してあったのと同じ形である。売場に魔よけになる、と書いてあった。(2003.10.4)

オーストラリアのホットソース オーストラリアの知人にいただいたホット・ソースのセット。辛い順にHabanero Sauce(Heat10/10)、Per-Peri(Heat9/10)、Guadara Gun Powder(Heat6/10)、Jalapeno Sauce(Heat6/10)とある。(2003.10.4)

与論島のおにのソース 与論島土産の「おにのソース」。与論島の島唐辛子のソースだが、かなり粘度が高くドロドロ。辛さはタバスコよりだいぶ甘い。そのままなめられるが塩気が好ましい。それより何より素朴なラベルがいい。「ヨロンの唐辛子は鬼もはだしで逃げ出す!?」とある。ラベル右下のおにの絵の拡大が下。だれが描いたのだろう。 (2003.2.16)

おに


ジャマイカン・シーズニング やっと見つけた「ジャマイカン・シーズニング(Jamaican Seasoning)」。このビンには「JERK SEASONING」とあるが味と香は以前ジャマイカで買ったのとおんなじ。ラベルの品名は「ジャークシーズニング(ジャークチキンの素)」、原産国はもちろん「ジャマイカ」。原材料を見ると、「スカリオン(あさつき)、唐辛子、食塩、たまねぎ、ピメント、ニンニク、黒胡椒、醸造酢、タイム、香辛料、ハーブ」とある。炒め物に何でも使ってしまうとエスニックな香が溢れる。辛さもなかなか結構。ラベルにはMILDとあるのでHOTもあるのだろうか。秋葉原デパート3階の食料品店で購入。(2003.2.16)

原了郭の黒七味 京都祗園・原了郭の黒七味。その名の通り黒みがかった粉末は、山椒の味と辛みがきいている。JR総武線本八幡駅南口そば屋「瀧森」で購入。650円。店で出されるのも同じもの。
 説明書きにある原了郭の由来を引用すれば、「赤穂義士原惣右衛門元辰の末裔の原家は惣右衛門の一子儀左衛門道喜(後剃髪して了郭と号す)が初代了郭と名のり当時の漢方の名医山脇東洋先生の処方による香煎をこの地において商ない爾来、家業として専念し一子相伝を守り今日に至る」とある。 (2002.11.4)

カラブリアのN'DUJA イタリア旅行の土産にいただいたカラブリア(Calabria)の「N'DUJA」。「ンドゥリャ」と読むそうだ。これは調味料2で紹介したローマのリストランテで分けてもらったものや、調味料5で取り上げが「カラブリアの唐辛子ペースト」と同じものだ。
 パックの上から触るとプヨプヨとした柔らかな感触。血液かワインが薄まったような色の液体が染み出している。パックを開けると湿った塊。腸詰めのように袋に詰められている。中身は辛さも塩加減もちょうどよく、そのまま食べてもビールのつまみになる。そして食べてみるとわかることだが、単なる練り唐辛子ではなく何か動物性のもの(脂肪も)が練り込まれている。
 カラブリア在住の知人に教わったことだが、これはサルシッチャという腸詰めの生ソーセージの一種なのだそうだ。現地での食べ方は、パンに塗ったり、パスタのゆで汁とオリーブオイルでなめらかに溶いて、パスタに混ぜたりするそうだ。パスタは藪不知も試してみたが、大変結構。辛さを求めて大量に入れたらちょっとしょっぱくなってしまったが。メーカーによってはもっと辛いのもあるらしい。
 ところでカラブリアはイタリア南部の州の名前。シシリア島の向かい側、ちょうど長靴のつま先にあたるところだ。唐辛子の産地として有名で「ペペロンチーノ・アカデミー」というサイトを見るとそれがよく分かる。そしてあの中村俊輔が活躍するセリエAのレッジーナこそカラブリアのチームなのだ。(2002.11.5)

オイル漬け これもイタリア旅行の土産にいただいたもの。Peperoncini farcitiとラベルにあるのが名前か。プチトマトより一回り大きいくらいの丸い唐辛子のオリーブオイル漬け。その唐辛子の中をくりぬいて詰め物がしてある。肉か? 魚か? どちらかというとツナのような味だが、果たして。切り分けてそのまま食べると、塩気もちょうどよくビールによくあう。あっという間に食べてしまった。 (2002.11.4)

イタリア土産三種 イタリア土産三種。中央は上で紹介した。写真では分かりにくいが、左側の瓶はシシリア島パレルモの「唐辛子屋台(そんなものがあるのか)」で買ってきてくれたもの。唐辛子の他、干しぶどうや松の実、その他数種類のフルーツ(のようなもの)がごった煮のように詰め合わされている。中身は好みで選んで詰め合わせるのだそうだ。激辛とはいかないがなかなか結構な辛さ。
 右側は唐辛子のオリーブオイル漬け。ラベルには「U MAFIUSU」とある。唐辛子は大型のものを刻んでいるようだ。それにしてもイタリアは、タイ、インドネシア、韓国などに勝るとも劣らない唐辛子天国のようだ。改めてゆっくりと旅してみたいものだ。 (2002.11.4)

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