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日本には学名にして10種のサルビアが自生するそうだ.
うちの近くの園芸店でお目にかかる事はまず無いが,実は近所の野山に自生しているものもある.最近海外から,「日本のサルビアを入手したい」というメールが来るようになった.少しは種を送ったりしたが,もともと自分が大して気に掛けてなかったのですぐに無くなってしまった.
そんなこともあって日本のサルビアを自分の手で育てて,自分の言葉で語れるようになりたいと思う.
日本のサルビアは,何とかアキギリ(秋桐)とか,何とかタムラソウ(田村草)というのが多い.
アキギリの由来は,秋に桐に似た花を咲かせるからだそうだ.桐はゴマノハグサ科で,5月頃に淡紫色の花が咲く.花の形はあまり似ていないような気もするが,五三桐(ごさんのきり)の家紋はサルビアのシルエットに似ていると思う.一方,タムラソウというのはキク科のアザミに似たような花を咲かせる植物.花は似ても似つかないが,複葉になる葉の形が似ているから同じ名が付いたのかもしれない.
ちなみに,アキギリという名の付くサルビアは,以下である.
- アキギリ (Salvia glabrescens )
- キバナアキギリ (Salvia nipponica )
- シナノアキギリ (Salvia koyamae )
タムラソウが付くサルビアは,以下である.
- ハルノタムラソウ (Salvia ranzaniana )
- ナツノタムラソウ (Salvia lutescens )
- アキノタムラソウ (Salvia japonica )
- シマジタムラソウ (Salvia isensis )
- タジマタムラソウ (Salvia omerocalyx )
- ヒメタムラソウ (Salvia pygmaea )
ここで9種が挙がったが,残り1種は,
である.
コウジュは香需と書くが,同じシソ科にはナギナタコウジュやイヌコウジュというのがある.特にナギナタコウジュは全草に香りがある生薬だそうだから,名前はそこから来ているのだろうと思う.
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